世界・海外・国外の文学賞

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ジョルジェ・アマード

ジョルジェ・アマード

Jorge Amado

プロフィール

性別
男性
生誕
1912-08-10 (ブラジル、バイーア州イタブナ近郊フェラーダス)
死没
2001-08-06 (ブラジル、バイーア州サルヴァドール) 88歳
国籍
ブラジル
言語
ポルトガル語
宗教
宗教的シンクレティズム(カンドンブレなど)
居住地歴
イタブナ(幼少期) → サルヴァドール(学業・晩年) → リオデジャネイロ(大学) → ブエノスアイレス(亡命) → モンテビデオ(亡命) → フランス(亡命) → チェコスロバキア(在住)

経歴

職業
作家, 教授, 政治家
活動期間
1931年〜1994年
所属団体
ブラジル文学アカデミー(第23座)
影響を受けた人物
モダニズム文学, 左派・共産主義思想, アフロ・ブラジル文化と民間伝承
影響を与えた人物
ブラジルの大衆的作家や地域小説の作家群, 妻のゼリア・ガタイ(共同執筆・影響関係)
ノミネート
ノーベル文学賞ノミネート(1967), ノーベル文学賞ノミネート(1968), ノーベル文学賞ノミネート(1969), ノーベル文学賞ノミネート(1970), ノーベル文学賞ノミネート(1971), ノーベル文学賞ノミネート(1972), ノーベル文学賞ノミネート(1973)

学歴

リオデジャネイロ連邦大学(法学部)
法学部 / 法学
学位: LL.B.
期間: 1930年代
国: ブラジル
法学を学んだが弁護士としては活動しなかった

受賞歴

国際ノニーノ賞
1984
主催: ノニーノ財団
結果: 受賞
スターリン平和賞(レーニン平和賞とも)
1951
主催: ソビエト連邦
結果: 受賞
レジオンドヌール勲章
1984
主催: フランス共和国
結果: 叙勲

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯の業績

    ジョルジェ・アマードの受賞は、バイーアの民衆文化、宗教、欲望、社会的不正義を描いた小説群を讃えるもの。温かい人物描写とユーモアを備えた大衆性の高い語りが、ブラジル文学を国際的に広く届けた。

    バイーアの生活を、ユーモアと共感で描く。

    小説バイーア民衆文化社会的不正義ユーモア

作品

代表作

ガブリエラ、クローブとシナモン

1958年 小説(フォーク小説・地域小説)

バイーア州の港町を舞台に、ガブリエラという自由奔放な女性を中心に描く恋愛と社会の物語。作者の第二期を代表する作品。

地域社会性と男女関係伝統と近代化
翻訳
  • ガブリエラ(英訳)

ドナ・フロールと二人の夫

1966年 小説

妻ドナ・フロールを中心に、情熱とユーモアを交えた物語。映画化され国際的に知られる代表作。

婚姻と欲望ユーモアと異世界的要素地域文化
映像化・舞台化
  • [映画] ドナ・フロールと二人の夫(映画) / Bruno Barreto (1976)
翻訳
  • ドナ・フロール(英訳)

ティエタ

1977年 小説

バイーアの女性ティエタの生涯を通して社会と道徳を描く物語。地域文化への祝祭的な賛歌でもある。

女性と自立社会批判地域文化

砂浜の船長たち(キャプテインズ・オブ・ザ・サンズ)

1937年 小説

ストリートチルドレンの視点でブラジル社会の不平等と苦難を描く初期の代表作。

貧困少年社会的排除

暴力の大地

1943年 小説

カカオ農園をめぐる争いと労働者の苦境を描いた作品。初期の社会派小説の一つ。

労働と搾取土地争い地域経済

全著作

  • _O País do Carnaval_(『カーニバルの国』, 1931)
  • _Cacau_(1933)
  • _Suor_(1934)
  • _Jubiabá_(1935)
  • _Mar Morto_(1936)
  • _Capitães da Areia_(1937)
  • _Terras do Sem Fim_(1943)
  • _Gabriela, Cravo e Canela_(1958)
  • _Dona Flor e Seus Dois Maridos_(1966)
  • _Tieta do Agreste_(1977)
  • _A Descoberta da América pelos Turcos_(1994)

翻案

  • 映画『ドナ・フロールと二人の夫』(1976)ほか多くの映画・テレビ化

作品の翻訳

  • 『ガブリエラ、クローブとシナモン』など多言語訳(英語・日本語・フランス語など)

作風・主題

文体
民衆的で語り口の軽やかな文体ユーモアと社会批判を織り交ぜるフォーク小説的な描写
頻出モチーフ
アフロ・ブラジル文化カカオ農園と労働者女性の性と自立宗教的シンクレティズム

健康

  • 糖尿病
    晩年(主に2000年代直前)
    晩年の健康を損ない、最終的に心肺不全で死亡

評価・遺産

ブラジル近代文学を代表する作家で、地域性と民衆文化を描いた作品群は国際的にも広く翻訳され、映画化やカーニバルなど大衆文化にも影響を与えた。

記念館・博物館

  • ホルヘ・アマード財団(Casa Jorge Amado) ブラジル、バイーア州サルヴァドール(ペロリーニョ) 1987年開館

関連学会

  • ブラジル文学アカデミー(Academia Brasileira de Letras)

資料所蔵先

  • ホルヘ・アマード財団アーカイブ(サルヴァドール)
  • 米国議会図書館の録音資料(1977年)

大衆文化への影響

  • 映画・テレビ化による国際的な普及、サンバ学校などカーニバル文化への影響

豆知識

  • ノーベル文学賞に少なくとも7回ノミネートされた(1967–1973)
  • カエルのコレクションがあり、カエルに関する記念種が命名された(Phyllodytes amadoi)
  • 晩年は糖尿病を患い、2001年に心肺不全で死亡した
  • 1930年代に書籍が焼かれたり、ポルトガルで禁書扱いになった時期がある
  • 1950年代にソビエト側からスターリン平和賞(1951)を受賞した
  • CIAによる調査対象となった時期がある