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第71回(1990年) 受賞受賞作: グランド・プライズ(個別作品なし)
本賞はラーシュ・グスタフソンの総合的な文学活動を称えるものと考えられる。小説・詩・エッセイを通じて存在や歴史、個人と社会の関係を探究する作品群で国際的な評価を得た。
小説詩哲学
ラース・グスタフソン
ラーズ・グスタフソン
Rāsu Gusutafusson
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1936-05-17 (ヴェステローース(Västerås))
- 死没
- 2016-04-03 (ストックホルム) 79歳
- 国籍
- スウェーデン
- 言語
- スウェーデン語, 英語
- 宗教
- ユダヤ教 1981年受洗
- 居住地歴
- ヴェステローース(生誕地) → ウプサラ(学業) → ベルリン(滞在、1972–1974) → オースティン(The University of Texas at Austin、1983–2003 ほか) → ストックホルム(最晩年)
経歴
- 職業
- 作家, 詩人, 小説家, 学者, 大学教授, 編集者
- 活動期間
- 1960年〜2016年
- 所属
- Bonniers Litterära Magasin(編集長、1962–1972), The University of Texas at Austin(教員、Plan II Honors), DAADフェローシップ(ベルリン滞在)
- 影響を受けた人物
- スタニスワフ・レム(影響の一部に敬意を示す作品あり), グループ47のドイツ作家たち(国際的な交流)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヴェステローース・ギムナジウム(中等教育) | — | — | Secondary education | 1950s | スウェーデン |
| ウプサラ大学 | — | 文学・美学・社会学・哲学を履修 | Licentiate (1960); PhD in theoretical philosophy (1978) | 1950s–1978 | スウェーデン |
ヴェステローース・ギムナジウム(中等教育)
学位:
Secondary education
期間:
1950s
卒業年:
1955
国:
スウェーデン
中等教育を修了後、ウプサラ大学へ進学。
ウプサラ大学
文学・美学・社会学・哲学を履修
学位:
Licentiate (1960); PhD in theoretical philosophy (1978)
期間:
1950s–1978
卒業年:
1978
国:
スウェーデン
1960年に哲学のリセンシアート(準博士)取得。1978年に理論哲学の博士号取得、学位論文は言語と文学に関するものであった。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1983 | シャルル=ヴェイヨン欧州エッセイ賞 | — | — | — | 受賞 |
| 1989 | Una Vita per la Letteratura | — | — | — | 受賞 |
| 1990 | ベルマン賞 | — | — | — | 受賞 |
| 1994 | ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団フェローシップ | — | — | John Simon Guggenheim Memorial Foundation | フェローシップ受領 |
| 2006 | ジェラール=ボニエ賞(Gerard Bonnier Prize) | — | — | — | 受賞 |
| 2009 | ゲーテ・メダル | — | — | ゲーテ=インスティトゥート | 受賞 |
| 2015 | トーマス・マン賞 | — | — | — | 受賞 |
| 2016 | インターナショナル・ノニーノ賞 | — | — | Nonino | 受賞(2016) |
| 2016 | ズビグニェフ・ヘルベルト国際文学賞 | — | — | — | 受賞 |
シャルル=ヴェイヨン欧州エッセイ賞
1983
結果:
受賞
Una Vita per la Letteratura
1989
結果:
受賞
ベルマン賞
1990
結果:
受賞
ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団フェローシップ
1994
主催:
John Simon Guggenheim Memorial Foundation
結果:
フェローシップ受領
ジェラール=ボニエ賞(Gerard Bonnier Prize)
2006
結果:
受賞
ゲーテ・メダル
2009
主催:
ゲーテ=インスティトゥート
結果:
受賞
トーマス・マン賞
2015
結果:
受賞
インターナショナル・ノニーノ賞
2016
主催:
Nonino
結果:
受賞(2016)
ズビグニェフ・ヘルベルト国際文学賞
2016
結果:
受賞
受賞・候補エディション
ズビグニェフ・ヘルベルト国際文学賞
1回登壇
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第4回(2016年) 受賞受賞作: 生涯の文学的業績
思想的深みを持つ小説・詩作に対する表彰。人間存在や社会を問う作品群が幅広い翻訳・評価を得たことが受賞理由とされた。
小説詩哲学人間存在
作品
代表作
『養蜂家の死』
1978年 小説(現代文学・実存的)癌で死につつある養蜂家ヴェスランの日記風の断片から構成される作品。痛み、記憶、自己同一性を多面的な形式で探る実験的な構造が特徴。
痛み死自己同一性記憶
翻訳
- 英訳あり
『バーナード・フォイの三度目のロカッド』
1986年 小説(探偵風の手法を用いた多重構造)三つの異なるバーナード・フォイを巡る三重構造の物語。夢・物語の入れ子構造を通じ、主体性と物語生成を探る。
主体性物語性夢と現実
『タイル職人の午後』
1991年 短編・小説日常の細部や観察を通して人間関係や存在を描く作品。
日常記憶人間関係
『Yllet』
1973年 小説(『壁のひび』五部作の一巻)『壁のひび』サイクルの一部。個人の記憶と物語の境界を探る作品。2003年に映画化された。
記憶物語の境界アイデンティティ
映像化・舞台化
- [映画] 『Yllet』 / Jimmy Karlsson (2003)
『北から来た奇妙な生き物とその他のサイエンスフィクション物語』
1989年 サイエンスフィクション(哲学的SF)4万年後の人類滅亡後を舞台にした人工知能群や存在論的な問いを扱う短編集。スタニスワフ・レムへの敬意も見られる。
存在論人工知能未来
全著作
- 『兄弟たち』(Bröderna, 1960)
- 『実際のアレナンダー氏の物語』(Den egentliga berättelsen om herr Arenander, 1966)
- 『壁のひび』五部作(1971–1978)
- 『養蜂家の死』(En biodlares död, 1978)
- 『テニス選手たち』(Tennisspelarna, 1977)
- 『幸せな人々の物語』(Berättelser om lyckliga Människor, 1981)
- 『サイエンス・フィクション短編集』(1989)
- 『タイル職人の午後』(En kakelsättares eftermiddag, 1991)
翻案
- 『Yllet』(2003年、監督:Jimmy Karlsson)
作品の翻訳
- 『養蜂家の死』は英語など複数言語に翻訳
- 代表作はいくつかの言語に翻訳され、国際的な評価を得る
作風・主題
- 文体
- 哲学的で知的な文体詩的かつ観念的な表現実験的で断片的な構成
- 頻出モチーフ
- アイデンティティ記憶と忘却痛みと死言語と表現の可能性
評価・遺産
グスタフソンはスウェーデンを代表する現代作家の一人であり、哲学と文学を融合させた作品で国際的に評価された。多数の賞を受け、作品は多言語に翻訳されている。文学研究・教育の分野でも影響力を持ち、映画化や学術的議論の対象となった。
資料所蔵先
- ユニバーシティ・オブ・テキサス・アトラサ(教員資料・履歴書等)
- Open Library 所収の作品リスト
大衆文化への影響
- 『Yllet』の映画化(2003)
引用
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「その本は痛みについての本だ。痛みが支配する中心へ向かう旅を描いている。痛みは対抗者を容れない。」
出典: 著者自身による作品解説(『養蜂家の死』に関する記述) (1978年) -
「私は耳を傾ける。耳を傾け、見つめる。創造性にルールはない。」
出典: 2003年のインタビュー/エッセイ (2003年)
豆知識
- 1981年にユダヤ教に改宗した。
- 1972年・1974年にテキサス大学オースティン校から招聘を受け、1983年にオースティンに移住。2003年にスウェーデンへ帰国。
- 2009年に欧州議会選で海賊党に投票する意向を表明したが、2010年に同党を離党した。
- 代表作『養蜂家の死』は国際的に最も知られる作品の一つである。