ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
1回登壇
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第10回(1989年) 受賞受賞作: Peacemaking among Primates
霊長類における和解や紛争解決の行動を詳細に観察・分析した研究。動物行動から人間社会への示唆を引き出す比較学的な論考である。
動物行動学霊長類学社会行動
フランス・デ・ヴァール
Frans de Waal
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ラドバウド大学ナイメヘン校 | — | — | — | — | オランダ |
| グローニンゲン大学 | — | — | — | — | オランダ |
| ユトレヒト大学 | — | 生物学(動物行動学) | 博士(理学) | ~1977 | オランダ |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 名誉博士(Université Jean-Monnet-Saint-Étienne) | — | — | Université Jean-Monnet-Saint-Étienne | 受賞 |
| 2020 | PEN / E.O. Wilson 文学的科学ライティング賞 | 『ママの最後のハグ:動物の感情とそれが教えること』 | — | PEN / E.O. Wilson 財団 | 受賞 |
| 2018 | 名誉博士(イェール大学) | — | — | イェール大学 | 授与 |
| 2018 | NAT賞(自然科学の普及賞) | — | — | バルセロナ自然科学博物館 | 受賞 |
| 2017 | 名誉博士(ラドバウド大学) | — | — | ラドバウド大学ナイメヘン校 | 授与 |
| 2015 | Distinguished Primatologist(ASP) | — | — | American Society of Primatologists | 受賞 |
| 2012 | イグノーベル賞(解剖学部門) | — | — | Improbable Research(イグノーベル賞主催) | 受賞 |
| 2010 | オランダ王冠騎士(オランダ王立オランダ獅子勲章ナイト) | — | — | オランダ王国 | 叙勲 |
| 2004 | ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス会員 | — | — | アメリカ国立科学アカデミー | 選出 |
| 1989 | ロサンゼルス・タイムズ書籍賞(Peacemaking among Primates) | 『類人猿の仲直り(Peacemaking among Primates)』 | Science and Technology Book Award | Los Angeles Times | 受賞 |
霊長類における和解や紛争解決の行動を詳細に観察・分析した研究。動物行動から人間社会への示唆を引き出す比較学的な論考である。
飼育下のチンパンジー社会における権力争いと社会戦略を観察に基づき記述した研究書。マキャヴェリ的知性という視点を導入し、霊長類の社会的駆動力を分析する。
チンパンジーとボノボの行動を比較し、人間の攻撃性や協力性、道徳性の起源に迫る一般向け科学書。
類人猿の行動から人間の道徳と宗教の関係を問い、道徳は宗教以前から存在する側面があると論じる。
動物知能の研究や事例を通して、人間の知性観を批判的に問い直す書。
象や類人猿の感情や表情を通じて動物の感情の存在とその人間理解への示唆を論じる。
類人猿の行動に基づき、性差やジェンダーの生物学的・文化的側面を再検討するエッセイ的著作。
デ・ヴァールは類人猿の社会行動や感情研究を通じて、人間と非人間動物の連続性を示し、共感や道徳の進化的起源に関する議論を大衆と学界に広めた。多数の一般向け著作と科学的論文により比較認知科学や動物倫理への影響は大きい。
私たちは人間と類人猿とのあいだに鋭い境界を仮定して出発するが、知識の海が押し寄せると砂の城は崩れ、小さな丘に変わる。最終的には進化論が示す通り、ゆるやかに傾斜した浜辺に戻るだけである。