世界・海外・国外の文学賞

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アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ

Ernest Miller Hemingway

ペンネーム: リング・ラードナー・Jr.高校時代の学校新聞などで用いた署名

プロフィール

性別
男性
生誕
1899-07-21 (イリノイ州オークパーク)
死没
1961-07-02 (アイダホ州ケチャム) 61歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
カトリック 1927年受洗
居住地歴
オークパーク(幼少期) → パリ(在外作家時代) → キーウェスト(1930年代) → ハバナ(フィンカ・ビヒア) → サンバレー / ケチャム(晩年)

経歴

職業
小説家, 短編作家, ジャーナリスト
活動期間
1917年〜1961年
影響を受けた人物
マーク・トウェイン, シャーウッド・アンダーソン, ジェラルド・スタイン(メンター), エズラ・パウンド, ジェームズ・ジョイス
影響を与えた人物
J・D・サリンジャー(影響を受けた作家), 20世紀後半の多くの米国作家(ヘミングウェイの簡潔な文体を模倣)

学歴

オークパーク・アンド・リバー・フォレスト高校
期間: 1913–1917
卒業年: 1917
国: アメリカ合衆国
高校卒業後、短期間『The Kansas City Star』で記者として勤務

受賞歴

戦功十字章(イタリア)
1918
主催: イタリア王国(当時)
結果: 受章
銀メダル(軍事勇功、イタリア)
1918
主催: イタリア王国(当時)
結果: 受章
ピューリッツァー賞(フィクション)
1953
対象作品: 老人と海
部門: Fiction
主催: コロンビア大学(ピューリッツァー賞委員会)
結果: 受賞
ノーベル文学賞
1954
対象作品: 『老人と海』をはじめとする業績
主催: スウェーデン王立科学アカデミー(ノーベル財団)
結果: 受賞
ブロンズスター
1947
主催: アメリカ合衆国国防省
結果: 受章

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 老人と海 (Il vecchio e il mare)

    キューバの老漁師サンチャゴは長年不運にあえぎながらも一頭の巨大なマーリンを釣り上げる。帰路で鮫に襲われる過程を通じて、老い、孤独、誇り、自然との対峙を簡潔で力強い文体で描き、人間の尊厳と敗北の意味を問う寓話的長編。

    孤独自然との対峙誇りと尊厳老い闘い
  1. 受賞作: The Old Man and the Sea(老人と海)

    キューバの老漁師サンチャゴと巨大な魚との孤独な闘いを描く短編小説。簡潔な文体で誇り、挫折、尊厳を象徴的に表現し、自然との対峙を通じて人間の持続力と意味を問いかける。普遍的な寓意を伴うヘミングウェイの代表作である。

    孤独自然との対峙誇りと敗北寓話的要素
  1. 受賞作: 老人と海 (The Old Man and the Sea)

    キューバ沖で大魚と孤独な闘いを繰り広げる老漁師サンチャゴの姿を通じて、人間の誇り・挫折・尊厳を描く寓話的長編。簡潔な文体と象徴的な描写で、闘争そのものに宿る意味を静かに問う作品である。

    老人はガルフストリームで小舟に乗り、一人で漁をしていた。

    128ページ
    闘争と誇り孤独自然との対決弱さと尊厳

作品

代表作

日はまた昇る

1926年 小説(現代小説、亡命世代文学) 251ページ

第一次世界大戦後の亡命者たちの虚無感と友情、情欲を描く。パンプローナの闘牛祭などが舞台。

失意男性性放浪闘牛
映像化・舞台化
  • [映画] 日はまた昇る(映画) / Henry King (1957)
翻訳
  • 日はまた昇る

武器よさらば

1929年 小説(戦争文学・愛の物語) 355ページ

イタリア戦線を舞台にした戦争と愛の物語。傷と喪失、運命の不可避性を描く半自伝的小説。

戦争喪失運命
映像化・舞台化
  • [映画] 武器よさらば(映画) / Frank Borzage (1932)
翻訳
  • 武器よさらば

誰がために鐘は鳴る

1940年 小説(戦争小説) 480ページ

スペイン内戦を背景にした英雄的かつ悲劇的な物語。義務と犠牲、愛と死をテーマに描く。

義務犠牲
映像化・舞台化
  • [映画] 誰がために鐘は鳴る(映画) / Sam Wood (1943)
翻訳
  • 誰がために鐘は鳴る

老人と海

1952年 小説(中編・寓意的物語) 127ページ

キューバの老漁師サンチャゴが巨大なマグロと孤独な戦いを繰り広げる寓意的物語。名誉と人間の尊厳を描く。

孤独闘い尊厳自然
映像化・舞台化
  • [映画] 老人と海(映画) / John Sturges (1958)
翻訳
  • 老人と海

全著作

  • Three Stories and Ten Poems (1923)
  • in our time (1924)
  • In Our Time (1925)
  • The Torrents of Spring (1926)
  • 日はまた昇る (1926)
  • Men Without Women (1927)
  • 武器よさらば (1929)
  • Death in the Afternoon (1932)
  • Winner Take Nothing (1933)
  • Green Hills of Africa (1935)
  • To Have and Have Not (1937)
  • The Fifth Column and the First Forty-Nine Stories (1938)
  • 誰がために鐘は鳴る (1940)
  • Across the River and into the Trees (1950)
  • 老人と海 (1952)

翻案

  • 『老人と海』の映画化(1958)
  • 『誰がために鐘は鳴る』の映画化(1943)

作風・主題

文体
簡潔で抑制的な文体(アイスバーグ理論)簡潔な短文と対話による意味の構築
頻出モチーフ
自然(狩猟・釣り)戦争とその後遺症死と喪失男性性と儀式闘牛

健康

  • ヘモクロマトーシス(診断)
    1961(診断)
    身体的・精神的な衰弱に寄与した可能性がある
  • 多回の脳外傷(頭部外傷・衝突)
    1918–1954(複数回)
    晩年の認知機能低下や精神症状を悪化させた可能性
  • アルコール多飲(アルコール依存傾向)
    生涯を通じて(特に晩年)
    健康悪化、精神疾患の増悪、および社会的・職業的機能の低下に寄与

評価・遺産

簡潔で抑制された文体とアイスバーグ理論に基づく物語技法によって20世紀アメリカ文学に大きな影響を残した。代表作は現在も広く読まれ、研究・文化的言及の対象となっている。

記念館・博物館

  • ヘミングウェイ生家(Hemingway Birthplace Museum) イリノイ州オークパーク
  • フィンカ・ビヒア(見学施設・記念地) キューバ・ハバナ近郊
  • ヘミングウェイ・ハウス(キーウェスト) フロリダ州キーウェスト

関連学会

  • ヘミングウェイ研究会

資料所蔵先

  • ジョンF.ケネディ大統領図書館(ヘミングウェイ文書)
  • ヤール大学ベイネッケ図書館(アメリカ文学コレクション)
  • ミズーリ大学などの各種コレクション

大衆文化への影響

  • ハバナのエル・フロリディータにあるヘミングウェイ像
  • 『老人と海』などの映画化や舞台化

引用

  • 氷山の一角理論:作家は知っていることを省略できる。読者はそれを感じ取る。
    出典: 『午後の死』 (1932年)
  • 世界は誰にでも人を壊すが、その壊れた所で多くの者は強くなる。
    出典: 『武器よさらば』 (1929年)

豆知識

  • 1922年、パリのリヨン駅で旅行中に原稿を入れたスーツケースを紛失し、多くの初期作品を失った。
  • 1954年にノーベル文学賞を受賞した。