世界・海外・国外の文学賞

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ナジ・ラーズロー

ナジ・ラーズロー

Nagy László

プロフィール

性別
男性
生誕
1925-07-17 (フェルショーイスカーズ(Felsőiszkáz))
死没
1978-01-30 (ブダペスト(Budapest)) 52歳
国籍
ハンガリー
言語
ハンガリー語
宗教
カトリック
居住地歴
フェルショーイスカーズ(生誕地) → ブダペスト(長年の居住地) → ブルガリア(1950年代に滞在、翻訳学習のため)

経歴

職業
詩人, 翻訳者, 編集者, グラフィック作家, 随筆家
活動期間
1948年〜1978年
所属
『キシュドボシュ』編集長(1953–1957), 『エーレト・エシュ・イロダロム(Élet és Irodalom)』編集部(1959–1978)
影響を受けた人物
セルゲイ・エセーニン(翻訳対象であり影響源), ハンガリーの農村民俗・カトリック文化
影響を与えた人物
イシュトヴァーン・アーグ(弟、詩人), 後続のハンガリー詩人たち

学歴

パーズマーニー・ペーテル・カトリック大学
文学・社会学・哲学の科目を履修
国: ハンガリー
ロシア語を学びセルゲイ・エセーニンの翻訳を行う準備をした。1949–1951年にはブルガリアに滞在してブルガリア語を学んだ。

受賞歴

ヨージェフ・アッティラ賞
1950
主催: ハンガリー文学関係団体
結果: winner
ヨージェフ・アッティラ賞
1953
主催: ハンガリー文学関係団体
結果: winner
ヨージェフ・アッティラ賞
1955
主催: ハンガリー文学関係団体
結果: winner
コシュート賞
1966
主催: ハンガリー政府(文化省系)
結果: winner
ストゥルガ詩の夕べ 金の月桂冠(Golden Wreath)
1968
主催: ストゥルガ詩の夕べ
結果: laureate
国際ボテフ賞
1976
主催: ボテフ賞選考委員会(ブルガリア系)
結果: laureate

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績(Golden Wreath受賞)

    本賞はラーズロー・ナジの生涯にわたる詩作を評価したものである。平易ながら深い叙情性と民族的・自然的モチーフを織り交ぜ、20世紀ハンガリー詩に重要な貢献をした。

    抒情民族性自然
国際ボテフ賞 1回登壇
  1. 受賞作: 生涯業績(詩作)

    民族的な伝承や民謡的リズムを現代詩に取り入れ、叙情性と歴史意識を結びつける作風で知られる。自然や郷愁、民族的記憶を題材とした詩集はハンガリー文学の重要な位置を占める。

    叙情詩民族性自然記憶

作品

代表作

恋を渡す者は誰か(Ki viszi át a szerelmet)

1957年

危機の時代に美しいものや重要なものを誰が守るのかを問う代表作。詩人の使命や価値の喪失を主題とする作品。

喪失伝統と近代化倫理的危機
翻訳
  • 『愛する灼熱の風:選集 1953–71』 (英語訳)

結婚式(Mennyegző)

1964年

伝統的価値の喪失を主題とする長編的な詩作品。神話的モチーフや劇的対立が特徴。

神話伝統の喪失人間像の描写

ヴァルラモン・バラニョス(Vállamon bárányos éggel)

1964年

1960年代の作品群の一つ。悲劇的で荘厳なイメージとユーモアの混在が見られる。

自然宗教的モチーフ風刺

全著作

  • Tűnj el fájás (1949)
  • A tüzér és a rozs (1951)
  • Gyöngyszoknya (1953)
  • Havon delelő szivárvány (1954)
  • A nap jegyese (1954)
  • Játék Karácsonykor (1956)
  • Rege a tűzről és a jácintról (1956)
  • A deres majális (1957)
  • Ki viszi át a szerelmet (1957)
  • Búcsúzik a lovacska (1963)
  • Vállamon bárányos éggel (1964)
  • Mennyegző (1964)
  • Himnusz minden időben (1965)
  • Zöld Angyal (1965)
  • Arccal a tengernek (1966)
  • Ég és föld (1971)
  • Versben bújdosó (1973)
  • Erdőn, mezőn gyertya (1975)
  • Versek és versfordítások I-III. (1975)
  • Válogatott versek (1976)

作家による翻訳

  • セルゲイ・エセーニンの作品(ロシア語→ハンガリー語)
  • ブルガリア詩の翻訳(ブルガリア語→ハンガリー語)

作品の翻訳

  • 『愛する灼熱の風:選集 1953–71』(英訳、Oxford University Press, 1973)
  • 各詩集の散発的な英訳・他言語訳

作風・主題

文体
叙情詩的神話的・象徴的荘厳で劇的な対立を用いるアイロニーやグロテスクの併用
頻出モチーフ
自然と農村の風景民俗とカトリック的モチーフ愛と喪失伝統の崩壊

健康

  • 骨髄の炎症(幼少期)
    幼少期から一部生涯
    歩行困難を引き起こし、身体的制約が残った
  • 心臓発作(致命的)
    1978年
    1978年に心臓発作で死去

評価・遺産

ハンガリーを代表する詩人の一人で、農村的ルーツ、宗教的モチーフ、翻訳活動によりハンガリー詩壇に大きな影響を与えた。出身地とブルガリアに記念館があり、作品は多言語に翻訳され続けている。

記念館・博物館

  • ナジ・ラーズロー記念館(イシカーズ) ヴェシュプレーム県フェルショーイスカーズ(Iszkáz)
  • ナジ・ラーズロー記念館(スモリャン) ブルガリア、スモリャン

資料所蔵先

  • 各種詩稿・日記類はハンガリー国内の文学アーカイブに所蔵(詳細不明)

大衆文化への影響

  • 『Ki viszi át a szerelmet』はハンガリーで広く知られる詩となり、教科書やアンソロジーにも収録されることが多い。

引用

  • 誰が恋を運ぶのか(Ki viszi át a szerelmet)——重要で美しいものを危機から守るのは誰かを問う。
    出典: 詩「Ki viszi át a szerelmet」(1957) (1957年)

豆知識

  • 弟イシュトヴァーン・アーグも詩人として活動した。
  • 1975年以降の日記が後に出版された。
  • 幼少期の骨髄炎により歩行に困難があった。