世界・海外・国外の文学賞

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ジョヴァンニ・コミッソ

ジョヴァンニ・コミッソ

Giovanni Comisso

プロフィール

性別
男性
生誕
1895-10-03 (トレヴィーゾ)
死没
1969-01-21 (トレヴィーゾ(病院)) 73歳
国籍
イタリア
言語
イタリア語
居住地歴
トレヴィーゾ → パリ(1927–1928) → ゼロ・ブランコ(Zero Branco、ヴェネト州)

経歴

職業
小説家, 記者, 詩人
活動期間
1916年〜1969年
影響を受けた人物
アルチューロ・マルティーニ, アルチュール・ランボー, フリードリヒ・ニーチェ
影響を与えた人物
ユージェニオ・モンターレ, ウンベルト・サバ, ジャンフランコ・コンティーニ

受賞歴

バグッタ賞
1928
対象作品: 海の人々
主催: バグッタ賞運営委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Un gatto attraversa la strada

    一匹の猫の横断をきっかけに、街の風景、人々の日常、老いと孤独、記憶の断片が繊細に綴られる短篇集。日常の小さな出来事に宿る寓意と詩情をすくい上げる。

    猫が道を渡る、そのささやかな出来事から、街と人の輪郭がにじみ出る。

    225ページ
    日常散文観察記憶

作品

代表作

愛の港(Il porto dell'amore)

1924年 短編集/小説

アドリア海の港や海辺の人々を題材にした短編・小説を含む作品集。海の描写と登場人物の生活感が特徴。

愛情労働

海の人々

1928年 短編集

漁師や船乗りなど海と密接に暮らす人々を描いた短編集。地域社会や職業の倫理、海の厳しさと豊かさが描かれる。

共同体職業意識

戦争の日々

1930年 戦争文学/回想録

第一次世界大戦での従軍体験に基づく作品群。戦場での記憶や兵士としての体験が綴られる。

戦争記憶外傷

猫が道を渡る(Un gatto attraversa la strada)

1954年 小説

日常生活の諸相や人間の弱さ、皮肉を巧みに描いた作品。細やかな観察とユーモアが特徴的。

日常人間関係皮肉

私の季節(Le mie stagioni)

1951年 自伝的随筆

自伝的要素を持つ随筆集。作者の人生の季節を回想し、旅や人々との交流が綴られる。

自伝回想季節感

幸福な旅(Viaggi felici)

1949年 旅行記/随筆

各地での旅と出会いを書き留めた随筆集。軽快で観察力に富んだ筆致が特徴。

異文化交流観察

私の田舎の家(La mia casa di campagna)

1958年 随筆/回想

田園生活や土地に根ざす暮らしを描いた随筆。自然描写や郷愁が色濃い作品。

田園郷愁自然

日記 1951–1964(Diario 1951–1964)

1969年 日記/回想録

1951年から1964年までの日記を編んだ書。日々の思索、創作の記録、私的な観察が含まれる。

日常記録創作過程回想

全著作

  • 愛の港(Il porto dell'amore)
  • 海の人々(Gente di mare)
  • 戦争の日々(Giorni di guerra)
  • ファウスト・ディアマンテの犯罪(Il delitto di Fausto Diamante)
  • 資産の物語(Storia di un patrimonio)
  • 地上の冒険(Avventure terrene)
  • 二人の仲間(I due compagni)
  • イタリアを彷徨うイタリア人(L'italiano errante per l'Italia)
  • 退屈の後の幸福(Felicità dopo la noia)
  • 愛の欺き(Un inganno d'amore)
  • 寵姫(La favorita)
  • 芸術における感情(I sentimenti nell'arte)
  • 土地と農民 他の短篇(La terra e i contadini e altri racconti)
  • 気まぐれと幻想(Capriccio e illusione)
  • 東方の恋(Amori d'oriente)
  • 死にゆく青春(Gioventù che muore)
  • 幸福な旅(Viaggi felici)
  • 私の季節(Le mie stagioni)
  • 猫が道を渡る(Un gatto attraversa la strada)
  • 私の田舎の家(La mia casa di campagna)
  • イタリア風風刺(Satire italiane)
  • 湖の女(La donna del lago)
  • クリボル(Cribol)
  • 大いなる怠惰(Il grande ozio)
  • 夜釣りとその他のページ(Pesca notturna e altre pagine)
  • 子どもの遊び(Gioco d'infanzia)
  • 封筒(Busta chiusa)
  • 時を越えて(Attraverso il tempo)
  • 日記 1951–1964(Diario 1951–1964)

作風・主題

文体
叙述的で風景描写が豊富な文体旅行記・随筆と小説が混在する筆致皮肉や諧謔を含む観察的な語り
頻出モチーフ
海と港旅と放浪ヴェネト地方の田園風景記憶と郷愁孤独

評価・遺産

ジョヴァンニ・コミッソは20世紀イタリア文学における重要な作家の一人で、特に海や旅、ヴェネト地方の風景を題材にした作品群で知られる。ユージェニオ・モンターレら同時代の作家たちに評価され、地域と旅の描写によって独自の地位を築いた。

記念館・博物館

  • ジョヴァンニ・コミッソ記念碑(トレヴィーゾ) トレヴィーゾ市中心部(記念碑)

大衆文化への影響

  • トレヴィーゾに記念銘板がある
  • イタリア文学のアンソロジーや研究で取り上げられることがある

引用

  • 今日の私たちの生活は、静けさ、美、調和を排除するような極端なものにまで縮小されている。
    出典: (出典不詳、作品や随筆の記述より)

豆知識

  • 第一次世界大戦で電信部隊に従軍した。
  • 1919–1920年のフィウーメ(Fiume)出兵に参加した。
  • 1927–1928年にパリに長期滞在し、画家フィリッポ・デ・ピシスと交流した。
  • 1929年に《コリエーレ・デッラ・セーラ》の特派員として極東(中国・日本・ロシア)を巡る長期取材を行った。
  • ゼロ・ブランコで家と農地を購入し、ヴェネトの田園生活に根を下ろした。
  • トレヴィーゾの実家は爆撃で破壊された。