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エルンスト・アウグスティン

エルンスト・アウグスティン

Ernst Augustin

プロフィール

性別
男性
生誕
1927-10-31 (ヒルシュベルク(現:イェレニア・グラ、ポーランド))
死没
2019-11-03 (ミュンヘン(ドイツ)) 92歳
国籍
ドイツ
言語
ドイツ語
居住地歴
シュヴェイドニッツ(幼少期) → シュヴェリン(青年期) → 東ベルリン(在勤、学術活動) → アフガニスタン(1958–1961、病院長) → ミュンヘン(終生)

経歴

職業
医師, 作家
活動期間
1952年〜2019年
所属団体
バイエルン美術アカデミー, ドイツ語文学アカデミー(ドイツ語・文献学アカデミー)
影響を受けた人物
フランツ・カフカ, トーマス・マン, ジャン・ポール

学歴

ロストック大学
医学部 / 医学
期間: 1947–1950
卒業年: 1950
国: ドイツ
基礎医学課程を履修
フンボルト大学(ベルリン)
医学部 / 精神医学・神経学関連
学位: 医学博士 (Dr. med.)
期間: 1950–1952
卒業年: 1952
国: ドイツ
博士論文『統合失調症患者における基礎的描画』で博士号取得

受賞歴

ヘルマン・ヘッセ賞
1962
主催: ヘルマン・ヘッセ賞選考委員会
結果: 受賞
クライスト賞
1989
主催: クライスト賞選考委員会
結果: 受賞
トゥーカン賞
1996
主催: トゥーカン賞選考委員会
結果: 受賞
ミュンヘン市文学賞
1999
主催: ミュンヘン市
結果: 受賞
エルンスト=ホーフェリッヒャー賞
2008
主催: エルンスト=ホーフェリッヒャー賞選考委員会
結果: 受賞
メーリケ賞(フェルバッハ市)
2009
主催: フェルバッハ市
結果: 受賞
Von Autoren für Autoren(リューベック文学会合)
2013
主催: リューベック文学会合
結果: 受賞

受賞・候補エディション

クライスト賞 1回登壇
  1. 受賞作: Der amerikanische Traum

    『Der amerikanische Traum(アメリカの夢)』はポスト戦後のアメリカ文化や消費社会を批評的に描く作品で、希望と挫折、理想と現実の乖離を登場人物の経験を通じて浮き彫りにする。

    アメリカ文化消費社会理想と現実移民

作品

代表作

Der Kopf(邦題:頭)

1962年 小説(幻想・フィクション)

人格の分裂や現実と幻想の境界を扱った初期代表作。

人格分裂現実と幻想

Das Badehaus(邦題:浴場)

1963年 小説(幻想)

社会的・心理的主題を織り交ぜた長編。

社会批評内面性

Mamma(後の新版:Schönes Abendland)

1970年 小説

三部作形式の長編。家族やアイデンティティーを巡る物語。

家族アイデンティティ

Robinsons blaues Haus(邦題:ロビンソンの青い家)

2012年 自伝的冒険小説

作者の体験をもとにした自伝的要素の強い作品。

回想冒険

Das Monster von Neuhausen(邦題:ノイフーゼンの怪物)

2015年 プロトコル・ノンフィクション

記録形式で書かれた後期の作品。現象の記述と分析を行う。

記録性観察

全著作

  • Der Kopf. Roman. Piper, München 1962.
  • Das Badehaus. Roman. Piper, München 1963.
  • Mamma. Roman in drei Teilen. Suhrkamp, 1970.
  • Raumlicht: Der Fall Evelyne B. Roman. Suhrkamp, 1976.
  • Eastend. Roman. Suhrkamp, 1982.
  • Der amerikanische Traum. Roman. Suhrkamp, 1989.
  • Mahmud der Schlächter oder Der feine Weg. Suhrkamp, 1992.
  • Gutes Geld. Roman. Suhrkamp, 1996.
  • Die sieben Sachen des Sikh. Lesebuch (hrsg. v. Lutz Hagestedt). Suhrkamp, 1997.
  • Die Schule der Nackten. Roman. Beck, München 2003.
  • Der Künzler am Werk. Eine Menagerie. Beck, 2004.
  • Badehaus Zwei. Roman. Beck, 2006.
  • Ernst Augustin liest ‚Goldene Zeiten‘. Audio-CD. Beck, 2007.
  • Robinsons blaues Haus. Autobiographischer Abenteuerroman. Beck, 2012.
  • Das Monster von Neuhausen. Ein Protokoll. Beck, 2015.

作風・主題

文体
幻想的・ファンタジー的要素を持つ文体シュールな描写心理描写に重点を置く
頻出モチーフ
人格の分裂現実と幻想の境界観察と記録

健康

  • 視神経損傷によるほぼ失明
    2009以降
    2009年の良性腫瘍摘出手術で視神経が切断され、その後ほぼ失明状態となった。執筆と生活に影響を与えたが創作は続けた。

評価・遺産

エルンスト・アウグスティンは医学的背景を持つドイツの作家で、幻想的かつ心理的な描写を通じて戦後ドイツ文学に位置付けられる。多数の文学賞を受賞し、学術機関にも所属していた。

関連学会

  • バイエルン美術アカデミー
  • ドイツ語文学アカデミー(Deutsche Akademie für Sprache und Dichtung)

資料所蔵先

  • ドイツ国立図書館(Ernst Augustin 関連資料)

豆知識

  • 若年期にヒトラーユーゲントに所属していたと語っている。
  • 1958年に東ドイツから西ドイツへ脱出した。
  • 1958–1961年にアフガニスタンで米国の建設会社が資金を出した病院を運営した。
  • 1953年に画家で装丁・挿絵を手がけたイングェ・アウグスティンと結婚した(妻は2017年以前に他界)。
  • 2009年の手術ミスにより視神経が切断され、以降ほぼ失明した。