世界・海外・国外の文学賞

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ジョーン・ブレイディ

ジョーン・ブレイディ

Joan Brady

プロフィール

性別
女性
生誕
1939-12-04 (アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ)
死没
2024-06-13 (イングランド・オックスフォード) 84歳
国籍
アメリカ合衆国, イギリス
言語
英語
居住地歴
カリフォルニア州サンフランシスコ(出生地) → ニューヨーク市(コロンビア大学在学・バレエ活動) → イングランド(1965年移住、トッツネスなどを経てオックスフォード在住)

経歴

職業
作家, 小説家, 回想録作家, 元バレエダンサー
活動期間
1979年〜2024年

学歴

コロンビア大学
哲学 / 哲学科
期間: 1960年代
国: アメリカ合衆国
在学期間の詳細は不明

受賞歴

ウィットブレッド・ブック・オブ・ザ・イヤー(Whitbread Book of the Year)
対象作品: Theory of War
部門: Book of the Year
主催: ウィットブレッド賞(現コスタ賞)
結果: 受賞
ウィットブレッド・ノベル・オブ・ザ・イヤー(Whitbread Novel of the Year)
対象作品: Theory of War
部門: Novel of the Year
主催: ウィットブレッド賞(現コスタ賞)
結果: 受賞
フランス国外書最優秀賞(Prix du Meilleur Livre Étranger)
対象作品: Theory of War
主催: 不明
結果: 受賞
全米芸術基金(NEA)助成金
主催: 全米芸術基金(NEA)
結果: 受領

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Theory of War

    戦争の影響と家族の傷跡をめぐる重層的な物語。過去のトラウマが現在にどう影響するかを静かな筆致で描き、赦しと対峙をテーマとしている。

    戦争の影響家族記憶トラウマ

作品

代表作

The Impostor

1979年 小説

1979年に刊行されたブレイディの最初の著書。作家としての出発点となった作品。

自己とアイデンティティ

The Unmaking of a Dancer

1982年 回想録

ダンサーとしての経歴や私生活を綴った自伝。イギリスでは 'Prologue: An Unconventional Life' の題で出版された。

ダンス再生家族

Theory of War

1993年 小説

ブレイディの代表作。批評家に高く評価され、ウィットブレッド賞(ノベル・オブ・ザ・イヤー、年間最優秀書)などを受賞したとされる。

家族トラウマ政治的要素

Death Comes For Peter Pan

1995年 小説(社会派フィクション)

アメリカにおける医療の不正や虐待を暴露する内容の作品。医療制度の問題点を扱っている。

医療制度の批判権力と虐待

The Emigré

1999年 小説 / アドベンチャー

詐欺師の冒険を描いた作品。主人公の手口と旅を通じて人間模様を描く。

詐欺アイデンティティ

Bleedout

2005年 スリラー / クライムフィクション

ブレイディの初のスリラー。政治・企業の腐敗を背景に、殺人とその周辺を描く作品。執筆の契機には近隣工場の有害物質を巡る法的争いでの和解がある。

腐敗犯罪正義

Venom

2010年 スリラー

『Bleedout』の続編にあたる作品。放射線被曝の治療を巡る製薬企業の非情さを扱うテーマが導入される。

製薬企業倫理放射線安全

The Blue Death

2012年 スリラー / 犯罪小説

2012年刊。犯罪や公衆衛生に関する問題を題材にした作品とされる。

犯罪公衆衛生

America’s Dreyfus: The Case Nixon Rigged

2015年 ノンフィクション / 調査報道

ニクソン政権による不正や政治的事件を扱う調査的著作。歴史と司法に関する問題を論じる。

政治歴史司法の不正

全著作

  • The Impostor
  • The Unmaking of a Dancer (Prologue: An Unconventional Life)
  • Theory of War
  • Death Comes For Peter Pan
  • The Emigré
  • Bleedout
  • Venom
  • The Blue Death
  • America’s Dreyfus: The Case Nixon Rigged

作風・主題

文体
心理的洞察を重視する筆致社会的・政治的問題を扱う現実主義的描写サスペンス要素を取り入れた語り
頻出モチーフ
家族と過去のトラウマ権力と腐敗医療や公衆衛生への批判

健康

  • 敗血症(敗血症に伴う心臓発作)
    2024
    敗血症が誘因となる心臓発作により2024年6月に死去

評価・遺産

ジョーン・ブレイディは、1990年代に発表した『Theory of War』で国際的な評価を受け、ウィットブレッド賞の主要部門を受賞した最初の女性かつアメリカ人とされる。回想録や社会派フィクション、のちにスリラーへと作品群を広げ、英米両国で批評的関心を集めた。

引用

  • 「現代の天才的作品」
    出典: スペクテイター(書評) (1994年)

豆知識

  • 元々はサンフランシスコ・バレエやニューヨーク・シティ・バレエで踊っていたバレエダンサー出身。
  • 1963年に作家デクスター・マスターズと結婚。マスターズは彼女の母の元恋人であったと報じられている。
  • 1965年にイギリスへ移住し、後年はオックスフォードに在住した。
  • 『Theory of War』によりウィットブレッド賞(ノベル・オブ・ザ・イヤー/年間最優秀書)を受賞したとされ、同賞で最初の女性かつアメリカ人受賞者とされる。
  • 近隣の靴工場からの有害ガスをめぐる訴訟で和解金を得たことがあり、その経験が犯罪小説執筆への転機となった。