世界・海外・国外の文学賞

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ラングストン・ヒューズ

ラングストン・ヒューズ

Rangusuton Hyūzu

別名: James Mercer Langston Hughes
ペンネーム: ラングストン・ヒューズ本名の一部を用いて執筆・公表に使用した通名/ペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1901-02-01 (ミズーリ州ジョプリン)
死没
1967-05-22 (ニューヨーク市) 66歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
無宗教(ヒューマニスト的)
居住地歴
カンザス州ローレンス(幼少期) → ニューヨーク市・ハーレム(主な居住地) → パリ(短期滞在) → ウェストフィールド、ニュージャージー(1930年代滞在) → メキシコ(短期滞在)

経歴

職業
詩人, 小説家, 劇作家, エッセイスト, コラムニスト, 翻訳者, 社会活動家
活動期間
1920年〜1967年
所属
オメガ・プサイ・ファイ(フラタニティ), Association for the Study of African American Life and History(協会での勤務経験)
所属団体
オメガ・プサイ・ファイ(フラタニティ), National Institute of Arts and Letters(会員)
影響を受けた人物
ウォルト・ホイットマン, フォーク・トラディション(黒人口承文化), ジャズとブルースの音楽家たち
影響を与えた人物
ジェームズ・ボールドウィン, アリス・ウォーカー, ニコラス・ギジェン, レオポルド・セダー・センゴール, エイメ・セザール(エメ・セザール)

学歴

コロンビア大学(在籍)
期間: 1921–1922
国: アメリカ合衆国
人種差別などを理由に中途退学
リンカーン大学(ペンシルベニア州)
学位: B.A.
期間: 1927–1929
卒業年: 1929
国: アメリカ合衆国
歴史的黒人大学(HBCU)で学位取得

受賞歴

ウィッター・ビナー学部詩賞
1926
主催: 不明(学部詩賞)
結果: 受賞
グッゲンハイム・フェローシップ
1935
主催: ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念基金
結果: 受賞
ローゼンウォルド基金フェローシップ
1941
主催: ローゼンウォルド基金
結果: 受賞
リンカーン大学 名誉文学博士(Litt.D.)
1943
部門: 名誉学位
主催: リンカーン大学
結果: 授与
アニスフィールド=ウルフ賞
1954
主催: アニスフィールド=ウルフ財団
結果: 受賞
スピンガーン・メダル
1960
主催: 全米有色人種向上協会(NAACP)
結果: 受賞
米芸術文学院(National Institute of Arts and Letters)会員
1961
部門: 会員
主催: National Institute of Arts and Letters
結果: 選出
名誉博士(ハワード大学)
1963
部門: 名誉学位
主催: ハワード大学
結果: 授与
名誉文学博士(ウェスタンリザーブ大学)
1964
部門: 名誉学位
主催: ウェスタンリザーブ大学
結果: 授与

受賞・候補エディション

クイル賞 1回登壇
  1. 受賞作: Let America Be America Again: And Other Poems

    アメリカの理想と現実の落差をテーマにした詩を収めた作品集。社会的不公正や平等への願いを鋭く表現し、希望と批判が混在する詩的声を持つ。

    社会批評人種問題希望と不満

作品

代表作

川のように深く

1921年

アフリカ系米国人の歴史と精神を古代の大河にたとえた代表作の詩。ハーレム・ルネサンス期に広く知られるようになった。

歴史黒人のアイデンティティ時間と流れ

The Weary Blues

1926年 詩集

初期の詩を集めた代表的な詩集。ジャズやブルースのリズムを詩に取り込み、都会生活と黒人文化を描く。

音楽(ジャズ・ブルース)都市生活人種と誇り
映像化・舞台化
  • [朗読・音楽録音] Weary Blues(アルバム朗読) (1959)

Not Without Laughter

1930年 小説

ミドルウェストの黒人家庭を描いた小説。人種・階級・家族関係というテーマを通じて成長物語を描く。

成長家族人種と階級

Montage of a Dream Deferred

1951年 詩/詩集

ハーレムの夢と欲望をモンタージュ形式で描いた詩篇。都市の断片と感情を重ねて表現する。

都市のモンタージュ挫折と希望人種問題

Ask Your Mama: 12 Moods for Jazz

1961年 詩 / 実験的作品

ジャズを念頭に置いた長編詩で、リズムや図版・政治的要素が混在する意欲作。死後も演奏・上演されている。

音楽と政治アフリカ系ディアスポラ表現の実験
映像化・舞台化
  • [音楽公演/コンサート] Ask Your Mama(カーネギーでの音楽上演) / Laura Karpman(音楽構成・演奏プロジェクト) (2009)

全著作

  • The Weary Blues(詩集, 1926)
  • Fine Clothes to the Jew(詩集, 1927)
  • Not Without Laughter(小説, 1930)
  • The Ways of White Folks(短編集, 1934)
  • Montage of a Dream Deferred(詩集, 1951)
  • Ask Your Mama: 12 Moods for Jazz(詩, 1961)
  • The Big Sea(自伝, 1940)
  • I Wonder as I Wander(自伝, 1956)

翻案

  • Weary Blues(朗読と音楽の録音、1959)
  • Way Down South(脚本協力、1939年の映画)
  • Ask Your Mama(音楽公演・コンサート上演、2009–)

作風・主題

文体
ジャズ詩(ジャズやブルースのリズムを取り入れた口語詩)口語的・大衆向けの語り口モンタージュ的手法を用いることがある
頻出モチーフ
川・流れ(時間と歴史の比喩)音楽(ジャズ・ブルース)労働者階級の黒人の日常誇りと抵抗

健康

  • 前立腺癌
    治療と手術を経て1967年に合併症で死亡
    腹部手術の合併症により1967年に死去

評価・遺産

ラングストン・ヒューズはハーレム・ルネサンスを代表する“人民の詩人”として、ジャズのリズムや黒人の口承文化を文学に導入し、20世紀のアフリカ系作家や国際的な黒人文化運動に大きな影響を与えた。アメリカ内外で現在も読み継がれている。

記念館・博物館

  • ランカーン大学 ラングストン・ヒューズ記念図書館 ペンシルベニア州リンカーン大学キャンパス
  • シャンバーグ・センター(シュムバーグ・センター)内のモザイク/モニュメント ニューヨーク市ハーレム、シャンバーグ・センター

関連学会

  • ランストン・ヒューズ協会(Langston Hughes Society)

資料所蔵先

  • イェール大学・ベイネッケ希少本・原稿図書館(Langston Hughes papers)
  • ハワード大学ムーアランド=スピングアーン研究センター
  • リンカーン大学 ラングストン・ヒューズ記念コレクション

大衆文化への影響

  • 詩の朗読や音楽コラボレーションとしてたびたび取り上げられ、映画や舞台でも題材にされる
  • 2015年にGoogle Doodleで誕生日が記念された

引用

  • 私も歌う。(一部)――私の魂は川のように深くなった。
    出典: 詩『The Negro Speaks of Rivers』(初出:The Crisis、1921) (1921年)
  • 若い黒人芸術家たちは自分たちの暗い肌を恐れず恥じることなく表現しようとしている。(抜粋)
    出典: エッセイ『The Negro Artist and the Racial Mountain』(The Nation、1926) (1926年)

豆知識

  • 遺骨はハーレムのシャンバーグ・センターのホールの床モザイクの下に埋葬されている。
  • 1930年の小説『Not Without Laughter』でハーモン・ゴールド文学メダルを受賞した。
  • 1959年に音楽家とともに詩の録音アルバムに参加している。