コスタ・ブック賞 こすたぶっくしょう
第23回(1993年)
NovelFirst novelChildren's bookPoetryBiographyShort story
受賞者
5名
Joan Brady
受賞
Theory of War
戦争の影響と家族の傷跡をめぐる重層的な物語。過去のトラウマが現在にどう影響するかを静かな筆致で描き、赦しと対峙をテーマとしている。
戦争の影響家族記憶トラウマ
小説家
アメリカ出身で英国で活動した作家。心理的深みのある作品で知られ、1993年に『Theory of War』でBook of the Yearに選ばれた。
Rachel Cusk
受賞
Saving Agnes
若い女性の成長と自我の形成を描く物語。家族関係や社会的期待との葛藤を通じて主人公の内面を丁寧に追う作品。
成長家族アイデンティティ
小説家
イギリスの小説家・エッセイスト。鋭い心理描写と実験的な語りで知られる。処女作『Saving Agnes』が注目された。
Anne Fine
受賞
Flour Babies
学校のプロジェクトで“赤ん坊”として小麦粉の塊を育てることになった少年が責任や共感を学ぶ児童向け長編。ユーモアと教訓を兼ね備えた作品。
教育成長責任ユーモア
児童文学作家・小説家
英国の児童文学作家。子どもの視点から社会や家族を描く作品で知られ、教育的要素とユーモアを併せ持つ。
Mean Time
愛や喪失、時間の経過をテーマにした詩集。日常の言葉を通して普遍的な感情に迫る作品で、詩的感受性と技巧が結実している。
愛喪失時間記憶
詩人
英国の詩人。後にイギリスのポエット・ラウレート(桂冠詩人)を務めた。感情の機微を鋭く捉える詩で高い評価を得る。
Philip Larkin: A Writer's Life
フィリップ・ラーキンの生涯と詩作を分析した伝記。私生活と作品世界の関連を丹念に追い、詩人像の全体像を提示する読みやすい研究伝記である。
伝記詩人論20世紀文学
詩人・伝記作家
英詩人で伝記作家。後に英国のポエット・ラウレートを務めた。フィリップ・ラーキンの伝記で文学研究的な評価を得た。