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受賞作: The Big Nowhere
1950年代ロサンゼルスを舞台に、殺人や警察の腐敗、政治的陰謀が複雑に交錯する極めて暗い犯罪小説。断片的で緊迫した文体と複数視点の交差により、都市の腐敗と人間の絶望を鋭く描き出す。
ノワール社会派政治陰謀都市犯罪
ジェームズ・エルロイ
ジェームズ・エルロイ
James Ellroy
別名:
Lee Earle Ellroy
ペンネーム:
ジェームズ・エルロイ(作家名・公的な筆名として使用)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1948-03-04 (アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス)
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 宗教
- ルーテル(幼少期)/自己申告のキリスト教的信仰
- 居住地歴
- カリフォルニア州ロサンゼルス → カリフォルニア州エルモンテ → ミズーリ州カンザスシティ → コロラド州デンバー
経歴
- 職業
- 小説家, エッセイスト
- 活動期間
- 1981年〜
- 影響を受けた人物
- ダシール・ハメット, レイモンド・チャンドラー, チェスター・ハイムズ, ジョセフ・ワムボー
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| フェアファックス高校 | — | — | — | 在学中に退学(11年生で退学) | アメリカ合衆国 |
フェアファックス高校
期間:
在学中に退学(11年生で退学)
国:
アメリカ合衆国
11年生で退学。高校時代の問題行動が理由。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | エドガー賞 グランドマスター | — | — | ミステリー作家協会(Mystery Writers of America) | 受賞 |
| 1995 | TIME誌 その年のフィクション(American Tabloid) | アメリカン・タブロイド | — | TIME | 選出 |
| 2019 | エヴリーマンズ・ライブラリー選定 | The L.A. Quartet / The Underworld U.S.A. Trilogy 等 | — | Everyman's Library | 選出 |
エドガー賞 グランドマスター
2015
主催:
ミステリー作家協会(Mystery Writers of America)
結果:
受賞
TIME誌 その年のフィクション(American Tabloid)
1995
対象作品:
アメリカン・タブロイド
主催:
TIME
結果:
選出
エヴリーマンズ・ライブラリー選定
2019
対象作品:
The L.A. Quartet / The Underworld U.S.A. Trilogy 等
主催:
Everyman's Library
結果:
選出
受賞・候補エディション
エドガー・アラン・ポー賞
4回登壇
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第0回(2015年) 受賞
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受賞作: 生涯業績
グランド・マスターとして長年の文学活動が評価された受賞。作品単位ではなく、作家としての存在感そのものが対象になっている。
一冊の作品ではなく、長年の創作活動全体が評価された。
生涯業績ミステリ小説作家活動 -
受賞作: 生涯業績
グランド・マスターとして長年の文学活動が評価された受賞。作品単位ではなく、作家としての存在感そのものが対象になっている。
一冊の作品ではなく、長年の創作活動全体が評価された。
生涯業績ミステリ小説作家活動
ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
1回登壇
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第43回(2022年) 受賞
作品
代表作
The Black Dahlia(ブラック・ダリア)
1987年 犯罪小説/歴史フィクション実在の未解決事件(エリザベス・ショート=ブラック・ダリアの殺人)を題材に、複数の捜査官が絡むフィクションを織り交ぜたロサンゼルスを舞台とする長編。
犯罪腐敗贖罪ロサンゼルスの暗部
映像化・舞台化
- [映画] ブラック・ダリア(映画) / Brian De Palma (2006)
L.A. Confidential
1990年 犯罪小説/ノワール複数の視点で交錯する警察と犯罪の物語。監督や脚本家による映画化で広く知られるようになった代表作。
警察の腐敗権力と暴力真実と虚構
映像化・舞台化
- [映画] L.A. Confidential(映画) / Curtis Hanson (1997)
American Tabloid(アメリカン・タブロイド)
1995年 歴史フィクション/陰謀小説20世紀中葉の政治・犯罪史を織り込んだ“シークレット・ヒストリー”。複数の主人公を通じて米国政治と犯罪の癒着を描く三部作の第一作。
政治と犯罪の癒着陰謀権力の暗部
全著作
- Brown's Requiem (1981)
- Clandestine (1982)
- Killer on the Road / Silent Terror (1986)
- Blood on the Moon (1984)
- Because the Night (1984)
- Suicide Hill (1986)
- The Black Dahlia (1987)
- The Big Nowhere (1988)
- L.A. Confidential (1990)
- White Jazz (1992)
- American Tabloid (1995)
- The Cold Six Thousand (2001)
- Blood's a Rover (2009)
- Perfidia (2014)
- This Storm (2019)
- Widespread Panic (2021)
- The Enchanters (2023)
- My Dark Places (自伝, 1996)
- The Hilliker Curse: My Pursuit of Women (2010)
- LAPD '53 (2015)
翻案
- L.A. Confidential(映画、1997)
- The Black Dahlia(映画、2006)
- Brown's Requiem(映画化等)
作風・主題
- 文体
- テレグラフェーゼ的で短い断片文の多用(省略的・断章的)密度の高いプロットハードボイルド/ノワール風の語り
- 頻出モチーフ
- 腐敗した警察と権力暴力と復讐母親の死や贖罪ロサンゼルスの歴史的暗部
健康
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アルコール依存症青年期〜1970年代(回復後は断酒)若年期に生活と執筆に大きな悪影響を与えた。後に断酒し執筆に専念。
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肺の膿瘍(肺の膿瘍・肺炎)若年期入院や療養を経て回復。回復後に執筆に集中するきっかけの一つとなった。
評価・遺産
アメリカの現代犯罪小説(ノワール)に強烈な影響を与えた作家。独特な短詩的な文体とロサンゼルスを舞台にした大規模な「秘密史」三部作などで評価され、映画やテレビへの翻案を通じて大衆文化にも浸透している。
記念館・博物館
- ジェームズ・エルロイ・アーカイブ(サウスカロライナ大学) University of South Carolina, Irvin Department of Rare Books and Special Collections, コロンビア, サウスカロライナ州
資料所蔵先
- University of South Carolina Irvin Department of Rare Books and Special Collections に所蔵アーカイブ
大衆文化への影響
- 映画『L.A. Confidential』による広範な知名度の獲得
- 犯罪ノワール研究や大学での教材としての扱い
引用
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私はフィクションの巨匠だ。私はまた、史上最高の犯罪小説家だ。
出典: New York Times(インタビュー) (2006年) -
閉鎖(closure)はクソだ。
出典: 各種インタビュー
豆知識
- 幼少期に母親が殺害され、その事件は未解決のままである。
- 執筆では短い断片的な文体(テレグラフェーゼ)を多用することで知られる。
- かつてアルコール依存を経験し、後に断酒した。
- 『L.A. Confidential』は映画化され、原作の知名度を大きく上げた。