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ジョン・クロウ・ランサム

ジョン・クロウ・ランサム

John Crowe Ransom

プロフィール

性別
男性
生誕
1888-04-30 (テネシー州プラスキ(アメリカ))
死没
1974-07-03 (オハイオ州ギャンビア(アメリカ)) 86歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
メソジスト
居住地歴
テネシー州プラスキ → テネシー州スプリングヒル → テネシー州フランクリン → テネシー州スプリングフィールド → テネシー州ナッシュビル → オハイオ州ギャンビア(ケニヨン・カレッジ在勤)

経歴

職業
教育者, 学者, 文学批評家, 詩人, 随筆家, 編集者
活動期間
1909年〜1974年
所属
ヴァンダービルト大学(教員), ケニヨン・カレッジ(教員・編集長), The Fugitive(詩人グループ、創設メンバー), Southern Agrarians(南部アグラリアン), アメリカ芸術文学アカデミー(会員)
所属団体
アメリカ芸術文学アカデミー
影響を受けた人物
ジョン・デューイ, 近代詩運動(モダニズム)
影響を与えた人物
ロバート・ペン・ウォーレン, アレン・テイト, クレンス・ブルックス, ランダル・ジャレル, ロバート・ローエル, E.L.ドクトロー
ノミネート
1973年 ノーベル文学賞ノミネート

学歴

ヴァンダービルト大学
学部(文系) / 哲学・英文学関連
学位: B.A.
期間: 1904–1909
卒業年: 1909
国: アメリカ合衆国
15歳で入学し首席で卒業
オックスフォード大学 クライスト・チャーチ
グレーツ(古典・哲学) / 古典・哲学
学位: Second class honours (Greats) / M.A. (取得年不詳)
期間: 1910–1913
卒業年: 1913
国: イギリス
ローズ奨学生として在学、Greatsを専攻しセカンドクラス判定

受賞歴

ローズ奨学金
1910
主催: ローズ財団
結果: 受賞
ボリンゲン賞(詩)
1951
主催: ボリンゲン賞選考委員会
結果: 受賞
ラッセル・ロインズ賞(詩)
1951
主催: 全米芸術文学協会(National Institute of Arts and Letters)
結果: 受賞
全米図書賞(Selected Poemsで受賞)
1964
対象作品: Selected Poems(選集)
主催: ナショナル・ブック・ファンデーション
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績

    厳格な形式と語感の精緻さを重視した詩作と批評活動の総体が評価された。詩論的な著述と教育・編集を通じて近代詩の理論的基盤に寄与した業績が受賞理由と考えられる。

    形式主義批評詩論近代詩
  1. 受賞作: 詩作全体(生涯の業績)

    古典的な教養と形式への敬意を基盤に、厳格な韻律と精緻な修辞を駆使した詩と、文学批評における理論的貢献を残した。南部の文脈や保守的な美学を重視した論考と詩作で知られる。

    形式主義古典主義南部文学批評

作品

代表作

The New Criticism

1941年 文芸批評

テキストそのものに基づく厳密な批評の必要性を論じ、新批評派の基本概念を提示したエッセイ集。

近接読解形式主義詩の美学

Poems About God

1919年 詩集

宗教的・哲学的な主題を含む初期の詩集。後の洗練された形式の片鱗が見える作品群。

宗教性南部の家庭生活形式美

Chills and Fever

1924年 詩集

代表的な詩集の一つ。機知に富んだ語り口と厳密な形式を特徴とする。

諷刺郷愁人間関係

Two Gentlemen in Bonds

1927年 詩集

1920年代の詩作の総体を示す作品集で、形式主義と抑制的な感情表現が顕著。

形式主義抑制された感情南部の風景

Selected Poems(選集)

1963年 詩集(選集)

自身の詩作の精選。これが後に全米図書賞受賞に繋がる。

回顧形式の追求南部的主題

全著作

  • Poems About God (1919)
  • Chills and Fever (1924)
  • Grace After Meat (1924)
  • Two Gentlemen in Bonds (1927)
  • The World's Body (1938)
  • The New Criticism (1941)
  • A College Primer of Writing (1943)
  • Selected Poems (1963)
  • Poems and Essays (1965)
  • Beating the Bushes: Selected Essays, 1941–1970 (1972)

作風・主題

文体
厳密な形式主義(韻律・押韻)簡潔で精緻な言語冷静で皮肉を帯びた観察
頻出モチーフ
南部の家庭生活郷愁と過去へのノスタルジア宗教的・倫理的な問い

評価・遺産

20世紀アメリカ文学における重要な批評家・詩人。新批評派の創始者の一人として批評方法論に大きな影響を与え、多くの著名な学生を育てた。詩作品は数は多くないが形式的正確さで評価される。

関連学会

  • アメリカ芸術文学アカデミー

資料所蔵先

  • ケニヨン・カレッジアーカイブ(John Crowe Ransom資料)
  • ヴァンダービルト大学スペシャルコレクション
  • East Carolina Manuscript Collection(Stuart Wright Collection)

引用

  • 批評は、より科学的、つまりより正確で体系的でなければならない。
    出典: "Criticism, Inc."(The Virginia Quarterly Review, 1937) (1937年)

豆知識

  • ケニヨン・レビューの創刊編集長を務めた。
  • 1951年にボリンゲン賞を受賞。
  • 1973年にノーベル文学賞にノミネートされた。