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受賞作: Selling Manhattan
マンハッタンを題材に、都市生活・消費文化・孤独や関係性を詩的に扱う詩集。都市の断片を通して現代社会の諸相を浮き彫りにする。
詩都市消費社会孤独
キャロル・アン・ダフィー
キャロル・アン・ダフィー
Kyaroru An Dafii
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1955-12-23 (グラスゴー(ゴーバルズ)、スコットランド)
- 国籍
- スコットランド
- 言語
- 英語
- 宗教
- ローマ・カトリックに育つが、15歳で無神論に転じた
- 居住地歴
- グラスゴー(出生〜幼年期) → スタッフ(移住後の育ち) → マンチェスター(在職・居住)
経歴
- 職業
- 詩人, 劇作家, 大学教授(現代詩), 詩評家
- 活動期間
- 1974年〜
- 所属
- マンチェスター・メトロポリタン大学(マンチェスター・ライティング・スクール)
- 所属団体
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア会員(Fellow), 英国アカデミー名誉フェロー(HonFBA), ロイヤル・ソサエティ・オブ・エジンバラ名誉フェロー(HonFRSE)
- 影響を受けた人物
- エイドリアン・ヘンリ(Adrian Henri), テッド・ヒューズ(影響を公言), シーモアス・ヒーニー(好意的に言及)
- 影響を与えた人物
- 現代イギリス詩人(若手)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| リヴァプール大学 | — | 哲学 | B.A. (Hons) Philosophy | 1974–1977 | イギリス |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1983 | ナショナル・ポエトリー・コンペティション(1等) | Whoever She Was | — | The Poetry Society | winner |
| 1986 | スコットランド芸術評議会図書賞 | Standing Female Nude | — | Scottish Arts Council | winner |
| 1988 | サマセット・モーム賞 | Selling Manhattan | — | Society of Authors 等 | winner |
| 1993 | ホイットブレッド賞(詩部門) | Mean Time | Poetry | Whitbread/Costa | winner |
| 2005 | T. S. エリオット賞 | Rapture | Poetry | T. S. Eliot Prize (Faber & Faber 等) | winner |
| 2011 | コスタ・ブック賞(詩) | The Bees | Poetry | Costa | winner |
| 2012 | PEN Pinter Prize | — | — | PEN | winner |
| 2015 | 名誉称号(Dame Commander of the Order of the British Empire) | — | Honours | 英国王室(ニューイヤー・オナーズ、公式公報) | appointed DBE |
| 2021 | ストルガ詩祭ゴールデン・リース受賞 | — | — | Struga Poetry Evenings | laureate |
受賞・候補エディション
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第2回(1993年) 受賞受賞作: Mean Time
Mean Time を収めた詩集。時間、家族、喪失 を軸に、抑制の効いた声でイメージと反復から感情を立ち上げる。
時間 と 家族 が響き合う、凝縮された詩集。
52ページ時間家族喪失記憶
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第23回(1993年) 受賞受賞作: Mean Time
愛や喪失、時間の経過をテーマにした詩集。日常の言葉を通して普遍的な感情に迫る作品で、詩的感受性と技巧が結実している。
愛喪失時間記憶 -
第41回(2011年) 受賞受賞作: The Bees
蜂(bees)をモチーフに、自然・記憶・人間関係の機微を詠んだ詩集。象徴的なイメージと日常の観察を通じて普遍的な感情を掘り下げる作品群。
自然記憶日常生活象徴主義詩
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受賞作: ラナン文学賞(詩部門)
詩作全体の評価に基づく受賞。社会的・個人的主題を扱う作品群が評価された。
日常フェミニズム社会観察 -
受賞作: ラナン文学賞(詩部門)
詩作全体の評価に基づく受賞。社会的・個人的主題を扱う作品群が評価された。
日常フェミニズム社会観察
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第13回(2005年) 受賞受賞作: Rapture
恋の始まりから喪失までをたどる連作で、親密さと感情の揺れを丹念にすくい取る。
愛の高まりと失われゆく感情を、ひと続きの声でたどる。
85ページ恋愛喪失連作詩
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第56回(2021年) 受賞受賞作: Golden Wreath(生涯業績)
本賞はキャロル・アン・ダフィーの生涯にわたる詩作と公共的な詩活動を評価した。日常語と鋭い社会洞察を組み合わせ、現代詩への重要な貢献を示した点が評価された。
社会問題ジェンダー日常性
作品
代表作
Standing Female Nude
1985年 詩集社会の周縁にいる人物の声を借り、鋭い観察と機知で日常と抑圧を描く初期代表作。
Selling Manhattan
1987年 詩集都市生活や移動をテーマにした詩集。Somerset Maugham Award受賞作の一つ。
Mean Time
1993年 詩集記憶や喪失、時間の経過を主題にした成熟期の重要な詩集。Whitbread賞などを受賞。
Rapture
2005年 詩集(愛についての連作)恋愛の始まりから終わりまでを追う親密な連作詩。T. S. Eliot Prize受賞作。
- [ラジオ劇] Rapture(ラジオ版) / Fiona Shaw(出演) / BBC Radio Four(放送) (2007)
The Bees
2011年 詩集(選集)選集。幅広い題材を含み、2011年のコスタ詩部門での受賞作。
全著作
- Fleshweathercock and Other Poems (1974)
- Standing Female Nude (1985)
- Selling Manhattan (1987)
- Mean Time (1993)
- Rapture (2005)
- The Bees (2011)
- Sincerity (2018)
翻案
- Everyman(現代版、ナショナル・シアター上演、2015)
- Rapture(BBCラジオ劇、2007)
作風・主題
- 文体
- 平易な語彙を巧みに用いる明快で聴覚的な文体他者の声を借りるベントリロクイズム(代弁)叙事的で物語的な長詩を取り入れることがある
- 頻出モチーフ
- 記憶と喪失愛と親密さジェンダーとアイデンティティ日常の中の幻想
評価・遺産
キャロル・アン・ダフィーは英国現代詩における最も影響力のある詩人の一人であり、2009年から2019年まで英国ポエット・ローレートを務めた。女性かつスコットランド出身、オープンリー・レズビアンとして初のローレート就任は象徴的な意義を持ち、学校教育にも取り上げられるなど広範な影響を与えている。
記念館・博物館
- ナショナル・ポートレート・ギャラリー(ロンドン)所蔵ポートレイト ロンドン
関連学会
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチュア
- 英国アカデミー(名誉フェロー)
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・エジンバラ(名誉フェロー)
資料所蔵先
- 大英図書館(資料所蔵の可能性あり)
- 国立・大学アーカイブ(マンチェスター・メトロポリタン大学等)
大衆文化への影響
- 学校教育で広く採用される詩人(GCSE、A-level等)
- 王室行事や公共行事のための詩作(王室の結婚式、戴冠60周年記念など)
引用
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私は詩人として「plash」のような面白い言葉に興味がない。単純な言葉を、しかし複雑な方法で使うのが好きだ。
出典: インタビュー(The Observer 等) (2005年)
豆知識
- 2009年に英国ポエット・ローレートに就任(初の女性・スコットランド生まれ・公然としたレズビアンの就任)
- 娘(Ella、1995年生)を持つ
- 若年期にアドリアン・ヘンリと同棲し詩的影響を受けた