世界・海外・国外の文学賞

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ジョン・アーンスト・スタインベック

ジョン・アーンスト・スタインベック

John Steinbeck

ペンネーム: アムニージア・グラスコック1935年に詩を発表するために使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1902-02-27 (サリナス(カリフォルニア州))
死没
1968-12-20 (ニューヨーク(ニューヨーク州)) 66歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
不可知論(幼少期は米国聖公会に属していた)
居住地歴
サリナス(カリフォルニア州) → パシフィック・グローブ(カリフォルニア州) → ニューヨーク(ニューヨーク州)

経歴

職業
小説家, 劇作家, 従軍記者
活動期間
1925年〜1968年
影響を受けた人物
エド・リケッツ, フョードル・ドストエフスキー, ジョン・ミルトン
影響を与えた人物
アメリカの後続世代の作家たち

学歴

スタンフォード大学
英文学部 / 海洋生物学
期間: 1920–1925
国: アメリカ合衆国
学位取得せず中退

受賞歴

ノーベル文学賞
1962
主催: スウェーデン王立科学アカデミー
結果: 受賞
ピューリッツァー賞(フィクション)
1940
対象作品: 怒りの葡萄
主催: ピューリッツァー賞委員会
結果: 受賞
全米図書賞
1940
対象作品: 怒りの葡萄
主催: 全米図書賞委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 大恐慌と砂嵐で故郷を追われたジョード一家が、カリフォルニアを目指して旅を続ける長編。飢えや差別、希望と連帯のあいだで、人間が持ちうる尊厳を見つめる。

    家を失っても、なお失われないものがある。

    588ページ
    大恐慌移民家族労働尊厳
  1. 受賞作: The Grapes of Wrath

    大恐慌時代、ダストボウルで土地を失ったジョード一家がカリフォルニアへ移住する過程を通して、貧困・搾取・労働者の連帯と人間性を描く社会派大河小説。資本主義と社会正義への問いかけが中心テーマ。

    大恐慌移民と労働家族と連帯社会的不正義
  1. 大恐慌下のアメリカ西部へ移住する一家を通して、貧困と移動、連帯と喪失を描く長編。個人の苦難を超えて、社会の圧力の下で保たれる尊厳を見つめる。

    追われる家族の旅路を通して、アメリカの痛みと希望を描く。

    588ページ
    大恐慌移民家族社会的不正義

作品

代表作

二十日鼠と人間

1937年 中編小説(戯曲的要素) 112ページ

大恐慌期を背景に、職を求めて旅をする2人の労働者の友情と悲劇を描く寓話的な短編小説。

友情夢と現実弱者の尊厳
映像化・舞台化
  • [映画] 二十日鼠と人間(映画) / Lewis Milestone (1939)
翻訳
  • 二十日鼠と人間(日本語訳 複数版)

怒りの葡萄

1939年 長編小説(社会派) 464ページ

大干ばつと経済恐慌で住む土地を失ったジョード一家がカリフォルニアへ向かう旅を通じ、労働者の苦境と連帯を描く大河小説。

社会正義家族経済的不平等
映像化・舞台化
  • [映画] 怒りの葡萄(映画) / John Ford (1940)
翻訳
  • 怒りの葡萄(日本語訳 複数版)

エデンの東

1952年 長編小説(家族史) 601ページ

カリフォルニアを舞台にした一家の世代にわたる歴史を通し、原罪と救済、善と悪の対立を描く大作。

原罪選択と自由世代間の葛藤
映像化・舞台化
  • [映画] エデンの東(映画) / Elia Kazan (1955)
翻訳
  • エデンの東(日本語訳)

キャナリー・ロウ

1945年 長編小説(風俗小説) 204ページ

カリフォルニアの漁村を舞台に、住人たちの日常と人間味を温かく描いた作品。

共同体日常のユーモア
映像化・舞台化
  • [舞台/映画化] キャナリー・ロウ(映像化等)
翻訳
  • キャナリー・ロウ(日本語訳)

月は沈みぬ

1942年 長編(反占領文学) 160ページ

占領下の村で市民が抑圧に抵抗する姿を描いた短い寓話的作品。第二次大戦中に広く読まれた。

抵抗占領と自由
翻訳
  • 月は沈みぬ(日本語訳)

全著作

  • 黄金の杯(1929)
  • 天の牧場(1932)
  • トーティヤ平(1935)
  • 二十日鼠と人間(1937)
  • 怒りの葡萄(1939)
  • 月は沈みぬ(1942)
  • キャナリー・ロウ(1945)
  • エデンの東(1952)
  • われらが不満の冬(1961)
  • チャーリーとの旅(1962)

翻案

  • 怒りの葡萄(1940年映画、監督:ジョン・フォード)
  • エデンの東(1955年映画、監督:エリア・カザン)
  • 二十日鼠と人間(1939年映画、監督:ルイス・マイルストン)

作品の翻訳

  • 怒りの葡萄(日本語訳 複数)
  • エデンの東(日本語訳)

作風・主題

文体
リアリズム自然主義的描写簡潔で直接的な文体
頻出モチーフ
経済的困窮と労働者家族と血縁自然と土地へのこだわり

健康

  • 心臓発作(死因)
    1968
    1968年の心臓発作で死去

評価・遺産

スタインベックは20世紀アメリカ文学を代表する作家の一人であり、社会的リアリズムと人間への共感に富んだ作品群で高く評価される。1962年にノーベル文学賞を受賞し、その作品は世界中で読み継がれている。

記念館・博物館

  • ナショナル・スタインベック・センター カリフォルニア州サリナス 1998年開館

関連学会

  • スタインベック研究会

資料所蔵先

  • Ball State University Archives(ジョン・スタインベック・コレクション)
  • ナショナル・スタインベック・センター 資料館

大衆文化への影響

  • 多くの作品が映画化され教育教材としても広く利用されている

引用

  • 「優れた思いやりのあるユーモアと鋭い社会観察を結びつけた、現実的で想像力のある著作に対して」
    出典: ノーベル賞受賞理由(スウェーデン王立科学アカデミー) (1962年)

豆知識

  • 生涯で27冊の本を出版した(小説16冊、ノンフィクション6冊、短編集2冊などを含む)
  • 家族の本来の姓は「Großsteinbeck」で、移民時にSteinbeckへ短縮された