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第1回(1947年) 受賞受賞作: All the King's Men
政治的野心と権力の腐敗を主人公の台頭と堕落を通じて描く政治小説。語り手の視点で政界の舞台裏と個々の倫理的選択が交錯し、民主主義と人間の弱さに対する深い洞察を提示する作品。
政治と権力道徳と堕落人間心理民主主義の光と影
ロバート・ペン・ウォーレン
ロバート・ペン・ウォーレン
Robert Penn Warren
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1905-04-24 (ガスリー、ケンタッキー州)
- 死没
- 1989-09-15 (ストラットン、バーモント州) 84歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- グスリー(出生地) → プレーリー・ビル(ルイジアナ州、Twin Oaks/Robert Penn Warren House) → フェアフィールド、コネチカット州 → ストラットン、バーモント州
経歴
- 職業
- 作家, 詩人, 小説家, 文学批評家, 大学教授
- 活動期間
- 1921年〜1989年
- 所属
- The Southern Review(創刊), Fellowship of Southern Writers(チャーターメンバー), ルイジアナ州立大学(教員), イェール大学(教授), ヴァンダービルト大学(名誉学位等)
- 所属団体
- アメリカ芸術科学アカデミー(選出), アメリカ哲学協会(選出), Fellowship of Southern Writers(チャーターメンバー)
- 影響を受けた人物
- ジョン・クロウ・ランサム, アレン・テイト, クレンス・ブルックス
- 影響を与えた人物
- ニュー・クリティシズム運動およびその影響を受けた若手詩人・作家, アメリカ南部文学の作家たち
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヴァンダービルト大学 | — | — | BA | 1921–1925 | アメリカ合衆国 |
| カリフォルニア大学バークレー校 | — | — | MA | 1925–1927 | アメリカ合衆国 |
| イェール大学 | — | — | — | 1927–1928 (フェローシップ) | アメリカ合衆国 |
| ニュー・カレッジ(オックスフォード大学) | — | — | B.Litt | 1928–1930 | イギリス |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1947 | ピューリッツァー賞(小説) | 『オール・ザ・キングズ・メン』 | — | コロンビア大学(ピューリッツァー賞委員会) | Winner |
| 1958 | ピューリッツァー賞(詩) | 『Promises: Poems 1954–1956』 | — | コロンビア大学(ピューリッツァー賞委員会) | Winner |
| 1979 | ピューリッツァー賞(詩) | 『Now and Then』 | — | コロンビア大学(ピューリッツァー賞委員会) | Winner |
| 1967 | ボリンゲン賞 | — | — | ボリンゲン賞選考委員会 | Winner |
| 1985 | ロバート・フロスト・メダル | — | — | アメリカ詩人協会等 | Winner |
| 1958 | 全米図書賞(詩) | 『Promises: Poems 1954–1956』 | — | National Book Foundation | Winner |
| 1980 | 大統領自由勲章 | — | — | アメリカ合衆国大統領府 | Recipient |
| 1981 | マッカーサー・フェローシップ | — | — | マッカーサー財団 | Fellow |
| 1987 | 国民芸術勲章(National Medal of Arts) | — | — | National Endowment for the Arts | Recipient |
| 1944 | Library of Congress(詩の顧問/Poet Laureate) | — | — | アメリカ議会図書館 | Appointed (1944–1945) |
受賞・候補エディション
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第39回(1958年) 受賞受賞作: Promises: Poems 1954-1956
1954年から1956年にかけての詩作を集めた詩集で、家族史や記憶、道徳的省察、南部の歴史的背景を織り交ぜる。個人的経験と公共的問題が交錯する内省的な詩が多数含まれる。
記憶道徳的省察家族史南部の歴史 -
第60回(1979年) 受賞受賞作: Now and Then
『Now and Then』は晩年の詩作を集めた一冊で、個人的回想と歴史や倫理への省察が交錯する。成熟した詩的視座で記憶と時間、公共的問題と私的感情の接点を丹念に探る作品群である。
歴史と記憶倫理南部文学
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第19回(1967年) 受賞受賞作: 生涯業績
小説と詩の両面で活躍し、特に歴史や政治、倫理的葛藤を描く作品群で高い評価を受けた。抒情詩にも優れた技巧と思想性を示し、20世紀米文学に多角的な影響を与えた。
南部文学政治道徳歴史
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第11回(1977年) 受賞受賞作: All the King's Men
『All the King's Men』は、20世紀アメリカ南部を舞台に、カリスマ的政治家と彼を取り巻く人々の腐敗と道徳的崩壊を描く長編小説である。権力の誘惑と責任、個人の良心の葛藤を通して政治と人間性の陰影を描き、アメリカ文学の重要作となった。
政治権力アメリカ南部道徳・倫理
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第10回(1985年) 受賞受賞作: 詩作全体(生涯の業績)
詩と散文の双方で歴史的・倫理的主題を探求し、南部文学の文脈や公共的記憶に関する考察を展開した。複雑な道徳的問題や人間関係を描き、詩的実践と批評活動の両面で重要な貢献をした。
南部文学歴史道徳政治
作品
代表作
『オール・ザ・キングズ・メン』
1946年 小説政治家ウィリー・スタークの台頭と堕落を描いた小説。権力と倫理、個人の責任を巡る物語で、実在の政治家ヒューイ・ロングをモデルとする要素を含む。
- [映画] 『オール・ザ・キングズ・メン』(1949年映画) / Robert Rossen (1949)
- [映画] 『オール・ザ・キングズ・メン』(2006年映画) / Steven Zaillian (2006)
- [オペラ] 『ウィリー・スターク』 / Carlisle Floyd (作曲者/台本) (1981)
『Promises: Poems 1954–1956』
1957年 詩集1954年から1956年にかけての詩作を収めた詩集。1958年のピューリッツァー賞(詩)と全米図書賞を受賞。
『Now and Then』
1978年 詩集1976–1978年の詩を収めた詩集で、1979年のピューリッツァー賞(詩)を受賞した作品集。
『Who Speaks for the Negro?』
1965年 ノンフィクション(インタビュー集)公民権運動の指導者たちへのインタビューをまとめた記録。マルコムXやマーティン・ルーサー・キング・ジュニアらへのインタビューを収録。
全著作
- 『Thirty-Six Poems』 (1935)
- 『Night Rider』 (1939)
- 『At Heaven's Gate』 (1943)
- 『All the King's Men』 (1946)
- 『Promises: Poems 1954–1956』 (1957)
- 『Who Speaks for the Negro?』 (1965)
- 『Now and Then』 (1978)
- 『The Collected Poems』 (1998, 編集:John Burt)
翻案
- 『オール・ザ・キングズ・メン』 — 1949年映画、2006年映画、1958年テレビ演劇、1981年オペラ『ウィリー・スターク』
作風・主題
- 文体
- ニュー・クリティシズム的視点形式主義(フォーマリズム)叙事的・省察的な詩風
- 頻出モチーフ
- アメリカ南部権力と腐敗記憶と時間道徳的ジレンマ
健康
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前立腺癌晩年(死因となった合併症)晩年の健康を害し、1989年に合併症により死去
評価・遺産
ロバート・ペン・ウォーレンは詩人・小説家・批評家として幅広い業績を残し、小説『オール・ザ・キングズ・メン』でピューリッツァー賞(小説)を、詩集でピューリッツァー賞(詩)を受賞した唯一の人物である。ニュー・クリティシズムの創始に関わり、The Southern Reviewを創刊。イェール大学ビネッケ図書館などに資料が所蔵され、ヴァンダービルト大学に彼の名を冠したセンターが設置されている。2005年には生誕100周年を記念した切手が発行された。
記念館・博物館
- ロバート・ペン・ウォーレン・センター(Vanderbilt University) ナッシュビル、テネシー州(ヴァンダービルト大学) 1988年開館
関連学会
- アメリカ芸術科学アカデミー
- アメリカ哲学協会
- Fellowship of Southern Writers(チャーターメンバー)
資料所蔵先
- イェール大学ビネッケ図書館(Robert Penn Warren papers)
- Louie B. Nunn Center for Oral History(公民権運動に関するインタビュー資料)
- ヴァンダービルト大学ロバート・ペン・ウォーレン・センター関連資料
大衆文化への影響
- 2005年、アメリカ郵政公社(USPS)が生誕100周年記念切手を発行
- 『オール・ザ・キングズ・メン』は複数回映画化・舞台化され、オペラ化もされる
豆知識
- フィクションと詩の双方でピューリッツァー賞を受賞した唯一の人物である。
- 16歳のときに左目を失う事故に遭った。
- ローズ奨学生(Rhodes Scholar)としてオックスフォード大学に留学した。
- The Southern Reviewをクレンス・ブルックスと共同で創刊した。