世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ローラ・ライディング・ジャクソン

ローラ・ライディング・ジャクソン

Rora Raidingu Jakkuson

別名: Laura Riding / Laura Reichenthal / Laura Reichenthal Gottschalk / Laura Riding Gottschalk
ペンネーム: ローラ・ライディング・ゴッチャルクコーネル在学中から結婚期にかけて使用した筆名。1923–1926年の初期詩作に使用。, ローラ・ライディング主に作家活動で用いられた通称。1930年代以降の詩・評論で広く知られる名前。

プロフィール

性別
女性
生誕
1901-01-16 (ニューヨーク市、アメリカ合衆国)
死没
1991-09-02 (ワバッソ(フロリダ州)、アメリカ合衆国) 90歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユダヤ教(出生時の家族背景)
居住地歴
ニューヨーク市(出生〜青年期) → イングランド(ロンドン)(1926頃〜1930年代) → デイア(マヨルカ、スペイン)(1930年代) → ニュー・ホープ(ペンシルベニア州、米国)(1939頃) → ワバッソ/ベロビーチ(フロリダ州、米国)(晩年)

経歴

職業
詩人, 批評家, 小説家, エッセイスト, 短編作家, 翻訳者, 言語・意味論研究者(辞書作成)
活動期間
1923年〜1991年
影響を受けた人物
ロバート・グレーヴス, アレン・テイト
影響を与えた人物
ジョン・アシュベリー, ハリー・マシューズ, ポール・オースター(評論での評価を含む)

学歴

コーネル大学
卒業年: 1920
国: アメリカ合衆国
コーネル大学で教育を受け、そこでLouis R. Gottschalkと知り合い結婚した。

受賞歴

ナッシュビル賞
1924
主催: The Fugitives / The Fugitive(雑誌)
結果: 受賞
ボリンジェン賞
1991
主催: ボリンジェン賞委員会(Bollingen Prize Committee)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績

    詩の言語と意味に関する厳密な探求を通じた業績。詩作だけでなく批評や散文でも独自の思想を展開し、20世紀の詩理論に独自の視点を残した点が評価された。

    詩論言語モダニズム批評

作品

代表作

ザ・クローズ・チャプレット

1926年 詩集

ライディングの最初期の詩集。前衛的な自由詩を示し、同時代の注目を集めた。

言語と意味個人とアイデンティティ詩の形式への挑戦

ストーリーの進行

1935年 短編・散文集

1930年代の散文集。後年ジョン・アシュベリーらに高く評価された作品群を含む。

物語の機能心理描写言語の探求

詩集(全集)

1938年 詩集(全集)

1938年に刊行された詩の主要作品集。彼女の詩作の集大成とされる。

詩の理論言語の可能性感情と理性の交差

ザ・テリング(語り)

1972年 随筆/思想書 185ページ

言語と意味の基礎を探る思想的論考。62の短い章で構成され、ライディング晩年の重要作とみなされる。

言語の真理性意味と定義男女観と社会観

全著作

  • The Close Chaplet(1926)
  • A Survey of Modernist Poetry(1927、共著ロバート・グレーヴス)
  • Love as Love, Death as Death(1928)
  • Poems: A Joking Word(1930)
  • Progress of Stories(1935)
  • Collected Poems(1938)
  • The Telling(1972)
  • Rational Meaning: A New Foundation for the Definition of Words(1997、ジャクソン=シュライラー共著、遺稿編集)

作家による翻訳

  • Anatole France at Home(Marcel Le Goff著の英訳、1926)
  • Almost Forgotten Germany(Georg Schwarzとの共訳、1936)

作品の翻訳

  • フランス語、ドイツ語、スペイン語、デンマーク語、ポーランド語、ポルトガル語、ノルウェー語などへの翻訳あり

作風・主題

文体
前衛的な自由詩言語と意味を重視する明晰で理論的な散文詩的伝統への批判的接近
頻出モチーフ
言葉と言語の機能真理性と定義男女関係・母性と詩

健康

  • 自殺未遂(転落による大怪我)
    1929
    生命に関わる負傷を負い、その後の私生活・人間関係に大きな影響を及ぼした。

評価・遺産

ローラ・ライディングは20世紀前半の前衛詩人・批評家として評価される。詩の放棄と後年の言語論的著述により独特の思想的軌跡を持ち、没後に再評価が進んだ。晩年にはボリンジェン賞を受賞し、居住した家屋は博物館として保存されている。

記念館・博物館

  • ローラ・ライディング・ジャクソン邸(Indian River State College、ヴェロビーチ) フロリダ州ヴェロビーチ、インディアン・リバー州立カレッジキャンパス 2021年開館

関連学会

  • ニュー・クリティシズム研究者コミュニティ(関連学術関係)
  • Laura Riding Jackson Foundation(財団)

資料所蔵先

  • Laura Riding Jackson資料(Washington University in St. Louis)
  • Laura Riding資料(University of Victoria 特別資料)
  • Laura Riding Jacksonコレクション(University of Maryland libraries)
  • Nottingham Trent University ライディング資料ページ

大衆文化への影響

  • ミランダ・セイモアの小説『The Summer of '39』など、ライディングとグレーヴスの関係を題材にした創作物
  • 現代詩・批評史の文脈でしばしば参照される存在

引用

  • 「『ホワイト・ゴッデス』のアイデンティティについて言えば:ホワイト・ゴッデスの主題は、ロバート・グレーヴスによる装飾的で虚飾的な即興であり、その華美な枠組みに、私の著作や詩についての考えを盗用して詰め込んだものである。」
    出典: 著作・インタビュー(グレーヴスとの関係についての発言) (1967年)

豆知識

  • 約1941年に詩作を放棄(renunciation of poetry)したが、後に言語と意味に関する著述で活動を続けた。
  • ロバート・グレーヴスと共同でSeizin Pressを設立し、多くの刊行を行った。
  • 晩年の論考は言語の基礎と意味の探求を主題としている。
  • 1991年にボリンジェン賞を受賞した。
  • 生家とデイア(マヨルカ)での住居、晩年のワバッソの家屋など、いくつかの家屋が保存されている。