世界・海外・国外の文学賞

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ジョナサン・エドワード・シェル

ジョナサン・エドワード・シェル

Jonathan Edward Schell

プロフィール

性別
男性
生誕
1943-08-21 (ニューヨーク市)
死没
2014-03-25 (ブルックリン(ニューヨーク)) 70歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ニューヨーク市 → 東京都(国際基督教大学在学) → サイゴン(旧名、ベトナム) → ブルックリン(ニューヨーク)

経歴

職業
記者, 作家, 大学講師
活動期間
1967年〜2014年
所属
The New Yorker(寄稿・編集部), The Nation Institute / The Nation(シニアフェロー、平和と軍縮担当), ハーバード・インスティテュート・オブ・ポリティクス(フェロー), イェール大学(客員講師・フェロー)
影響を与えた人物
核兵器廃絶運動(ニュー・アボリショニスト等), 公共知識人/平和運動の世論形成
ノミネート
ピューリッツァー賞(ノミネート), 全米図書賞(ノミネート), 全米書評家協会賞(ノミネート)

学歴

ダルトンスクール
国: アメリカ合衆国
ニューヨーク市の私立学校での就学歴
パットニー・スクール (The Putney School)
国: アメリカ合衆国
バーモント州の寄宿制高等学校を卒業
ハーバード大学
極東史専攻
学位: Bachelor's degree
期間: 1961–1965
卒業年: 1965
国: アメリカ合衆国
1965年に極東史の学位を取得
国際基督教大学
日本語学習・研究
期間: 1965–1966
卒業年: 1966
国: 日本
1年間日本語を学ぶため在学

受賞歴

ジョージ・ポーク賞(コメント部門)
1979
部門: コメント(Commentary)
主催: ジョージ・ポーク賞(ロングアイランド大学)
結果: 受賞
ロサンゼルス・タイムズ書籍賞
1982
対象作品: 『地球の運命』(The Fate of the Earth)
主催: Los Angeles Times
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Fate of the Earth

    核兵器が人類にもたらす破滅的帰結を検証した論考。科学的知見と倫理的問いを繋げ、核時代における人間の責任と選択を鋭く問い直す。

    核兵器倫理国際政治

作品

代表作

ベン・スクの村(The Village of Ben Suc)

1967年 ルポルタージュ/ノンフィクション

ベトナム戦争中に破壊された村を取材したルポルタージュ。戦争の影響と民間人の被害を描く。

ベトナム戦争民間人への被害戦争批判

軍の半分(The Military Half)

1968年 ノンフィクション/戦争報告

アメリカ軍の爆撃と地上作戦がもたらしたベトナム中部地方の破壊を詳述する報告。

戦争の破壊性米軍の作戦

地球の運命(The Fate of the Earth)

1982年 論説/科学と倫理

核兵器の使用が人類にもたらす完全な破滅の可能性を論じ、核兵器廃絶を強く訴えた作品。

核兵器人類の存亡倫理的訴え軍縮

第七の十年(The Seventh Decade: The New Shape of Nuclear Danger)

2007年 論説/安全保障

冷戦後の新たな核の危険性について分析し、核廃絶の必要性を再検討する書。

核戦略ポスト冷戦の安全保障

全著作

  • 『ベン・スクの村』 (The Village of Ben Suc)。Alfred A. Knopf。1967年。
  • 『軍の半分—クアンガイとクアンティンの破壊に関する記録』 (The Military Half)。Alfred A. Knopf。1968年。
  • 『幻影の時代』 (The Time of Illusion)。Alfred A. Knopf。1976年。
  • 『地球の運命』 (The Fate of the Earth)。Alfred A. Knopf。1982年。
  • 『廃絶』 (The Abolition)。Alfred A. Knopf。1984年。
  • 『第七の十年』 (The Seventh Decade)。Metropolitan Books。2007年。

作風・主題

文体
ジャーナリスティックで事実に基づく記述倫理的・道義的な訴えを含む論説的文体冷静だが感情的訴求を伴う表現
頻出モチーフ
核兵器の破滅性戦争の悲惨さと市民被害政治的責任と良心

健康

  • 癌(基礎にある血液の病状に起因)
    最終数年(〜2014年)
    最終的に死亡原因となり、活動に制約を与えた

評価・遺産

シェルはベトナム戦争や核兵器の問題を鋭く追及した公共知識人として評価される。『地球の運命』は核廃絶運動に影響を与え、学術・市民運動双方で参照され続けている。

関連学会

  • Type Media Center(ジョナサン・シェル記念講義/Fate of the Earthシリーズ)

大衆文化への影響

  • 政治・平和運動の議論や講義で引用されることが多い

引用

  • これほどまでに自らのリスクをほとんど負わずに暴力を解き放った国はこれまでになかった。それは国民の支持なしに戦争を遂行する方法であり、もはや死ぬ覚悟のない大義のために我々すべてを殺す不名誉に関与させるものである。
    出典: The New Yorker(Notes and Comment), 1972 (1972年)

豆知識

  • ウィリアム・ショーンが『The New Yorker』編集長後継にシェルを指名したが、スタッフの反発で撤回されたことがある。
  • 『地球の運命』は核兵器廃絶運動の世論形成に大きな影響を与え、各種賞にノミネートされた。
  • 晩年は気候変動に関する未完の書『The Human Shadow』の研究に取り組んだ。