世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

フランシスコ・ヒメネス

フランシスコ・ヒメネス

Furanshisuko Himenezu

プロフィール

性別
男性
生誕
1943-06-29 (トラケパケ、メキシコ(ハリスコ州))
国籍
メキシコ, アメリカ合衆国
言語
英語, スペイン語
居住地歴
エル・ランチョ・ブランコ(ハリスコ州) → ボネッティ牧場(サンタマリア、カリフォルニア) → サンタクララ(カリフォルニア)

経歴

職業
作家, 大学教授
活動期間
1966年〜
所属
サンタクララ大学, The Bilingual Review(共同創刊), カリフォルニア州教員資格委員会, カリフォルニア・カウンシル・フォー・ザ・ヒューマニティーズ(California Council for the Humanities)
所属団体
California Commission on Teacher Credentialing(委員、元議長), California Council for the Humanities(元副会長), WASC(西部学術評価委員会、Accrediting Commission for Senior Colleges and Universities), サンタクララ大学理事会(元メンバー)

学歴

サンタクララ大学
文学部(スペイン語研究) / スペイン語研究
学位: B.A.
卒業年: 1966
国: アメリカ合衆国
奨学金を得て進学。学部在学中に米国市民権を取得。
コロンビア大学
大学院(ラテンアメリカ文学) / ラテンアメリカ文学
学位: Ph.D.
国: アメリカ合衆国
Woodrow Wilson Fellowshipを受け入学。修士号および博士号を取得。

受賞歴

ジョン・スタインベック賞
主催: John Steinbeck Award 運営団体
結果: 受賞
Boston Globe–Horn Book Award
主催: Boston Globe/Horn Book
結果: 受賞
Pura Belpré Honor(ピューラ・ベルプレ名誉賞)
主催: アメリカ図書館協会(ALA)関連
結果: 受賞(Honor)
Parents' Choice Award
主催: Parents' Choice Foundation
結果: 受賞
Jane Addams Honor Book Award
主催: Jane Addams Children's Book Award 委員会
結果: 受賞(Honor)
Tomás Rivera Book Award
主催: Tomás Rivera Book Award 運営団体
結果: 受賞
Carter G. Woodson Book Award
主催: Carter G. Woodson Award 運営団体
結果: 受賞
UCSB ルイス・レアル賞(チカーノ/ラティーノ文学分野)
主催: カリフォルニア大学サンタバーバラ(UCSB)
結果: 受賞
CASE / Carnegie US Professor of the Year
主催: CASE(Council for Advancement and Support of Education)およびCarnegie Foundation
結果: 受賞(教育功労)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Circuit: Stories from the Life of a Migrant Child (The Circuit)

    著者自身の移民体験をもとにした短編連作集で、家族とともに各地を転々とする生活の困難と希望を描く。言語や学校生活の壁、子どもの視点からのたくましさが印象的に描かれている。

    移民家族教育労働
  1. 受賞作: Reaching Out

    『Reaching Out』は移民の経験とコミュニティとの関わりを描く作品。言語や文化の違いを乗り越えて他者と結びつく過程や個人の成長を通じ、多文化理解と共感を促す内容である。

    移民コミュニティ文化的多様性
  2. 受賞作: Reaching Out

    著者の移民体験を基に、労働や教育の困難、言語の壁を乗り越えながら成長する家族の姿とコミュニティの支援を描く作品。若い読者に多文化理解と共感の重要性を伝える。

    移民教育多文化経験
  3. 受賞作: Reaching Out

    移民としての体験やコミュニティとの関わりを描き、異文化理解や共感を促すノンフィクション。若い読者に多文化社会の現実と希望を伝える。

    移民文化の交差適応

作品

代表作

The Circuit: Stories from the Life of a Migrant Child(『サーキット/移民の子どもの物語』)

1997年 自伝的短編連作・児童/ヤングアダルト

幼少期のメキシコからの渡米、移動する季節労働生活、学校での経験などを描いた自伝的短編連作。移民としての困難と家族の結束を描く。

移民季節労働教育家族
映像化・舞台化
  • [戯曲(舞台)] The Circuit(舞台版)
翻訳
  • 日本語翻訳あり(例:The Other Side of the Roadなどの邦訳)

Breaking Through(『ブレイキング・スルー/壁を越えて』)

2002年 自伝的続編・ヤングアダルト

高校時代の経験、家族を支えながら学業を続ける苦労と成長を綴る続編。舞台化や短編映画の原作にもなっている。

教育労働と成長自己実現
映像化・舞台化
  • [短編映画] The Unbroken Sky (2023)
  • [戯曲(舞台)] Breaking Through(舞台版)
翻訳
  • 日本語訳:Under that Sky(2005)など

Reaching Out(『リーチング・アウト/自分を超えて』)

2008年 自伝的続編

大学進学後の経験を中心に、コミュニティとの関わりや自己形成について綴る。

高等教育アイデンティティコミュニティ

Taking Hold: From Migrant Childhood to Columbia University(『テイキング・ホールド/移民の子からコロンビア大学へ』)

2015年 自伝

大学院時代や自身が学んだ過程、学問的な歩みについて詳述する回想録。

教育学問的成長移民経験の克服

La Mariposa(『ラ・マリポサ』)

1998年 児童絵本

英語が話せない初等学年の体験を描いた自伝的絵本。言語や学校での困難を扱う。

言語の壁学校生活子どもの視点

全著作

  • Senderos fronterizos(2025)
  • The Circuit Graphic Novel(2024)
  • Cajas de Cartón(2023)
  • Pasos firmes: De niño migrante a la Universidad de Columbia(2022)
  • The Circuit: Stories from the Life of a Migrant Child(1997)
  • La Mariposa(1998)
  • The Christmas Gift/El regalo de Navidad(2000)
  • Breaking Through(2002)
  • Reaching Out(2008)
  • Taking Hold: From Migrant Childhood to Columbia University(2015)

翻案

  • The Unbroken Sky(短編映画、2023)—『Breaking Through』の一部を原作
  • 『The Circuit』『Breaking Through』の舞台化(複数の学校・劇団で上演)

作品の翻訳

  • 中国語版(例:Little Immigrant's Sky)
  • 日本語訳(例:Under that Sky、The Other Side of the Road)
  • イタリア語訳(Casse di cartone)
  • スペイン語版(Cajas de Cartón 等)

作風・主題

文体
自伝的リアリズム明瞭で平易な語り口子ども・若者視点を重視した描写
頻出モチーフ
移民と境界季節労働と貧困学びと教育による変化家族の絆

評価・遺産

フランシスコ・ヒメネスは移民の子どもとしての体験を基にした自伝的作品で知られ、米国のラティーノ文学や教育分野に大きな影響を与えた。作品は国際的に翻訳・上演され、教育現場で広く採用されている。彼の名を冠した奨学金や学校が設立されている。

資料所蔵先

  • サンタクララ大学フランシスコ・ヒメネス資料(Francisco Jiménez Papers)

大衆文化への影響

  • 短編映画『The Unbroken Sky』、舞台化(エディンバラ・フリンジなどでも上演)
  • UnivisionやTelemundoでの特集出演

豆知識

  • サンタクララ大学で教授を務め、現在は名誉教授。
  • サンタマリア(カリフォルニア)にある学校が彼と兄の名を冠して命名されている(Roberto and Dr. Francisco Jiménez Elementary School)。
  • 自身の四部作はアメリカ図書館協会の若年層ベスト作品に選ばれている。