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第11回(1991年) 受賞受賞作: The Bridge
病院のベッドに横たわる男の現実と、夢のような巨大な橋を舞台にした幻想的な三重構成の物語が交錯する作品。記憶とアイデンティティ、現実と幻の境界を探る文学的SF。
アイデンティティ夢と現実記憶 -
第12回(1992年) 受賞受賞作: The Wasp Factory
孤立した島で育つ少年を描くダークで挑発的な長編。奇妙な儀式や家族の秘密が明らかになり、心理的な緊張と狂気を通じてアイデンティティを問う。
心理サスペンス狂気家族 -
第13回(1993年) 受賞受賞作: Use of Weapons
Cultureシリーズの一作。非線形の構成で主人公の過去が段階的に明らかになり、戦争や復讐、倫理的葛藤を深く掘り下げるSF長編。
戦争復讐倫理 -
第18回(1998年) 受賞受賞作: Excession
Cultureシリーズの一編。理解を超えた存在(Excession)の出現により、AI(Minds)や文明間の政治的駆け引きが繰り広げられる。高度な戦略と文明論を描く大作。
人工知能超技術文明論
イアン・M・バンクス
イアン・エム・バンクス
Ian M. Bankusu
別名:
Iain Banks / Iain Menzies Banks
ペンネーム:
イアン・バンクス(一般文学作品のためのペンネーム)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1954-02-16 (ダンファームライン、ファイフ、スコットランド)
- 死没
- 2013-06-09 (カークカルディ、ファイフ、スコットランド) 59歳
- 国籍
- スコットランド人, イギリス人
- 言語
- 英語
- 宗教
- 無神論
- 居住地歴
- ノース・クイーンズフェリー、ファイフ → グロック → エディンバラ → ファイフ
経歴
- 職業
- 作家, 小説家
- 活動期間
- 1984年〜2013年
- 所属
- Science Fiction Book Club (名誉会長)
- 所属団体
- スコットランド文学研究協会名誉フェロー
- 影響を受けた人物
- ロバート・A・ハインライン, アイザック・アシモフ, アーサー・C・クラーク, ブライアン・W・オールディス, M・ジョン・ハリソン, ダン・シモンズ
- 影響を与えた人物
- ケン・マクラウド, チャールズ・ストロス
- ノミネート
- 英国SF協会賞 1988 The Player of Games ノミネート, アーサー・C・クラーク賞 1991 Use of Weapons ノミネート
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| スターリング大学 | — | 英語、哲学、心理学 | BA | 1972-1975 | イギリス |
スターリング大学
英語、哲学、心理学
学位:
BA
期間:
1972-1975
卒業年:
1975
国:
イギリス
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1994 | 英国SF協会賞 | フィアサム・エンジン | — | 英国SF協会 | winner |
| 1996 | 英国SF協会賞 | エクセッション | — | 英国SF協会 | winner |
| 1991 | クルド・ラシュヴィッツ賞 | ザ・ブリッジ | 外国小説 | SFクラブ | winner |
| 1992 | クルド・ラシュヴィッツ賞 | ワスプ・ファクトリー | 外国小説 | SFクラブ | winner |
| 1993 | クルド・ラシュヴィッツ賞 | ユース・オブ・ウェポンズ | 外国小説 | SFクラブ | winner |
| 2004 | プレミオ・イタリア | インヴァージョン | 最優秀国際小説 | — | winner |
英国SF協会賞
1994
対象作品:
フィアサム・エンジン
主催:
英国SF協会
結果:
winner
英国SF協会賞
1996
対象作品:
エクセッション
主催:
英国SF協会
結果:
winner
クルド・ラシュヴィッツ賞
1991
対象作品:
ザ・ブリッジ
部門:
外国小説
主催:
SFクラブ
結果:
winner
クルド・ラシュヴィッツ賞
1992
対象作品:
ワスプ・ファクトリー
部門:
外国小説
主催:
SFクラブ
結果:
winner
クルド・ラシュヴィッツ賞
1993
対象作品:
ユース・オブ・ウェポンズ
部門:
外国小説
主催:
SFクラブ
結果:
winner
プレミオ・イタリア
2004
対象作品:
インヴァージョン
部門:
最優秀国際小説
結果:
winner
受賞・候補エディション
クルト・ラースヴィッツ賞
4回登壇
BSFA賞
2回登壇
-
第26回(1994年) 受賞受賞作: Feersum Endjinn
奇抜な未来都市と記憶、技術が交錯する長編。複数の視点と実験的な文体を用い、人間と巨大な技術システムとの関係を描く作品。文明と個人の記憶をめぐる物語が展開する。
スペキュレイティブSF記憶テクノロジー -
第28回(1996年) 受賞受賞作: Excession
Cultureシリーズの一編で、説明不能な超技術体『Excession』を巡るMinds(超知能)と人間の駆け引きや倫理的葛藤を描く。AI同士の政治的策略や文明論的対立が主要なテーマ。
スペースオペラAI文明論
Tähtivaeltaja賞
1回登壇
-
第10回(1995年) 受賞受賞作: The Player of Games(Pelaaja)
『Culture』シリーズの一作。優れたゲームプレイヤーが、対立する文明の権力構造を象徴する複雑なゲームで戦うことで、文明の倫理や政治的価値観を暴き出すスペースオペラ作品。
スペースオペラ文明論ゲーム理論政治批評
プロメテウス賞
1回登壇
-
受賞作: Matter
『Matter』はカルチャーシリーズの外縁に位置する殻状世界(shellworld)を舞台に、王家の陰謀や文明間の摩擦、技術と倫理を描く作品。介入と非介入、自由と支配の問題を大規模な舞台で問う壮大なSF。
カルチャーシリーズ文明間対立政治倫理
作品
代表作
フェーズ・スペース
1987年 サイエンスフィクション 471ページカルチャーシリーズ第1作。カルチャーとイジランの戦争を描く。
ユートピアAI戦争
ゲーム・プレイヤー
1988年 サイエンスフィクション 416ページカルチャーシリーズ第2作。ゲームの達人が異文明のゲーム大会に参加。
ゲーム帝国主義文化
ユース・オブ・ウェポンズ
1990年 サイエンスフィクション 531ページカルチャーシリーズ第3作。非線形ナラティブで傭兵の過去を描く。
記憶贖罪暴力
ワスプ・ファクトリー
1984年 文学フィクション 192ページ衝撃的なデビュー作。孤島で暮らす少年の異常な生活を描く。
暴力家族アイデンティティ
エクセッション
1996年 サイエンスフィクション 448ページカルチャーシリーズ。謎の物体が現れ、マインドたちが対応。
AI謎外交
全著作
- フェーズ・スペース
- ゲーム・プレイヤー
- ザ・ステート・オブ・ジ・アート
- ユース・オブ・ウェポンズ
- ザ・ワスプ・ファクトリー
翻案
- The Crow Road BBC TVシリーズ (1996)
- Complicity 映画 (2000)
- Stonemouth BBC TV (2015)
作風・主題
- 文体
- 風刺的非線形ナラティブ詳細な世界構築
- 頻出モチーフ
- ポスト・スキャーシティ社会知的人工知能ユートピアとディストピア
健康
-
胆嚢癌2013年末期癌で余命数ヶ月宣告、執筆活動終了、死去
評価・遺産
カルチャーシリーズでSF界に多大な影響を与え、死後もSpaceXなどポップカルチャーで言及される。
関連学会
- スコットランド文学研究協会 (名誉フェロー)
大衆文化への影響
- SpaceXの自律型着陸船がカルチャーシリーズの船名にちなむ (Just Read The Instructions, Of Course I Still Love You, A Shortfall of Gravitas)
- 小惑星5099 Iainbanksに命名
引用
-
私に未亡人になる栄誉を与えてくれ。
出典: 癌診断後の妻へのプロポーズ (2013年)
豆知識
- 本名はIain Menzies Banksで、SF作品でM.を使用
- 車コレクションを環境保護のため売却しハイブリッド車へ
- スコットランド独立支持者
- イスラエル文化ボイコットを呼びかけ