世界・海外・国外の文学賞

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ジャコボ・ティメルマン

ジャコボ・ティメルマン

Jacobo Timerman

プロフィール

性別
男性
生誕
1923-01-06 (ウクライナ、バー)
死没
1999-11-11 (アルゼンチン、ブエノスアイレス) 76歳
国籍
アルゼンチン, イスラエル
言語
スペイン語, 英語
宗教
ユダヤ教
居住地歴
アルゼンチン(ブエノスアイレス) → イスラエル(ラマト・アヴィヴ/テルアビブ) → スペイン(マドリード) → アメリカ合衆国(ニューヨーク) → ウルグアイ(別荘所有)

経歴

職業
ジャーナリスト, 出版者, 編集者, 作家
活動期間
1935年〜1999年

受賞歴

ハバート・H・ハンフリー表現の自由賞(ADL)
1979
主催: 反誹謗中傷連盟(ADL)
結果: 受賞
ゴールデン・ペン・オブ・フリーダム
1980
主催: 世界新聞協会
結果: 受賞
良心あるメディア賞(Conscience-in-Media Award)
1981
対象作品: 名前のない囚人、番号のない独房
主催: アメリカ・ジャーナリスト・作家協会
結果: 受賞
CWAゴールドダガー(ノンフィクション)
1981
対象作品: 名前のない囚人、番号のない独房
主催: Crime Writers' Association
結果: 受賞
ヒルマン賞
1981
対象作品: 名前のない囚人、番号のない独房
主催: ヒルマン財団
結果: 受賞
ロサンゼルス・タイムズ書籍賞(時事部門)
1981
対象作品: 名前のない囚人、番号のない独房
主催: ロサンゼルス・タイムズ
結果: 受賞
レテリエル=モフィット人権賞
1981
対象作品: 名前のない囚人、番号のない独房
主催: Institute for Policy Studies
結果: 受賞
ピーボディ賞
1981
主催: ジョージ・フォスター・ピーボディ賞
結果: 受賞
リベルタドール・サン・マルティン勲章
1984
主催: アルゼンチン政府
結果: 叙勲
ワールド・プレス・フリーダム・ヒーローズ(50人)
2000
主催: 国際報道機関(International Press Institute)
結果: 追贈(顕彰)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Prisoner without a Name, Cell without a Number

    アルゼンチンの軍事独裁期における拘束・拷問の体験を綴った回想録。個人的証言を通じて人権侵害の実態と独裁の非人間性を強く訴える作品。

    176ページ
    人権独裁回想録

作品

代表作

名前のない囚人、番号のない独房

1981年 回想録/ノンフィクション

アルゼンチン軍政下での逮捕・拷問・投獄の体験を綴った回想録。個人的体験とアルゼンチンの政治状況、人権侵害の実態を明らかにした。

人権拷問亡命反ユダヤ主義
映像化・舞台化
  • [テレビ映画] ジャコボ・ティメルマン:名前のない囚人、番号のない独房 (1983)
翻訳
  • 英語版(Knopfによる出版)

最も長い戦争:イスラエルのレバノン侵攻

1982年 報道・評論

1982年のレバノン戦争を現地取材し、イスラエルの軍事行動と政策を批判的に分析した作品。

中東政治戦争批判シオニズムと批評

チリ:南の死

1987年 ノンフィクション/報道

ピノチェト政権下のチリを批判的に描き、貧困や抑圧を告発した調査報告的著作。

独裁批判人権ラテンアメリカ政治

キューバ:旅の記録

1990年 ノンフィクション/旅行記

キューバ訪問を通じて共産政権と米国の封鎖の影響を批評した記録。

共産主義批判封鎖の影響社会観察

全著作

  • プライメラ・プラナ(創刊および編集)
  • ラ・オピニオン(創刊および編集)
  • 名前のない囚人、番号のない独房(1981)
  • 最も長い戦争(1982)
  • チリ:南の死(1987)
  • キューバ:旅の記録(1990)

翻案

  • 『Jacobo Timerman: Prisoner Without a Name, Cell Without a Number』 — テレビ映画(1983)

作風・主題

文体
回想録的かつ告発的な筆致報道的・分析的な記述感情的表現と歴史的背景説明の混在
頻出モチーフ
人権と正義亡命とアイデンティティ国家による弾圧と拷問ユダヤ人としての視点

健康

  • 幼少期の感染による片眼喪失
    幼年期
    視力に影響を与えた。公的活動や執筆には大きな制約は報告されていない。
  • 心臓発作
    1990年代
    晩年の健康を悪化させ、活動の制約を招いた。
  • 脳卒中(手術を要した)
    1990年代
    文章・講演活動が減少し、体調不良が続いた。
  • うつ状態
    1990年代(妻の死後に深刻化)
    配偶者の死後に深刻化し、公的活動や生活に影響を与えた。

評価・遺産

ティメルマンは軍政時代の人権侵害を世界に告発したジャーナリストとして高く評価される。拷問と投獄の体験を記した回想録は国際的な注目を集め、言論の自由と被害者の証言の重要性を広めた。

資料所蔵先

  • CONADEP(国家消失者委員会)への証言記録
  • アルゼンチン主要新聞アーカイブ(ラ・オピニオン等)

大衆文化への影響

  • 回想録のテレビ映画化(1983)
  • 人権・報道自由を巡る議論での象徴的存在

引用

  • ユダヤ主義であることは禁じられていない。
    出典: 尋問時のやり取り(回想記述)
  • 人権外交は人の命を救う。何人かを救ったかは分からないが、その政策は重要だ。
    出典: 公的発言(米上院での関連議論の際の発言)

豆知識

  • 幼少期に感染のため片目を失った。
  • 1977年にアルゼンチン軍政により逮捕・拷問・投獄され、1979年にイスラエルへ追放された。
  • 著書『名前のない囚人、番号のない独房』は国際的な注目を集め、多数の賞を受けた。
  • 1984年にアルゼンチンの最高勲章の一つであるリベルタドール・サン・マルティン勲章を受章した。
  • 晩年は心臓発作や脳卒中、うつ病に悩まされた。