世界・海外・国外の文学賞

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ジャンパオロ・パンサ

ジャンパオロ・パンサ

Giampaolo Pansa

プロフィール

性別
男性
生誕
1935-10-01 (カザーレ・モンフェッラート(イタリア王国))
死没
2020-01-12 (ローマ、イタリア) 84歳
国籍
イタリア
言語
イタリア語
宗教
カトリック
居住地歴
カザーレ・モンフェッラート(ピエモンテ) → トリノ(大学時代) → ミラノ(新聞・雑誌での活動) → ローマ(長年の居住地) → サン・カッシャーノ・デイ・バーニ(晩年)

経歴

職業
作家, 記者, ジャーナリスト・コメンテーター, 新聞編集長, 歴史エッセイスト, 小説家
活動期間
1959年〜2020年
影響を受けた人物
アレッサンドロ・ガランテ・ガローネ, グイド・クワッツァ, ジョルジョ・ピサノ
影響を与えた人物
現代イタリアの政治ジャーナリズムの若手

学歴

イストゥトゥート・バルボ(高等学校)
リーチェオ・クラシコ(古典科) / 古典学科
学位: Matura
期間: 1949–1954
卒業年: 1954
国: イタリア
地方の古典教育を受け、大学進学への基盤を築いた。
トリノ大学
政治学部 / 政治学科
学位: Laurea(政治学)
期間: 1954–1959
卒業年: 1959
国: イタリア
卒業論文は「アルジェリア県におけるレジスタンス(1943–1945)」を基に発表され、のちに拡大して書籍化された。

受賞歴

エイナウディ賞
1967
対象作品: 『ジェノヴァとポーの間のパルチザン戦争』
主催: エイナウディ出版社
結果: winner
サン・ヴィンチェンツォ賞(ジャーナリズム部門)
2008
主催: サン・ヴィンチェンツォ賞運営委員会
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: I nostri giorni proibiti

    『I nostri giorni proibiti』は戦後イタリアの忘れられた出来事やタブーに光を当てる回想・評論的作品。ジャーナリスティックな視点で政治的事件や社会の軋轢を掘り下げ、公的記憶と個人的記憶の狭間にある真実や倫理を問い直す。

    歴史政治回想録ジャーナリズム

作品

代表作

ジェノヴァとポーの間のパルチザン戦争

1967年 歴史(ノンフィクション) 320ページ

大学の卒業論文を拡大・改訂して出版した作品。アルジェリア県周辺における第二次世界大戦期のレジスタンス活動を詳細に描く史的研究。

イタリアのレジスタンス第二次世界大戦地域史

炎の夜(Le notti dei fuochi)

2001年 歴史的研究・ノンフィクション 332ページ

1919年から1922年の激動期、スクアドリスモの台頭とムッソリーニのローマ進軍、ファシズム成立過程を描く歴史的考察。

ファシズムの成立イタリア近代史政治運動

敗者の血(Il sangue dei vinti)

2006年 歴史・論争的ノンフィクション 280ページ

レジスタンス側による戦時・戦後の暴力を取り上げた一連の著作群(『敗者の血』サイクル)の中心的な作品。伝統的なレジスタンス賛歌に対する挑戦となり、大きな論争を引き起こした。

戦後の復讐と暴力歴史修正主義(議論)記憶と和解

少しもしくは何も(Poco o niente. Eravamo poveri. Torneremo poveri)

2011年 家族史・社会史 240ページ

自身の祖母や両親の生い立ちを通して、19世紀末から20世紀初頭の北イタリアの貧困と生活を描いた私的な歴史叙述。

家族史貧困の世代史地方社会

全著作

  • 『ジェノヴァとポーの間のパルチザン戦争』
  • 『炎の夜(Le notti dei fuochi)』
  • 『敗者の血(Il sangue dei vinti)』
  • 『Sconosciuto 1945』
  • 『La grande bugia(大きな嘘)』
  • 『Poco o niente. Eravamo poveri. Torneremo poveri』

作風・主題

文体
調査報道的な筆致歴史的叙述とエッセイの混合辛辣な皮肉と造語を多用する評論的文体
頻出モチーフ
レジスタンスと戦争の記憶敗者の視点イタリアの近現代政治の風刺

健康

  • 大腸炎(コリティス)
    晩年(数か月)
    晩年に数か月にわたり重篤な症状を患い、最終的にローマで死去した。

評価・遺産

ジャーナリスト兼作家として半世紀以上にわたりイタリアの政治と歴史を記録・論争に巻き込み続けた人物。調査報道や歴史エッセイを通じて独自の地位を確立し、特に『敗者の血』サイクルは記憶のあり方に議論を投げかけた。

大衆文化への影響

  • 政治風刺や新聞界での造語(例:『バレーナ・ビアンカ=白い鯨』など)が広く引用され、メディア界の流行語的存在となった。

引用

  • 「記者は自らの職業性の半分を党に譲っていた」
    出典: 『ラ・レプッブリカ』紙掲載記事(1980年、『Il giornalista dimezzato』見出し) (1980年)
  • 「私の仕事は歴史への新たな光を当てることだ」
    出典: 著作・インタビュー(一般的な引用) (2006年)

豆知識

  • 『敗者の血』サイクルは2003年〜2010年にかけて発表され、大きな論争を呼んだ。
  • 『バレーナ・ビアンカ(白い鯨)』などの造語で知られ、政治風刺的な筆致が注目された。
  • 息子のアレッサンドロ・パンザ(1962–2017)を持つ。