世界・海外・国外の文学賞

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ジョヴァンニーノ・グアレスキ

ジョヴァンニーノ・グアレスキ

Giovannino Guareschi

プロフィール

性別
男性
生誕
1908-05-01 (ロッカビアンカ(フォンタネッレ)、パルマ県、エミリア(イタリア王国))
死没
1968-07-22 (チェルヴィア、ロマーニャ、イタリア) 60歳
国籍
イタリア
言語
イタリア語
宗教
ローマ・カトリック
居住地歴
フォンタネッレ・ディ・ロッカビアンカ(出生) → パルマ(職務・収監等) → スイス(療養期間) → チェルヴィア(没地)

経歴

職業
作家, ジャーナリスト, 風刺画家, ユーモリスト, 映画監督
活動期間
1926年〜1968年

学歴

パルマ大学
期間: 1920年代(中退)
国: イタリア
家族の破産により中退

受賞歴

イタリア王冠勲章(Order of the Crown of Italy)
主催: イタリア王国(王室関連)
結果: 受章

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ドン・カミッロとその群れ (Don Camillo e il suo gregge)

    小さな村の司祭ドン・カミッロと共産党市長ペッポーネの確執と和解を中心に、宗教・政治・共同体の葛藤をユーモアと人情で描く作品群。庶民の視点から戦後社会の矛盾や道徳を温かく風刺しつつ人間性を浮かび上がらせる。

    宗教と政治ユーモア共同体人間性

作品

代表作

ドン・カミッロの小さな世界

1950年 短編・風刺

共産党員の市長ペッポーネと小さな村の司祭ドン・カミッロの確執と和解を描いた短編集。宗教、政治、地域社会の対立と人間味をユーモアを交えて描く。

教会と共産主義の対立地方社会道徳とユーモア
映像化・舞台化
  • [映画] ドン・カミッロ(1952) / Julien Duvivier (1952)
翻訳
  • ドン・カミッロの小さな世界(英訳)

Diario clandestino(密かな日記)

1946年 回想録・戦争記録

第二次大戦中にドイツの抑留所で過ごした経験を綴った日記。抑留経験とその影響を記録している。

抑留と生存戦争の現実
翻訳
  • 密かな日記(英訳:My Secret Diary)

La rabbia(怒り)

1963年 映画(共同監督)

ピエル・パオロ・パゾリーニと共同で監督した映画。社会的・政治的な断章を含む作品。

政治風刺社会批評

Vita in famiglia(家族生活)

1968年 短編・随筆

家族や日常生活を描いた短編や随筆を収めた作品集。

家庭日常のユーモア

全著作

  • 『ミラノの発見(La scoperta di Milano)』 (1941)
  • 『運命の名はクロチルデ(Il destino si chiama Clotilde)』 (1943)
  • 『密かな日記(Diario clandestino, 1943-1945)』 (1946)
  • 『家族生活(Vita in famiglia)』 (1968)

翻案

  • 『ドン・カミッロ』映画シリーズ(1952年以降)
  • 『ラッビア(La rabbia)』(1963、共同監督)

作品の翻訳

  • 『ドン・カミッロの小さな世界』英訳版(The Little World of Don Camillo)
  • 『密かな日記』英訳版(My Secret Diary)

作風・主題

文体
辛辣な風刺ユーモアと皮肉を交えた語り口簡潔で読みやすい短編形式
頻出モチーフ
教会と政治の衝突地方の小世界(ラ・バッサ)道徳と人間味

健康

  • 健康悪化(療養のためのスイス滞在)
    1956-1957
    活動に制約が出始め、編集長職を退任(1957)
  • 心筋梗塞
    1968
    1968年に心筋梗塞で死去

評価・遺産

グアレスキは教会と共産主義の対立をユーモアで描いた作品群と、ドン・カミッロという象徴的なキャラクターで知られる。映画化や翻訳を通じて国際的な人気を得、戦後イタリアの文化・政治風刺に大きな影響を与えた。

大衆文化への影響

  • ドン・カミッロの映画シリーズ(イタリア・フランス共同製作)は国際的な名声をもたらした。
  • ラジオやテレビドラマ化、英語を含む多言語翻訳が行われた。

引用

  • 投票所では神はあなたを見ている、スターリンは見ていない。
    出典: 風刺・スローガン(Candido紙など) (1948年)

豆知識

  • 1945年に雑誌『Candido』を創刊し、戦後の風刺を主導した。
  • 1954年にアルチーデ・デ・ガスペリに関する記事を巡って名誉毀損で有罪となり、パルマのサン・フランチェスコ刑務所に409日間収監された。
  • 代表作『ドン・カミッロ』シリーズは347編のイタリア語短編から成る(後に英語での全集翻訳が出版された)。
  • 1963年の映画『ラッビア』ではピエル・パオロ・パゾリーニと共同で監督を務めた。