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ジョアン・D・ヴィンジ

ジョアン・D・ヴィンジ

Joan D. Vinge

別名: Joan Carol Dennison
ペンネーム: ビリー・ランドール一部短編で使用したペンネーム

プロフィール

性別
女性
生誕
1948-04-02 (ボルチモア、メリーランド州、アメリカ合衆国)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
チャペルヒル(ノースカロライナ州) → チュラビスタ(カリフォルニア州) → サンディエゴ(カリフォルニア州)

経歴

職業
小説家, 短編作家, 詩人
活動期間
1974年〜
影響を受けた人物
ロバート・A・ハインライン, アーシュラ・K・ル=グウィン

学歴

サンディエゴ州立大学
人類学
学位: BA
期間: 1967–1971
卒業年: 1971
国: アメリカ合衆国
元は美術を専攻していたが人類学に転向して学士号を取得

受賞歴

ヒューゴー賞(最優秀長編小説)
1981
対象作品: 『雪の女王』
主催: 世界SF協会
結果: Winner
ヒューゴー賞(最優秀中編)
1978
対象作品: 「アイズ・オブ・アンバー」
主催: 世界SF協会
結果: Winner
Scribe賞(最優秀改作小説)
2012
対象作品: 『カウボーイズ & エイリアン』(ノベライズ)
主催: 国際アメリカ作家組織(Scribe Awards)
結果: Winner
アメリカ図書館協会ベスト・ブック(ヤングアダルト)
対象作品: 『サイオン』
主催: アメリカ図書館協会
結果: Selected

受賞・候補エディション

ネビュラ賞 1回登壇
  1. 受賞作: The Snow Queen

    政治と宗教が交錯する惑星で、王位継承、記憶、愛が複雑に絡み合う。冷たく見える支配の背後にある人間性を、心理と神話性の両面から掘り下げる。

    氷のような権力の背後で、記憶と愛が揺れ続ける。

    536ページ
    記憶とアイデンティティ権力と宗教愛と犠牲

作品

代表作

『雪の女王』

1980年 SF(スペースオペラ/サイコロジカルSF) 448ページ

政体と宗教が交錯する惑星を舞台に、王朝の継承と記憶、愛をめぐる物語。主人公の一人は雪のように冷たい支配者像と、深い人間性とのはざまで葛藤する。

記憶とアイデンティティ権力と宗教愛と犠牲
翻訳
  • 『雪の女王』

「アイズ・オブ・アンバー」

1977年 SF(中編/ノヴェレット)

異種族間のコミュニケーションと感情の衝突を描いた中編。特に視覚や知覚の差異がテーマとして際立つ作品。

異文化理解知覚の差異
翻訳
  • 「アイズ・オブ・アンバー」

『サイオン』

1982年 SF(YA向け要素を含む) 224ページ

テレパシー能力を持つ若者を中心に、権力との対峙と自己発見の過程を描くシリーズの一部。成長と倫理がテーマ。

テレパシーと倫理成長物語
翻訳
  • 『サイオン』

全著作

  • The Outcasts of Heaven Belt(1978)『ヘブン・ベルトの追放者たち』
  • The Snow Queen(1980)『雪の女王』
  • World's End(1984)
  • The Summer Queen(1991)『夏の女王』
  • Psion(1982)『サイオン』
  • Catspaw(1988)
  • Dreamfall(1996)
  • Cowboys & Aliens(2011、ノベライズ)

翻案

  • 『カウボーイズ & エイリアン』(2011年の映画のノベライズ)

作風・主題

文体
心理描写と人物の内面探索を重視する叙述神話的・民俗学的要素とSF的設定の融合
頻出モチーフ
テレパシー・心のつながり記憶と喪失権力構造と宗教

健康

  • 脳損傷(自動車事故による)
    2002-03-02 以降(2002–2007にかけて回復、執筆活動再開)
    軽度だが衰弱を伴う脳損傷と線維筋痛症の影響で一時的に執筆が困難になったが、2007年頃から徐々に回復して執筆を再開した。
  • 線維筋痛症
    既往
    慢性的な疼痛と疲労が執筆生活に影響を与えた。

評価・遺産

ジョアン・D・ヴィンジは、1980年代以降のアメリカSFを代表する作家の一人であり、『雪の女王』やキャットシリーズなどで高く評価されている。深い心理描写と神話的要素の融合、女性作家としての重要な位置づけを持つ。

関連学会

  • アメリカ図書館協会(関連選出など)

大衆文化への影響

  • ロバート・A・ハインラインが一部献辞を捧げたことが知られている

豆知識

  • ロバート・A・ハインラインは1982年の小説『Friday』の一部をジョアンに献辞として捧げている。
  • 一時的にペンネーム「ビリー・ランドール」を使用したことがある(短編で使用)。
  • 2002年に自動車事故で脳損傷を負い、その後回復して2007年頃に執筆を再開した。
  • 『雪の女王』はヒューゴー賞を受賞している。