ボリンゲン賞(詩)
ぼりんげんしょう
A biennial American poetry prize administered by the Beinecke Rare Book & Manuscript Library at Yale University, recognizing a poet's best new volume or lifetime achievement.
- 創設年
- 1948
- 主催
- Beinecke Rare Book & Manuscript Library, Yale University
- カテゴリー
- 詩・現代詩
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年2回
- 賞のステータス
- 活動中
説明
The Bollingen Prize for Poetry was established in 1948 by Paul Mellon (funded initially by the Bollingen Foundation) and is administered by Yale University's Beinecke Rare Book & Manuscript Library. Initially awarded annually (1948–1963), it has been given every two years since 1963. The prize recognizes either the best new volume of poetry or a poet's lifetime achievement. The award is decided by a library-appointed committee and is given without nominations or public submissions. The inaugural award to Ezra Pound provoked significant controversy. Funding transitioned to the Andrew W. Mellon Foundation, which established an endowment in 1973 to support the prize.
賞品
- 主賞品
- Cash award recognizing a poet's best new volume or lifetime achievement (administered by Yale's Beinecke Library).
- Initial Bollingen Foundation grant of US$10,000 (1948)
- Award amount noted as US$5,000 in historical record (1963)
- Andrew W. Mellon Foundation endowment of US$100,000 (1973) established to fund the prize in perpetuity
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| Selection by committee | Committee appointed by the Beinecke Rare Book & Manuscript Library (historically Fellows in American Letters of the Library of Congress for the inaugural prize). | null | Winners are announced publicly by the Beinecke/Yale official channels (library website and press). |
| No submissions/nominations | Prize is awarded without formal nominations or open submissions; recipients are identified and chosen by the library-appointed committee. | null | Award is conferred and publicized by Yale Library/Bollingen Prize communications (biennial schedule). |
選考基準
- Literary excellence in poetry
- Significant contribution to American poetry
- Recognition for either a distinguished new volume or lifetime achievement
応募のヒント
推奨
- Understand that the prize does not accept submissions — focus on building a sustained body of published work.
- Publish full-length collections with reputable presses and seek critical visibility (reviews, readings, prizes).
- Cultivate a national presence in the poetry community and maintain consistent literary output.
注意
- Do not expect to apply or submit materials — the Bollingen Prize is awarded without nominations/submissions.
- Avoid relying on short-term publicity alone; the prize often recognizes sustained achievement or a major new volume.
審査員から
- The committee looks for literary excellence, influence in American poetry, and works or careers of lasting significance.
- Both a remarkable new volume and a lifetime of achievement can warrant the prize; sustained quality is key.
関連の賞
- Windham–Campbell Literature Prizes
- Pulitzer Prize for Poetry
- National Book Award for Poetry
- Other major American poetry awards
公式情報
https://bollingen.yale.edu/about過去の受賞者
自然と科学、東洋思想を横断する詩作により、静謐で多層的な詩的空間を提示。細部への観察と精緻なイメージ連鎖を通じて普遍的な存在の問いを提示する作品群が評価された。
アメリカの詩人。自然観察、科学的比喩、東洋的な思索を織り重ねる繊細な詩風が特徴で、細やかなイメージ操作によって独自の詩的景観を構築してきた。翻訳・教育活動にも携わる。
先住民の視座から歴史、癒し、自然との関係を詩的に探る。口承的語りと音楽的リズムを詩に取り入れ、コミュニティの記憶と個人の体験を結びつける作品群で高い評価を受けている。
ムスコギー(クリーク)族出身の詩人・音楽家。先住民の歴史や神話、個人的記憶を詩に重ね、口承的リズムと音楽性を取り入れた表現で国際的に評価され、2019–2022年に米国Poet Laureateを務めた。
短いイメージと瞑想的な語りを重ねる詩風で、東洋思想や日常の観察を織り交ぜながら内的風景と外界の接合を描出する。言語の余白を生かした実験的表現で現代詩に独自の視座を提供している。
アメリカの詩人。断片的で瞑想的なイメージの連鎖と東洋的な感性を融合した実験的詩で知られ、言語の余白や記憶、場の感覚を繊細に描く作品で評価されている。
言語そのものを詩の主題に据える実験的詩と詩論、詩誌編集を通じてランゲージ・ポエトリーを代表する業績を残す。言語の素材性・形式の検討を通じて現代詩の可能性を広げた点が評価された。
アメリカの詩人・批評家。ランゲージ・ポエトリー運動の中心人物として言語の素材性や詩の公的役割を探求し、詩作・批評・編集活動を通じて現代詩の理論と実践に大きな影響を与えた。
静かな抒情と象徴的なイメージを用いた詩作全体に対する受賞。短い詩行や余白を効果的に用いて、喪失や記憶、孤独を内省的に描き出し、沈黙を含む詩的空間の深さを提示した。
静謐で象徴性の強い詩風を特徴とする詩人。簡潔な言語と沈黙の扱いにより読者の想像を喚起し、内的世界と外界の交差点を鋭く描出する作品で高く評価された。
ジャズ的リズムと反復・変奏を基盤にした長篇連作詩に対する評価。断片的な語りや即興的な言語運用を通じて植民地的歴史や共同体の記憶を編み上げ、形式の実験を通じて新たな詩的時間を構築した。
ジャズの即興性やリズム感を詩に取り入れる実験的詩人。長期の連作詩(シリアル詩)を通じて記憶や歴史、言語の変奏を追求し、詩と小説の境界を横断する作品群で知られる。
自然と記憶、時間をめぐる瞑想的な詩作全体に対する受賞。透明感のある語り口と豊かな自然描写を通じて、日常の風景から存在論的な問いへと視座を広げる作風が評価された。
瞑想的で叙情的な詩風を持つアメリカの詩人。自然や記憶、喪失といった主題を静かな洞察で詩化し、余白や間を生かした言語で存在の深みを探求する作品群で知られる。
テクストの断片化と歴史資料の詩的再構成を特徴とする実験的詩作全体に対する受賞。公文書や古文書などを詩の構成要素として用い、記憶と歴史のズレや言語の可能性を探ることで、現代詩の表現域を広げた。
実験詩の重要な作家で、歴史的文書や断片的テクストを詩に導入して再解釈する手法で知られる。詩と散文の境界を越え、記憶・時間・テクストの関係を問い直す作品群を発表している。
象徴性と哲学性を兼ね備えた詩作および詩理論的著述を含む生涯業績に対する受賞。言語と意識、宗教的・形而上学的主題を扱い、比喩と思想の結合によって高い密度を持つ詩世界を築いた。
詩人であり批評・理論の領域でも著作を残した学者的存在。形而上学的・哲学的な主題を詩に持ち込み、複雑で高度に象徴的な言語によって深い思想性を表現した。
劇的独白と内省的な告白を特徴とする詩作全体が評価された受賞。人物の内部声を鋭く掘り下げ、欲望・罪・自己と他者の関係を通じて倫理的・心理的な深層を描き出すことにより、詩の語りの可能性を拡張した。
内的独白と劇的独白を駆使する詩人。しばしばモノローグ形式で人物の深層心理や欲望、倫理的葛藤を描き出すことで知られ、声の強度と表現の実験性で高い評価を受ける。
神話的・儀礼的イメージと音楽的リズムを織り交ぜた長篇的詩作群に対する評価。アフロ=ディアスポラの伝承や多様な文化的源泉を素材に、歴史と個人の記憶を重層的に編み上げることで独自の叙事的想像力を示した。
アフリカ系アメリカ人の詩人。長篇的で神話的・儀礼的なイメージを重ね合わせた作品群が特色で、複数文化にまたがる語りを通じて歴史・伝承・宗教的モチーフを再構成する力に定評がある。
政治性と個人的体験を結びつける詩的実践全体に対する受賞。ジェンダー、歴史、社会的不公正といった問題を詩において掘り下げ、個人の語りを通じて公共的な問いを提示することでフェミニズム詩の重要な声となった。
詩とエッセイを通じてフェミニズムや政治を鋭く論じたアメリカの詩人。個人的経験と社会的文脈を結びつける作品群で知られ、ジェンダーや歴史、権力構造への批評的視座を詩に取り入れたことで広く評価された。
深い内省と研ぎ澄まされた言語感覚を特徴とする詩作全体に対する受賞。家族や喪失、再生といった主題を神話的・寓話的イメージを通して普遍化し、抒情の厳格さと感情の抑制を両立させることで独自の詩的声を確立した。
内省的で厳密な抒情詩で知られるアメリカの詩人。個人的経験と古典的・神話的モチーフを結びつけ、日常と普遍を同時に描出する冷静な観察眼を持つ。代表作を通じて20世紀後半以降の英語圏詩に大きな影響を与え、後にノーベル賞受賞(2020)。
簡潔で省略的な言語と断片的な行間を特徴とする詩群に対する生涯業績としての受賞。日常語と抑制された感情表現を通じて、愛や喪失、存在の孤独、身体と記憶の関係を掘り下げ、ブラック・マウンテンの伝統を受け継ぎつつ独自のリズムと間(ま)の感覚を確立した。
アメリカの詩人。ブラック・マウンテン詩派と関係が深く、簡潔で断片的な行と口語的なリズムを特徴とする詩風で知られる。日常語の中に隠れる感情や間(ま)を鋭くとらえ、20世紀後半の米国詩に大きな影響を与えた。
自然・禅・先住文化への深い関心を背景にした詩群。環境保護や人間と自然の関係を詩的に探求し、行動と思想を結びつけた作品と公的な発言で広く影響を与えた。
自然詩と東洋思想、環境思想を融合させた詩人。ビート世代と関わりをもちつつ、禅や先住民文化への関心を通じて自然倫理と詩的実践を提示した。
ユーモアと実験精神を併せ持つ詩作群。詩教育にも力を注ぎ、詩の創作方法や指導に新しい視点を導入した点が評価された。多様な詩的スタイルで読者に親しまれる業績。
ニューヨーク派を代表する詩人の一人。ユーモアや日常的素材を取り入れた実験的な詩作と詩教育への貢献で知られる。形式への遊びと親しみやすさを両立させた作品が特徴。
寓意と抒情を兼ね備えた詩群。孤独や存在の問題を鮮明なイメージで描き、簡潔な表現から深い余韻を生み出す作品群によって高い評価を受けた。
寓意的で抒情的な詩作を通じて孤独や存在の不安を表現する詩人。簡潔で鮮やかなイメージを用い、深い哲学的含意を詩に織り込むことで知られる。
短詩における抒情と形式の融合を指向した作品群。簡潔な表現の中に深い情感と思索を凝縮し、英語詩の伝統を踏まえながら新たな表現を示した功績が評価された。
短詩を中心に抒情性と形式の完成を追求した詩人。簡潔で緻密な言語による情感表現と哲学的な奥行きで高い評価を受けた。
詩の言語と意味に関する厳密な探求を通じた業績。詩作だけでなく批評や散文でも独自の思想を展開し、20世紀の詩理論に独自の視点を残した点が評価された。
詩と詩理論を厳密に探求した詩人・批評家。言語と意味の関係に関する深い思索と独自の散文作品で知られ、詩の思想的側面に大きな影響を与えた。
厳格な形式と精密な言語感覚による詩群。抒情性と哲学的な深みを兼ね備え、詩の技術的完成度と主題の深さが評価された。代表作はいくつかの詩集に分かれる。
形式と抒情の緊張を重視する詩人。言語の精緻さと古典的な技巧を継承しつつ、静かな倫理的・哲学的探求を行った作品で評価された。
豊かな抒情性と深い哲学的省察を併せ持つ詩群。老いと再生、自然と個人の関係を繊細に描き出し、アメリカ現代詩における長年の貢献が評価された。
20世紀を代表するアメリカ詩人の一人。長い詩業を通じて人生・自然・記憶を深い抒情と哲学的洞察で描き、世代を超えた影響を与えた。
南部的な風土感と知的な技巧を兼ね備えた詩作・小説群。物語性と形式的制御を組み合わせ、人間心理や地域的な記憶を繊細に描写する点が特徴で評価された。
詩と小説の両分野で活躍するアメリカの作家。南部の風土や物語性を取り入れつつ、形式的技巧と心理描写を融合させた作品で知られる。
日常的イメージと抽象的思考を行き来する実験的詩群。言語の曖昧さと視点の移り変わりを用いて現代の感性を探求し、ポストモダン詩の主要な位置を確立した業績が評価された。
ポストモダン詩の重要人物。言語の曖昧性、意識の流れ、断片的イメージの組合せを特徴とする実験的詩で知られ、『Self‑Portrait in a Convex Mirror』などで国際的評価を得た。
厳密な韻律と緻密な語彙を通して戦争体験や歴史・道徳を鋭く省察する詩群。伝統的な形式美と現代的感受性を融合させ、深い比喩と抒情で個人的/普遍的主題を描く。代表作に『The Hard Hours』等。
アメリカの詩人。厳密な形式と緻密な語彙で知られ、第二次世界大戦の体験や歴史・道徳的主題を深く省察した詩作で高い評価を得た。教育・批評分野でも影響を持つ。
詩の形式・修辞への深い洞察を伴う作品群。音律や言語の構造を重視し、詩論的な批評活動や翻訳を通じて現代詩の理解を深化させた功績が評価された。
詩の形式と修辞に長けた詩人/批評家。詩論や翻訳にも貢献し、音律や言語遊戯を駆使した作品で知られる。詩の技術に関する洞察が高く評価された。
戦争と記憶、道徳的苦悩を厳密な形式で描いた詩集。技巧的な韻律と冷静な観察により、個人的かつ普遍的なテーマを深く掘り下げる。
古典的技巧と冷静な観察を併せ持つ詩人。戦争体験や歴史的主題を扱い、厳格な形式と鋭い倫理的省察で知られる。
韻律と音感に重心を置いた技巧的な詩群。言葉遊びや古典参照を用いながら、詩と批評の接点を探る作品が含まれる。
詩人であり批評家。韻律と形式への造詣が深く、言語遊戯や古典的参照を駆使した技巧的な詩作と、詩理論・批評の業績で知られる。
視覚的イメージと言語の造形を通じて日常や身体を表現する短詩集。形式実験と感覚的描写が際立ち、読む者に鮮烈な印象を与える。
視覚的で実験的な詩形を得意とする詩人。自然や身体の感覚を鋭く切り取り、短詩で強烈な印象を残す表現力に定評がある。
日常の観察や倫理的・哲学的な省察を、緻密な形式で表現した詩篇を収めた総集。ウィットと哀愁を併せ持つ声が一貫している。
鋭いユーモアと技巧を併せ持つ詩人。短詩や抒情で高い評価を得、形式的な完成度と倫理的省察を特徴とする作品群を残した。
重層的で象徴的なイメージの詩集。時間と記憶、自然の相互作用を探り、音とイメージを緻密に磨き上げることで独特の詩世界を構築している。
自然、喪失、歴史を深いイメージで描く詩人。初期の技巧的作品から晩年の簡潔で瞑想的な詩へと変容し、環境や記憶への関心が強い。
労働・生活・老いなど身近な主題を普遍的な視点で詠む詩篇を集めた選集。簡潔で直接的な語り口が特徴で、読者の共感を誘う作品群である。
日常や労働の経験を普遍的に詩化する詩人。簡潔で力強い言語、率直な語り口で長年にわたり幅広いテーマを扱った作品を発表した。
沿岸の風景や自然の細部に注意を向け、静謐で哲学的な視点から自然と人間の関係を省察する詩集。自由な形式と簡潔な表現が特徴である。
自然観察と哲学的省察を結びつけた長篇的・散文的詩や実験的自由詩で知られる。言語の省略と精密な観察により自然と存在を探求する。
心霊的な対話や長篇的叙事を通じて記憶・愛・死・超自然を探る大作。詩的語りと対話が交錯する複合的な世界を持ち、技巧と物語性が融合している。
技巧的な形式と神秘的主題を組み合わせる詩人。長篇叙事詩や心霊的な対話を扱った作品で知られ、とくに大作『The Changing Light at Sandover』が有名である。
記憶や人間関係、日常生活を細やかに描いた詩篇を集めた選集。平易な語りながら深い心理描写を持ち、安らぎと不安が交錯する声が特徴である。
家庭や日常生活を丁寧に掬い上げる繊細な詩人。心理描写に優れ、多声的な視点で人間関係や記憶を描くことで20世紀後半の女性詩人を代表する存在となった。
日常の対象を通して存在や美、倫理を考察する抒情詩集。正確な形式と豊かな比喩で、日常の物事の奥にある意味や神秘を照らし出す作品群。
厳密な形式と抒情性を兼ね備えた詩人。緻密な韻律と明晰なイメージで日常の事物に潜む価値や宗教的・倫理的な問いを描き、翻訳でも高い評価を受けた。
断片的で実験的な連作詩群。分裂した自我、喪失、罪悪感とユーモアが混在する語り口で個人的苦悩と日常の矛盾を描き、20世紀米詩の重要作とされる。
「人生よ、友よ、退屈だ。そうは言ってはならない。」
アメリカの詩人。自伝的な語りと実験的形式を融合させた『The Dream Songs』で知られる。個人的喪失や精神的葛藤を率直に詩化した作品群が評価される。
戦時体験や日常の瞬間を率直に描いた詩篇を集めた作品。明晰で平易な表現と躍動的なリズムにより、戦争と帰還後の倫理的問題を鋭く描写する。
率直で明晰な語り口を持つアメリカの詩人。第二次世界大戦を題材にした詩や日常的な観察を通じて人間性を掘り下げ、1945年のピューリッツァー賞受賞歴がある。
断片的な独白と反復、風刺的なユーモアを用いて自己の苦悩や喪失、アイデンティティを探る長篇詩群。形式的実験と深い内的追求が混在し、近代詩の重要作とされる。
個人的な苦悩とユーモアを交錯させる独自の声で知られる詩人。代表作『The Dream Songs』は実験的な語りと深い内省を結びつけ、現代詩に強い影響を与えた。
第二次世界大戦や都市の日常を素材に、簡潔で直接的な表現を通じて人間経験の諸相を描いた。技巧的に優れた詩と現代的テーマの結合が特徴である。
都市生活や戦争体験を題材に率直で力強い詩作を展開した詩人。技術的完成度と日常性を結びつける作風で戦後アメリカ詩に影響を与えた。
小説と詩の両面で活躍し、特に歴史や政治、倫理的葛藤を描く作品群で高い評価を受けた。抒情詩にも優れた技巧と思想性を示し、20世紀米文学に多角的な影響を与えた。
詩人であり小説家としても大きな功績を残した作家。政治・歴史・倫理をテーマに人間の葛藤を深く掘り下げ、『All the King's Men』などで知られる。
古典や外国詩の翻訳と自作詩を通じて、言語のリズムと響きを重視した詩作を残した。抒情的で節度ある表現を特徴とし、詩教育や批評面でも貢献した。
詩人であり翻訳者・批評家としても活躍。古典や外国詩の翻訳を通して英語圏に紹介した業績と、明晰な抒情詩で知られる。
平易な言語の中に哲学的・象徴的な深みを構築する詩作で知られる。ニューイングランドの自然や人間の選択と責任を主題に、対話的かつ寓話的な語り口で普遍性に迫る作品群を残した。
黄色い森で道が二つに分かれていた。
ニューイングランドの風景や農村生活を題材にしつつ、深い哲学性と象徴性を織り込んだ抒情詩で知られるアメリカを代表する詩人。形式への精緻な配慮も特色。
自然、存在、倫理といった大きな主題を詩的に探求し、叙情の明晰さと哲学的深みを併せ持つ作品を展開した。音律と語りの力を生かした詩作が特徴である。
叙情的かつ哲学的な主題を扱う詩人。自然や倫理、人間存在を深く探る作風で知られ、20世紀中葉のアメリカ詩界で高い評価を受けた。
抒情性を基調とした詩作を多数発表し、形式の尊重と節度ある抒情表現を特徴とする。詩壇での長年の貢献と編集活動が評価され、伝統的な詩の価値を保持した。
抒情的で古典的な形式を重んじる詩作で知られた詩人。編集や詩壇での活動を通じてアメリカ詩の発展に寄与した。
詩論と詩作を通じて形式的厳密さと道徳的価値を訴えた。難解な表現よりも明晰な言語と論旨を重視し、20世紀の英米詩論に対して影響力ある立場を築いた。
詩作と詩論の両面で活動した批評的詩人。形式の厳格さと論理性を重視し、モダニズムに対する批判的立場から詩の明晰さと倫理性を唱えたことで知られる。
短詩や散文詩を通じて夢、記憶、都市の孤独をテーマに抒情的かつ哲学的な探求を行った。言語の緊張感と内面の深い洞察が特徴で、20世紀中葉の米文学に強い印象を残した。
夢の中に責任は始まる。
若くして注目を集めた抒情詩人かつ短編作家。夢や記憶、都市的孤独を鋭い視線で描き、早期の名声と晩年の苦悩という二面性が際立つ人物。
温室や庭の観察を素材に、自己と自然の交わりを瞑想的に描く詩群で知られる。リズム感と音響を重視した自由詩を通じて、精神の成長や狂気と回復といった主題を深く掘り下げた。
自然や庭園、温室など身近な自然を通して内的世界と精神の発達を描いた叙情的詩人。観察に基づく緻密なイメージと内省的な語りで高い評価を得た。
語法や行分け、表記法の実験を通じて詩の形式そのものを再構築した詩群。愛や個の自由、自然など身近な主題を親密かつ斬新な語りで描き、感情の繊細な抒情と形式的冒険心を両立させた。
私はあなたの心を携えている(私はそれを私の中に携えている)
独特の句法・視覚的実験で知られるアメリカの前衛詩人。語の区切りや小文字の使用など形式的実験を通じて、個人の感情や愛、自然を革新的に表現し、20世紀詩に大きな影響を与えた。
南部の伝統とモダニズムを背景に、歴史や倫理の問題を詩的に省察する作品群が評価された。批評家としての理論的寄与と詩作の両面で高い評価を受けた。
南部出身の詩人・批評家。歴史意識と文化的反省を含んだ硬質な詩作で知られ、文学批評においても重要な貢献を行った。
無意識や夢、心理的動機を詩的に探求する作品群が評価された。象徴的イメージと叙情を融合させた詩作と散文作品を通じた総合的業績が受賞理由となった。
詩人・小説家・批評家として幅広い創作活動を行い、心理的主題や夢的イメージの探求を詩の中心に据えた。実験的な長詩や叙情的短詩で知られる。
象徴主義的イメージと抒情を通じて内面世界を探る詩作全体が評価された。宗教性や精神分析的な主題を扱い、女性の視点からの繊細な表現が特色である。
象徴的かつ抒情的な詩風を持ち、精神性や内面の探求を通じて女性の経験や宗教的主題を扱った詩人。繊細なイメージと沈思的な語りが特徴。
短詩の緻密な構成と抑制された情感表現を通して、日常の中に潜む複雑な心理や美を描き出す作品群が評価された。詩評活動も含めた総合的業績が受賞理由とされる。
抑制された感情表現と精密な言語で知られる詩人。詩評家としても活動し、短詩の精度と内面的洞察で20世紀米詩壇に影響を与えた。
政治・倫理・個人の葛藤などを主題に、多様な形式と豊かな比喩を用いて現代性を問う作品群が評価された。長短さまざまな作品を通じて人間と共同体の問題を探求した。
英出身で後に米国でも活躍した詩人。社会的・倫理的主題を扱いながら形式の多様性と知的深みを示す作品群で知られ、詩的な思想性と表現の幅広さで評価された。
日常の具体的イメージと米語の語感を活かした詩作が中心。『Paterson』などの長詩を通じて都市や労働のリズムを詩化し、地域性とモダニズムを融合させた業績が評価された。
医師として地域医療に携わりつつ詩作を行い、日常語と具体的イメージを重視することでアメリカ詩に新たな方向性をもたらした。短詩から長詩まで幅広く実験的な作品を残す。
鋭い観察眼と精密な言語操作により、自然や動物、文化を描いた多彩な詩群が評価された。形式と内容の整合を追求し、断片的でありながら秩序ある詩的構築が特徴である。
精緻な観察と知的な洞察を特徴とする詩人。独特の改行や句読法、断片的な構成を駆使し、自然や文化の諸相を鋭く描き出した20世紀アメリカ詩の重要人物。
厳格な形式と語感の精緻さを重視した詩作と批評活動の総体が評価された。詩論的な著述と教育・編集を通じて近代詩の理論的基盤に寄与した業績が受賞理由と考えられる。
ニュー・クリティシズムの中心的理論家であり詩人。詩作では形式と修辞の技巧を重んじ、批評家・教育者として20世紀米文学に影響を与えた。ケニオン・カレッジでの教育・編集活動でも知られる。
観念とイメージの緻密な結合を特徴とする詩群が評価された。日常的対象を哲学的に処理し、言語の響きと象徴性を駆使して存在や認識を詩的に問い、代表作には『Harmonium』などがある。
保険会社の幹部として生計を立てつつ詩作を続け、観念的で哲学的な詩世界を築いた。抽象的思考と鮮烈なイメージの結合により、存在や想像力の問題を詩的に探求した。
第二次世界大戦末期のイタリア滞在中にまとめられた『カントス』の一編で、戦争体験、歴史的・神話的参照、個人的回想が断片的に重なり合う長編詩。言語実験と文化批評を通じて戦争・記憶・倫理を問う作品群の代表。
モダニズム詩を代表する詩人。批評家としても活動し、長大な連作『カントス』を中心とする実験的詩作で知られる。第二次大戦中の政治的立場と放送活動が物議を醸し、戦後も評価と批判が混在する人物。