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金芝河(キム・ジハ)

キム・ジハ

Kim Jiha

ペンネーム: 金芝河(ペンネーム:김지하 / キム・ジハ)反体制的な詩や演劇で用いた筆名。韓国語で「地下(underground)」を意味する「ジハ」を含む。

プロフィール

性別
男性
生誕
1941-02-04 (木浦(韓国・全羅南道、旧日本統治下))
死没
2022-05-08 (元州(ウォンジュ、韓国)) 81歳
国籍
大韓民国
言語
韓国語
宗教
カトリック
居住地歴
木浦(出生) → ソウル(留学・活動) → 元州(晩年)

経歴

職業
詩人, 劇作家, 作家, 民主化活動家
活動期間
1963年〜2022年

学歴

ソウル大学校
美学科 / 美学
学位: 学士
期間: 1962–1966
卒業年: 1966
国: 大韓民国
美学専攻で卒業。学生時代に4・19革命のデモに参加。

受賞歴

ロータス賞(文学)
1975
主催: アフロ・アジア作家協会(Lotus Prize 授与組織)
結果: 受賞
国際詩人会議 グランド詩人賞
1981
主催: International Poets' Conference
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 오적(『五賊 / Five Thieves』)

    代表的な反権力詩集や詩篇は、権力者への痛烈な批判と社会的不正への告発を主題とする。韓国の民主化運動と強く結び付く詩的抵抗の象徴となった作品群である。

    政治的抵抗人権民主化社会批判

作品

代表作

黄土(The Yellow Earth)

詩集

初期の詩集。社会批判的な内容とリリカルな表現を併せ持つ。

社会批判貧困土地
翻訳

五賊(Five Bandits / Five Thieves)

1970年 叙事詩/風刺詩

政権の腐敗をパンソリ風の語りで風刺した代表作。発表後に発禁・作者逮捕につながった。

政治風刺権力批判歴史意識
翻訳
  • タイ語訳『五賊』等

黄金の王冠をかぶったイエス(The Gold-Crowned Jesus)

1978年 劇(演劇)・随筆集

劇作。疫病や差別に苦しむ人々と囚われのイエスを巡る寓話的な物語を通して貧者と連帯することの必要性を説く。

宗教的寓話社会的弱者解放
映像化・舞台化
  • [演劇] 黄金の王冠をかぶったイエス(舞台上演)
翻訳
  • 『黄金の王冠をかぶったイエスと他の著作』 (1978)

星野を見上げて(Looking up at a Starry Field)

抒情詩集

個人の内面や自然との結びつきを重視する叙情寄りの詩集。ロマン主義的要素が強まった転機となる作品群。

自然内省ロマン主義

全著作

  • 黄土
  • 燃える渇望と共に(With a Burning Thirst)
  • 南(Nam / South)
  • 隣人を愛せよ 1-2(Love Thy Neighbor)
  • 黒い山、白い部屋(Black Mountain, White Room)
  • 干ばつの日々の雨雲(A Rain Cloud in These Days of Drought)
  • 私の母(My Mother)
  • 星野を見上げて(Looking up at a Starry Field)
  • 中心の苦悶(The Agony of the Center)
  • 米(Rice)
  • 南国の舟歌(Boat Songs of the South Land)
  • 生計(Livelihood / Sallim)

翻案

  • 『黄金の王冠をかぶったイエス』 劇化・舞台上演(複数)

作品の翻訳

  • 『人民の叫びと他の詩』 (1974)(英訳等)
  • 『黄金の王冠をかぶったイエスと他の著作』(1978)
  • 『心の苦悶:キム・ジハ選詩』 (1998)(英語選集)
  • タイ語訳『五賊』 (1989)

作風・主題

文体
パンソリのリズムを取り入れた語りと抒情の混合風刺的で直接的な政治批判宗教的・哲学的寓話
頻出モチーフ
権力と腐敗被抑圧者・貧者の視点宗教と救済自然と内省

評価・遺産

キム・ジハは韓国の民主化運動と強く結びついた詩人・劇作家であり、政治風刺と宗教的寓話を通じて広く影響を与えた。発表作が発禁・逮捕に繋がるなど、作家活動は直接的に政治闘争と交差した。

資料所蔵先

  • 韓国文学翻訳院(KLTI)等の作家データベース

大衆文化への影響

  • 民主化運動や反体制詩の象徴としてしばしば言及される

豆知識

  • 筆名「ジハ」は韓国語で「地下(underground)」を意味し、反体制の姿勢を示すために用いた。
  • 代表作『五賊』の発表は発禁と逮捕につながり、1974年には死刑判決が下されたが、世論の高まりで終身刑に減刑、その後釈放された経緯がある。
  • カトリック信者としての側面を作品や公的発言で示した。