プレミオ・バンカレッラ
ぷれみお・ばんかれっら
イタリアの年次文学賞。1953年創設。ポントレモリで書店員の投票により受賞作が決定される。
- 創設年
- 1953
- 主催
- フォンダツィオーネ・チッタ・デル・リブロ(Fondazione Città del Libro)
- カテゴリー
- 文学総合・文芸総合
- 選考方式
- 投票
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 1月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Premio Bancarella は1953年に創設されたイタリアの文学賞で、トスカーナ州ポントレモリで毎年開催される。6冊が短縮候補(Premio Selezione Bancarella)として選ばれ、書店員(librai)の投票で最終受賞作が決定される。授賞式と受賞作の発表は7月の最終週末に行われる。関連賞として料理部門の Premio Bancarella della Cucina(2006年開始)、Premio Bancarellino、Premio Bancarella Sport などがある。
賞品
- 主賞品
- トロフィーおよび名誉(書店員による選出で授与)
- Premio Selezione Bancarella(6冊の短縮候補)への選出
- 授賞式での発表・メディア露出
- 書籍の販促・注目度向上
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| ノミネーション(短縮候補の選出) | 関係者・委員または書店員(詳細の選出プロセスは公開されていない) | — | 短縮候補(Premio Selezione Bancarella)の選出が事前に行われる(詳細は年ごとに異なる) |
| 最終選考(書店員の投票) | 書店員(librai)の投票 | 約16.7%(短縮6冊から1冊が最終受賞) | 授賞式の最後の夜に会場で発表 |
選考基準
- 審査基準の詳細は公表されていないが、書店員の投票で決定される点が中心
- 文学的価値や読者への訴求力が評価される傾向がある(公表基準ではない)
- 短縮候補6冊からの選出という方式
応募のヒント
推奨
- 読者を意識した分かりやすい表現と物語構成を整える
- 原稿の校正・編集を入念に行う
- 出版社や販売担当者と連携して販促を検討する(書店員の目に留まるため)
注意
- 校正や編集を怠る
- 著作権侵害や盗作を行う
- 実際の販売や読者を想定せず堅苦しい文章に固執する
審査員から
- 書店員(審査に関わる者)は読者に勧めやすい、販売促進につながる本を高く評価する傾向がある
- 文学的な質と同時に読者への訴求力を意識すると良い
関連の賞
- Premio Bancarella della Cucina
- Premio Bancarellino
- Premio Bancarella Sport
公式情報
http://www.premiobancarella.it/過去の受賞者
シチリアの名門一家を中心に、経済的成功と社会的野望、家族内の葛藤を描く歴史長編。産業発展と人間関係の衝突を通じて19世紀から20世紀初頭の社会変動を描き出す。
イタリアの小説家。シチリアを舞台にした歴史小説で広く知られ、家族史や経済史を描く長編で評価を得ている。
個人的な体験や人生観を率直に綴ったエッセイ風の作品。自己肯定や選択の重要性をテーマに、読者に寄り添う語り口で日常と自己変容について綴る。
著者でありメディアパーソナリティとして活動する人物。詳細な経歴は限られているため、主に執筆・メディア活動の範囲で知られる。
過去に埋もれた真実を追うクライム・スリラー。女性捜査官や捜査チームが深層に潜む秘密を掘り起こす中で、被害者と加害者の複雑な人間像が浮かび上がる緊迫した物語。
イギリス出身の推理作家。シリーズものの犯罪小説で知られ、リアリスティックな捜査描写と緊張感ある展開が特徴。
ユーモアと人間味を織り交ぜたミステリー作品。巧妙なプロットと魅力的な登場人物により、読者を惹きつけるエンターテインメント性の高い一作。
イタリアの推理作家。コージーなミステリから人物描写を重視した作品まで幅広く執筆し、シリーズものなどで人気を集める。
故郷に戻った主人公が夫の死に隠された謎を追うサスペンス。地方社会の秘密や家族の過去が次第に明らかになり、復讐や赦し、罪と償いを巡る重厚な人間劇が展開される。
スペインの作家。地方色豊かな舞台設定と緻密なプロットによるサスペンス作品で国際的に評価されている。
フィレンツェを舞台にメディチ家の台頭と権力闘争をドラマティックに描いた歴史作品。政治的策略や家族の野望を通してルネサンス期の人間模様と文化的背景を再現する。
イタリアの作家。歴史を題材にした物語で知られ、とくにルネサンス期を舞台にした長編で注目を集めている。
隣に住む女性との出会いや交流を通じて、人間関係や世代間のずれ、日常の細やかな感情を温かく描く長編。ユーモラスな要素と共に登場人物の成長を描く作品。
イタリアの作家。ユーモアと人間観察に富んだ作品で知られ、登場人物の心理や日常の機微を描くことに長ける。
家族や母性、過去の傷と向き合う人々を描く現代小説。主人公の再生と他者との関係の再構築を繊細に追い、日常の中にある強さと弱さを浮かび上がらせる。
イタリアの小説家。家族や女性の心理をテーマにした作品を多く手がけ、大衆文学の分野で知られる。
哲学的な視点から愛について考察するエッセイ。愛の多様性や倫理、親密さと喪失を理性と感情の交差で探り、個人的体験を交えて愛の本質を問いかける一冊。
イタリア出身の哲学者で作家。倫理学や愛、女性問題に関する著作やエッセイで知られる。学術と一般向け著述の両面で活動。
誤解やすれ違いを経て愛と赦しに向き合う主人公の成長を描くロマンチック・コメディ。ユーモアを交えながら人間関係の機微と再生を温かく描写する作品。
イタリアの恋愛小説作家。大衆向けのロマンス作品を中心に執筆している(詳細な経歴は限定的)。
『L'uomo che curava con i fiori』は花や植物を通じた癒しと再生をテーマにした物語で、主人公が自然の力や小さな行為を介して傷ついた人々の心を癒していく過程を描く。自然療法や共同体の温かさ、日常の中の静かな奇跡を穏やかに綴るヒューマンドラマである。
イタリアの作家。作品で自然や癒し、人間関係を主題に扱うことがある。
『La gita a Tindari(Excursion to Tindari)』はシチリアを舞台にしたミステリーで、署長モンタルバーノが地域に潜む秘密や人間関係を解き明かしていく。風景描写とユーモア、社会批判が溶け合い、地域性と普遍性を併せ持つ人間ドラマとして読まれる一編である。
シチリア出身の小説家。署長モンタルバーノ(ミステリ)シリーズで国際的に評価され、地域描写とユーモアを織り交ぜた作風が特徴。
『Il ragno(Angels Flight)』はハリー・ボッシュを主人公とする硬質な犯罪小説で、著名弁護士の殺害事件を巡る捜査の過程で過去の未解決事件や司法の矛盾が浮かび上がる。正義の在り方や個人の信念が重厚に描かれる警察小説である。
アメリカの犯罪小説作家。元新聞記者で、ハリー・ボッシュシリーズなどの長年の代表作で知られる。
『Il martello dell'Eden(The Hammer of Eden)』は自然や地震を巡る脅威と、それを利用しようとする人間の陰謀を軸に展開するスリラー。緊迫したサスペンス展開の中で、個人の葛藤や陰謀の全容が明らかになり、環境問題や倫理的責任が問われる。
イギリスの小説家。歴史小説やスリラーの分野で国際的に高い評価を受けるベストセラー作家。
『Senza perdere la tenerezza』は暴力や不正が蔓延する背景で、人間性や優しさを失わないことの意味を問う作品。探偵小説的な要素と社会批評を兼ね備え、登場人物たちの悲哀と連帯を通じて困難に立ち向かう人間像を温かく描き出す。
メキシコの作家・ジャーナリスト。社会派ミステリや歴史小説で知られ、労働や政治的主題を扱うことが多い。
『I nostri giorni proibiti』は戦後イタリアの忘れられた出来事やタブーに光を当てる回想・評論的作品。ジャーナリスティックな視点で政治的事件や社会の軋轢を掘り下げ、公的記憶と個人的記憶の狭間にある真実や倫理を問い直す。
イタリアのジャーナリスト・作家。戦後史や政治を扱うノンフィクションや評論で知られる。
『Sensualità』は官能性と感覚の世界を主題に、人間の欲望や肉体性が個人の自己形成や社会的規範とどのように交錯するかを探る文学作品。繊細な心理描写と情感豊かな場面描写により、性愛や禁忌、倫理的葛藤を時に挑発的に表現する。
イタリアの作家・評論家。感覚や欲望、美学を主題にした作品を手掛けることがある。
『Il mondo di Sofia(ソフィーの世界)』は哲学入門を物語形式で提示する長編で、主人公ソフィーが次々と届く謎めいた手紙を通して古代から現代までの哲学者と思想を学んでいく。ミステリー要素と思想探求が融合し、読者に存在や現実について考えさせる寓話的な作品。
ノルウェーの作家。哲学を題材にした児童・若年向け作品『ソフィーの世界』で国際的に知られる。
『Il cliente』は少年が殺人に関する重大な秘密を偶然知ってしまい、連邦捜査局と犯罪組織の圧力に晒される法廷サスペンス。若者と弁護士の関係、司法制度の裏側、倫理的ジレンマがスピーディに描かれ、緊迫した手続き描写と人間ドラマが両立する。
アメリカの小説家。元弁護士で法廷サスペンス作品の第一人者。国際的なベストセラー多数。
『La bruttina stagionata』は中年の女性の視点で綴られる風刺的な小説で、外見や老い、恋愛、家族関係をユーモラスかつ辛辣に描く。日常の細部や人間関係の機微を通して社会的期待や自己受容、再出発の可能性を問う作品で、軽快な語り口と皮肉に満ちた観察が読者の共感を誘う。
イタリアの小説家。ユーモアと風刺を交えた語り口で社会や日常を描く作品で知られる。
感覚と記憶を主題にした文学作品で、官能的な体験や感性の細部を通じて個人の内面世界を描く。言語による感覚の再現を試み、欲望と記憶、自己認識の交錯を繊細な筆致で綴る。
イタリアの作家・映画監督。文学作品や映画脚本で知られ、感覚や情感を描く作風が特徴的である。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(イタリア統一期の王)の生涯と政治的手腕を史料に即して分析する伝記研究。外交・軍事・内政における戦略や謀略を検証し、統一過程での彼の役割と人物像の複雑さに光を当てる。
美術評論家によるエッセイ集。絵画や彫刻と向き合うことで鑑賞のあり方を問い、作品の読み解きとともに鑑賞者の態度や文化的価値を巡る議論を展開する。批評的で刺激的な論考を収録する。
イタリアの美術評論家・政治家。鋭い批評と歯に衣着せぬ発言で知られ、メディアや政治の舞台でも注目される論客である。
三人の編集者が、戯れに諸陰謀や秘儀を組み合わせて『世界史の陰謀』をでっちあげるが、その創作が次第に現実の危険を招くまでに拡大する物語。歴史解釈、記号論、知識人の責任を問いかける知的サスペンス長編。
イタリアの小説家・記号学者。『薔薇の名前』などの作品で国際的に知られ、中世研究や記号論の研究でも著名である。
(想定される内容)偉大な罪人たちと大聖堂という対照的なモチーフを通じて、宗教・権力・贖罪の関係を考察する文化史的エッセイ集。建築史や伝承を参照しつつ、宗教空間の象徴性を論じる。
ジャーナリストによるノンフィクションで、犯罪組織や権力構造の実態、そこに伴う孤立や暴力を現場取材と証言をもとに描き出す。社会の暗部と正義の課題を問うルポルタージュ的作品。
長年にわたり報道と評論で活躍したイタリアのジャーナリスト・作家。テレビでも著名な存在であった。
魔女を主人公に据えたフィクションで、魔術的要素と恋愛を通じて人間関係や社会的タブーを描く作品。ユーモアと皮肉を交えながら、欲望と道徳、個人の選択が引き起こす葛藤を繊細に描写する。
イタリアの映画監督・脚本家で、多作な映画作品や文学作品で知られる。
著者自身の政治経験や観察をもとに綴られた随筆集・回顧録シリーズの第3巻。政局の内幕、政策決定の背景、政治家としての視点を率直に語り、戦後イタリア政治の複雑さと実務の側面を描く。
イタリアの政治家。複数回首相を務め、戦後イタリア政治を長年にわたり牽引した中心的人物。
古代ギリシャ哲学の前史にあたるプレソクラティック(前ソクラテス)哲学者たちの思想を平易に解説する入門書。自然哲学や存在論、宇宙観に関する断片的文献を整理し、現代の視点から概観することで哲学史の基礎を提示する。
イタリアの作家・映画監督。哲学や人生を平易に紹介する書き物で広く親しまれた。
サヴォイア家の王女マファルダの生涯と、第二次世界大戦中にナチス強制収容所ブーヘンヴァルトで命を落とすまでの経緯を詳細に追った歴史記録。公的資料や目撃証言を基に王族と戦争の交錯、個人の運命と記憶の問題を掘り下げる。
中央メキシコのアステカ文明を舞台に、社会構造、宗教儀礼、戦争、日常生活を緻密に描いた歴史小説。スペイン人来襲前後の文化衝突と個人の生存を克明に描写し、征服と抵抗、文化変容のドラマを壮大な筆致で再現する作品。
アメリカの長篇歴史小説作家。膨大な資料に基づく叙述と詳細な文化描写を得意とする。
宗教と社会主義という一見相反するテーマの接点を探る随筆的著作。カトリック的信仰と社会的正義の関係、信仰が政治や市民生活に果たす役割をジャーナリスティックな視点から検討し、現代社会における倫理的課題を提示する。
長年にわたり報道とルポルタージュで活躍したイタリアのジャーナリスト・作家。社会問題や宗教に関する鋭い論考でも知られる。
ルイジアナを舞台に、数世代にわたる家族の興亡と地域の変容を描く大河小説。クレオール文化やプランテーション経済、移民の営みを背景に個人の欲望と歴史の力学が交錯し、土地に根ざした人間群像を豊かに描き出す。
フランスの作家。地域史や家族史を主題にした大河的作品で知られ、丁寧な風土描写と人物造形が特徴。
19世紀に実在した美貌の貴婦人ヴィルジニア・オルドイーニ(カスティリオーネ伯爵夫人)を主題に、宮廷での駆け引きや写真による自己表象、近代社会における女性像を描く歴史小説。美と権力、イメージの生成を描写することで時代の空気を再構築する。
アフリカからアメリカへ連れて来られた祖先の系譜を数世代にわたって辿る家族史。奴隷制度の実相、抵抗と生き残りの物語、アイデンティティの継承を力強く描き、アメリカ黒人史と記憶の意味を読者に突きつける壮大な作品。
アメリカの作家。家系史と口承を組み合わせたノンフィクション的長編『Roots(ラディーチ=『ラディチ/ルーツ』)』で国際的に知られる。
終焉に向かう恋愛を冷静かつ深い心理描写で追う作品。情熱の衰退や期待の裏切り、自己欺瞞と赦しの可能性を描き出し、個人の内面史を通じて愛の終わりがもたらす倫理的・感情的な影響を問う。
人間心理の深層や道徳的ジレンマを題材にした作品を多く残したイタリアの小説家。知的で抒情的な文体を特徴とする。
個人の倫理的葛藤と社会的対立をテーマにした小説。主人公の日常の選択や人間関係の機微を通じて、現代社会における道徳や責任の問題を静かに掘り下げる。細やかな心理描写と静謐な文体で読者に問いを投げかける作品。
20世紀イタリアの著名な小説家。日常の細部と倫理的選択を静謐な筆致で掘り下げる作風で評価される。
著者の家族や育ちを回想する自伝的作品。上流階級での生活習慣や女性の役割、個人的経験を率直に綴り、ユーモアと反省を交えて個人史と近代イタリア社会の接点を描き出す。家庭と公共生活が交錯する視点が特徴。
アニェッリ家出身の著名な実業家・政治家・作家。自身の家族や上流社会に関する回想録やエッセイでも知られる。
家族や個人の記憶、内面の葛藤をユーモアと皮肉を交えて描く長編。主人公とセルフィーナを中心に家庭生活の細部や時代変化を通じて、人間の孤独や再生、社会的文脈における個のあり方を繊細に照射する作品。
戦後イタリア文学を代表する小説家の一人。心理描写や社会批評を織り交ぜた作風で知られる。
18世紀の奇術師・占術師カリオストロの生涯を題材にした伝記風歴史小説。ヨーロッパ各地での詐術や宮廷との駆け引き、信仰と欺瞞、権力の誘惑が交錯する時代背景を描き、人物のカリスマ性と孤独、史実と創作のはざまを丁寧に描写する作品。
歴史や伝記的題材を多く手掛けるイタリアの作家・ジャーナリスト。史実に基づく伝記的作品やコラム、随筆で知られる。
神秘的な旅を通して主人公の内面と過去を探る長編小説。記憶と欲望、運命と偶然が交錯する物語で、幻想的かつ抒情的な筆致で人間心理を深く描写する。
イタリアの小説家で映画監督でもある。心理的で情緒的な筆致による作品群で知られ、いくつかの作品は映画化もされている。
ジャーナリストとしての経験や、時代の証言を綴った回想録・随筆。政治、文化、人々のエピソードを通して20世紀のイタリアを振り返る内容で、時代を見つめる記録としての価値がある。
イタリアの著名なジャーナリスト・編集者で、長年にわたり政治や社会問題の報道に携わった。多数の著作とテレビ・新聞での活動で知られる。
随想や短編的な文章を通して社会や個人の姿を問い直す作品集。取材や体験に基づく洞察を通じて、現代の価値観や人間関係を批判的に考察する。
世界各地で取材・インタビューを行ったイタリアのジャーナリストであり作家。率直かつ強烈な筆致で知られ、社会・政治への鋭い洞察を示した。
既存の学説に挑む仮説的ノンフィクション。古代遺跡や伝承を地球外起源や未解決の現象と関連づけて解釈し、ミステリアスな視点で読者を惹きつける刺激的な論考を展開する。
イタリアの作家で、古代文明や超常現象に関する仮説的・大衆向けのノンフィクションを手がけた。学界で論争を呼ぶ主張を提示することでも知られる。
ユダヤ人一家の世代史を描く長編。20世紀初頭から中葉にかけての東欧ユダヤ社会の変容、宗教・伝統と近代化の衝突、家族の葛藤と個々人の運命を重層的に描き出す。
ポーランド生まれで後にアメリカで活躍したユダヤ系作家。ユダヤ文化や伝統を題材にした小説・短篇で知られ、1978年にノーベル文学賞を受賞した。
中世のコムーネ(都市共同体)時代のイタリアを取り上げた歴史解説。自治の成立と都市の政治・文化の発展を具体的事例と共に描き、イタリア中世史の一断面を示す。
イタリアの著名なジャーナリスト・歴史作家。一般向けの歴史叙述で広く読まれ、読みやすい歴史解説で知られる。
モンタネッリとともに手がけた中世イタリアの都市国家に関する歴史的読み物。都市の自治や政治的発展を生き生きとしたエピソードで再構成し、一般読者に中世史を紹介する。
イタリアの作家・歴史解説者。モンタネッリと共著や共作を行い、読み物としての歴史記述に定評がある。
著者自身の収容所体験を基にした証言的記録。強制収容所での過酷な生活や生存のための闘い、仲間との関わりを描きながら、ホロコーストと記憶の重要性を訴える。
強制収容所や戦争の記憶を伝える証言文学で知られるイタリアの作家。収容所体験を記録し、戦後の記憶保持に寄与した。
個人史や世代をめぐる随想的著作。若さや時代精神をテーマに、戦後イタリアの変化や政治経験を織り交ぜながら時代の空気や個人の成長を描く。
イタリアの政治家であり著述家。政治経験や社会観察に基づく評論・回想を手がけ、政治と社会をめぐる論考で知られる。
戦争中の厳しい環境と兵士たちの生活を描いた回想録。極寒の前線での補給や生存、仲間同士の関係を通して、戦争が個々人にもたらす過酷さと人間性を描写する。
戦争体験に基づく回想録やノンフィクションで知られるイタリアの作家。兵士の視点から戦争の現実を描く作品で評価された。
第二次世界大戦の北アフリカ戦線、特にエル・アラメインの戦いを扱った戦史的記録。著者の現地調査と軍事経験をふまえ、戦闘の経過、兵士の生活、戦略や地形の影響を織り交ぜて克明に描写する。
イタリアの軍人であり著述家。北アフリカ戦線や軍事史に関する記録・分析で知られ、戦場の詳細な観察や資料に基づく戦史的著作を残した。
1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦(D-Day)を、連合軍側とドイツ側双方の証言・記録を織り交ぜて再構成したノンフィクション。個々の兵士や指揮官の視点を交錯させつつ、作戦の戦術的・人的側面を克明に描写し史実の緊迫感を伝える。
アイルランド生まれのジャーナリスト・ノンフィクション作家。軍事史を扱った詳細な記述で知られ、大規模な戦史記録を一般読者向けに再構成した。
世代を超えてユダヤ人一家の運命を描き、正しい者("juste")の宿命と犠牲を主要なテーマとして歴史の暴力と迫害を描出する長編。ホロコーストへと至る歴史的文脈を背景に、個人と集団の記憶の重さを問う作品。
フランス語圏で活躍した作家。歴史と記憶、迫害のテーマを深く扱い、文学的に重厚な作品を残した。
利己心や個人のエゴイズムを主題に、登場人物たちの心理的葛藤や人間関係の脆さを丹念に描写する作品。倫理的ジレンマを通して近代社会の価値観や人間性を問いかける文学的な試みで構成される。
イタリアの作家。心理描写を重視した作品で知られ、人間の内面や道徳的葛藤を丁寧に描く。
第二次世界大戦の前線における兵士たちの体験を通して、戦争の残酷さ、組織への不信、心理的トラウマを描く小説。戦争文学として個々の兵士の視点から現実を克明に描写し、戦争の倫理的問題を問いかける。
ドイツの作家。第二次世界大戦を題材に兵士の視点から戦争の現実や心理的影響を描く作品で知られる。
ロシア革命と内戦の混乱を背景に、医師で詩人のユリ・ジヴァゴの人生とララとの愛憎を叙事的に描く大作。個人の愛と芸術、歴史的激動の中での倫理的選択や喪失を詩的な筆致で深く描写する。
ロシアの詩人・小説家。詩的な感性と深い人間観察で知られ、代表作『ドクトル・ジヴァゴ』は革命期の混乱と個人の愛を描き、国際的評価を得た。
聖書に記された出来事と考古学的発見の関連を検証するノンフィクション。古代遺跡や史料を踏まえて聖書の記述に考古学的・歴史的な裏付けがある可能性を提示し、宗教伝承と学術的検証の接点を試みる啓蒙的著作。
ドイツの作家・ジャーナリスト。歴史や考古学的資料を一般向けにまとめるノンフィクションで知られる。
香港を舞台に中国人女性医師と外国人男性の恋愛を半自伝的に描く長編。人種差別や社会的偏見、家族や階級の圧力に翻弄される二人の関係を通して、東西文化の衝突と個人の情熱・犠牲を繊細に描写する作品。
中華系の背景を持つ作家で医師としての経験も持つ。自伝的要素を含む作品で知られ、東西文化の衝突や個人の情感を繊細に描く。
小さな村の司祭ドン・カミッロと共産党市長ペッポーネの確執と和解を中心に、宗教・政治・共同体の葛藤をユーモアと人情で描く作品群。庶民の視点から戦後社会の矛盾や道徳を温かく風刺しつつ人間性を浮かび上がらせる。
イタリアの作家。ドン・カミッロシリーズで広く知られ、宗教と政治、庶民の生活をユーモアと温かみで描き戦後イタリア社会を風刺した。
キューバの老漁師サンチャゴは長年不運にあえぎながらも一頭の巨大なマーリンを釣り上げる。帰路で鮫に襲われる過程を通じて、老い、孤独、誇り、自然との対峙を簡潔で力強い文体で描き、人間の尊厳と敗北の意味を問う寓話的長編。
20世紀を代表するアメリカの小説家。簡潔で力強い文体を特徴とし、1954年にノーベル文学賞を受賞。冒険と人間の尊厳を描く作品で広く知られる。