世界・海外・国外の文学賞

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ジョージ・ウィリアム・ラミング

ジョージ・ウィリアム・ラミング

George William Lamming

プロフィール

性別
男性
生誕
1927-06-08 (カーリントン・ヴィレッジ、セント・フィリップ、バルバドス)
死没
2022-06-04 (ブリッジタウン、バルバドス) 94歳
国籍
バルバドス
言語
英語
居住地歴
カーリントン・ヴィレッジ(出生地)、バルバドス → ポート・オブ・スペイン、トリニダード(教職期間) → イングランド(ロンドンなど) → ジャマイカ(モナ、University of the West Indies勤務) → アメリカ合衆国(複数の大学訪問教授) → ブリッジタウン、バルバドス(晩年)

経歴

職業
小説家, エッセイスト, 詩人, 教員・アカデミック
活動期間
1946年〜2022年
所属
University of the West Indies(モナ校), デューク大学(訪問教授), ブラウン大学(アフリカーナ・スタディーズ 部門、訪問教授), コーネル大学(訪問), シドニー・マーティン図書館(個人コレクション所蔵先)
影響を受けた人物
フランク・コリモア(Frank Collymore), C.L.R.ジェームズ(C.L.R. James), リチャード・ライト(Richard Wright)
影響を与えた人物
デレク・ウォルコット(Derek Walcott), カマウ・ブラースワイト(Kamau Brathwaite), 西インド諸島の世代の作家たち

学歴

ローブック・ボーイズ・スクール
国: バルバドス
初等教育。詳細な修了年不明。
コンバーミア校(Combermere School)
国: バルバドス
奨学金で通学。文芸的指導を受けた。

受賞歴

ケニヨン・レビュー奨学金
1954
主催: ケニヨン・レビュー
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ
1955
主催: John Simon Guggenheim Memorial Foundation
結果: 受賞
サマセット・モーム賞
1957
対象作品: 私の肌の城
主催: The Society of Authors
結果: 受賞
Canada Council フェローシップ
1962
主催: Canada Council
結果: 受賞
バルバドス名誉勲章(Companion of Honour of Barbados)
1987
主催: バルバドス政府
結果: 受章
ラングストン・ヒューズ・メダル
1998
主催: Langston Hughes Center / 関連組織
結果: 受賞
ジャマイカ研究所フェロー
2003
主催: Institute of Jamaica
結果: 選出
カリブ共同体勲章(Order of the Caribbean Community)
2008
主催: CARICOM(カリブ共同体)
結果: 受章
カリビアン・ハイビスカス賞(Caribbean Hibiscus Prize)
2011
主催: UNEAC(キューバ作家芸術家全国連合)
結果: 受賞(生涯功労)
ALBA文化賞
2012
主催: ALBA
結果: 受賞
アニスフィールド=ウルフ賞(生涯功労)
2014
部門: Lifetime Achievement
主催: Anisfield-Wolf Book Awards
結果: 受賞
プレジデント賞(セントマーチン・ブックフェア)
2009
主催: St. Martin Book Fair
結果: 受賞
クレメント・ペイン感謝賞
2013
主催: 該当団体
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: In the Castle of My Skin

    バルバドスの小さな共同体を舞台に、少年の成長を通して植民地支配の矛盾や社会変動を描く半自伝的長編。日常の細部と政治的覚醒が織り交ざり、共同体の記憶と個人のアイデンティティを深く掘り下げるポストコロニアルの代表作。

    植民地主義成長カリブ海社会記憶と歴史アイデンティティ

作品

代表作

私の肌の城

1953年 小説(自伝的要素を含む)

バルバドスの子ども時代と青年期を通じて地域社会と植民地経験を描く自伝的要素の強い出世物語。脱植民地化とアイデンティティの問題を扱う。

移民アイデンティティ植民地主義共同体

移民たち

1954年 小説

主人公がバルバドスからイングランドへ移住し、異国での生活や文化的・経済的再定住の過程に直面する物語。移民体験と疎外感を主題とする。

移民体験疎外文化間の衝突

成人と無邪気

1958年 小説

架空の島サン・クリストバルを舞台にした作品で、成長と社会的複雑さを描く。記憶と歴史の問題を扱う。

記憶社会的葛藤成長

冒険の季節

1960年 小説/短編集要素あり

サン・クリストバルを舞台にした作品の一つで、個人と社会の試練を描く。演劇的・象徴的要素を含む。

社会変革個人の責任

ベリー入りの水

1971年 小説

シェイクスピアの『テンペスト』を参照しつつ、西インド社会の欠点を通して社会批評を行う作品。

ポストコロニアリズム文化的解釈

私の出自の人々

1972年 小説

植民地時代の暗い領域を照らし出す試みと評価された作品で、歴史の暴力と記憶を扱う。

歴史の暴力記憶抵抗

亡命の悦び

1960年 エッセイ

亡命・外在化した知的主体としての西インド人の立場を考察し、シェイクスピアの『テンペスト』の再解釈などを通じて文化とアイデンティティを論じるエッセイ集。

亡命学問的自覚文化批評

全著作

  • 私の肌の城(In the Castle of My Skin)
  • 移民たち(The Emigrants)
  • 成人と無邪気(Of Age and Innocence)
  • 冒険の季節(Season of Adventure)
  • 亡命の悦び(The Pleasures of Exile)
  • ベリー入りの水(Water with Berries)
  • 私の出自の人々(Natives of My Person)
  • Coming, Coming Home(英語原題、対話集)
  • Sovereignty of the Imagination(対話集)

作風・主題

文体
植民地主義に対する批評的な視点自伝的かつ社会史的再構成思想的・散文的エッセイの併用
頻出モチーフ
移民と移動記憶と幼年期共同体とその解体アイデンティティの形成

評価・遺産

ジョージ・ラミングは西インド文学の重要な人物であり、植民地主義の歴史と記憶、移民体験を描いた作品群を通じてカリブ地域の文化的自己認識の形成に大きく貢献した。多くの賞と栄誉を受け、教育機関や記念センター、図書館にその資料が所蔵されている。

記念館・博物館

  • ジョージ・ラミング小学校 Flint Hall, St Michael, バルバドス 2008年開館
  • ジョージ・ラミング教育研究センター(EBCCI内) Errol Barrow Centre for Creative Imagination, Cave Hill, バルバドス

関連学会

  • ジャマイカ研究所(フェローシップ)

資料所蔵先

  • シドニー・マーティン図書館(University of the West Indies, Cave Hill)所蔵

大衆文化への影響

  • 『私の肌の城』が『ビッグ・ジュビリー・リード』の70冊に選出されるなど、英連邦の読書企画でも紹介された
  • バルバドスのメディアや首相によって国民的象徴として言及される

引用

  • 「私は子ども時代と思春期の世界を再構成しようとした。それはまたカリブ諸島全体の社会の世界でもあった。」
    出典: 『私の肌の城』に関する言及(作者による発言) (1953年)

豆知識

  • 彼のいくつかの功績について、ナイパルやブラースワイトらと同様にナイト爵位を受け入れない意向を示したとされる。
  • 息子のゴードンは2021年に先立って死亡している。
  • 晩年はブリッジタウンで活動し、2022年に94歳で死去した。