世界・海外・国外の文学賞

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セオドア・ロースキー

セオドア・ロースキー

Theodore Roethke

プロフィール

性別
男性
生誕
1908-05-25 (ミシガン州サギノー)
死没
1963-08-01 (ワシントン州ベインブリッジ島) 55歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
サギノー(ミシガン州) — 幼少期 → シアトル(ワシントン州) — ワシントン大学在勤・居住 → ベインブリッジ島(ワシントン州) — 逝去時の居住地

経歴

職業
教師, 詩人, 作家
活動期間
1929年〜1963年
所属
ワシントン大学(シアトル)
影響を受けた人物
ロバート・ヒレー, ルイーズ・ボーガン, キルケゴール、ティリッヒ、ブーバー等の哲学・神学者
影響を与えた人物
シルヴィア・プラス, ジェームズ・ライト, リチャード・ヒューゴ, キャロリン・キザー, デイヴィッド・ワゴナー, ジャック・ギルバート

学歴

ミシガン大学
英文学科
学位: B.A. (magna cum laude, Phi Beta Kappa)
期間: 1925–1929
卒業年: 1929
国: アメリカ合衆国
学士(優等、Phi Beta Kappa)
ミシガン大学
英文学科(大学院)
学位: M.A.
期間: 1934–1936
卒業年: 1936
国: アメリカ合衆国
英語で修士号取得
ハーバード大学
英文学
期間: 1930年代(在学・研究)
国: アメリカ合衆国
ロバート・ヒレーらの下で学ぶが学位取得はなし

受賞歴

ピューリッツァー賞(詩)
1954
対象作品: 『The Waking』
主催: ピューリッツァー賞委員会
結果: 受賞
ナショナル・ブック賞(詩)
1959
対象作品: 『Words for the Wind』
主催: ナショナル・ブック財団
結果: 受賞
ナショナル・ブック賞(詩、没後)
1965
対象作品: 『The Far Field』
主催: ナショナル・ブック財団
結果: 受賞(没後)
ボリンジャー賞
1959
主催: ペンシルベニア大学(授与)
結果: 受賞
ゴールデン・プレート賞(Academy of Achievement)
1961
主催: American Academy of Achievement
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Waking

    『The Waking』は生と死、記憶と自己をめぐる連作詩で、自然描写と内的省察が響きあう。リズムと音の工夫に富み、精神的覚醒や変容を静かに見つめる作品群である。

    内面的探求自然記憶覚醒と変容
  1. 受賞作: 生涯業績

    温室や庭の観察を素材に、自己と自然の交わりを瞑想的に描く詩群で知られる。リズム感と音響を重視した自由詩を通じて、精神の成長や狂気と回復といった主題を深く掘り下げた。

    自然精神成長内面の探求

作品

代表作

『Open House』

1941年 詩集

初期詩集。温室や自然を描く詩が含まれ、後の作品への伏線となる。

自然幼年期の記憶自我の探求

『The Lost Son and Other Poems』

1948年 詩集

転機となった詩集。温室詩や内省的な独白が多数含まれ、作風の確立が見られる。

内省自然家族と喪失

『The Waking』

1953年 詩集

愛の詩の章を含む詩集。1954年ピューリッツァー賞受賞作で、リズム感と自然描写が際立つ。

再生自然

『Words for the Wind』

1958年 詩集

詩の集成。1959年ナショナル・ブック賞受賞。詩作の成熟がうかがえる作品群。

存在自然詠唱的リズム
映像化・舞台化
  • [音声アルバム] 『Words for the Wind: Poems of Theodore Roethke』 / Theodore Roethke (朗読) (1961)

『The Far Field』

1964年 詩集

遺作として刊行された詩集。没後の評価も高く、1965年にナショナル・ブック賞を受賞。

遠方への視線喪失と再生自然

全著作

  • 『Open House』 (1941)
  • 『The Lost Son and Other Poems』 (1948)
  • 『Praise to the End!』 (1951)
  • 『The Waking』 (1953)
  • 『Words for the Wind』 (1958)
  • 『I Am! Says the Lamb』 (1961)
  • 『Sequence, Sometimes Metaphysical』 (1963)
  • 『Party at the Zoo』 (1963)
  • 『The Far Field』 (1964)
  • 『Dirty Dinky and Other Creatures: Poems for Children』 (1973)
  • 『On Poetry and Craft: Selected Prose and Craft of Theodore Roethke』 (2001)
  • 『Straw for the Fire: From the Notebooks of Theodore Roethke, 1943–63』 (1972; 2006)

翻案

  • 短編映画『In a Dark Time: A Film About Theodore Roethke』(1964)
  • ドキュメンタリー『I Remember Theodore Roethke』(2005)
  • 戯曲『First Class: A Play About Theodore Roethke』(2007、デイヴィッド・ワゴナー作)

作風・主題

文体
叙情的でリズミカルな詩風自由詩と定型詩を自在に使い分ける自然描写に富む
頻出モチーフ
温室・植物(温室詩)内省・自己探求死と再生

健康

  • 躁うつ病(当時は躁うつ気質/manic depression)
    1930年代頃から晩年まで
    躁状態と鬱状態の波が創作活動に影響を与え、詩作の動機ともなった
  • アルコール多飲(飲酒習慣)
    生涯を通じて
    健康と私生活に悪影響を及ぼし、晩年の健康問題に寄与した
  • 心筋梗塞(致命的な発作)
    1963
    1963年に友人宅のプールで発作を起こし、死亡した

評価・遺産

20世紀アメリカを代表する詩人の一人。温室や自然のイメージ、内省性に満ちた詩風で高く評価され、教鞭をとった多くの詩人に影響を与えた。ピューリッツァー賞やナショナル・ブック賞など主要な文学賞を受賞している。

記念館・博物館

  • セオドア・ロースキー生家(Friends of Theodore Roethke Foundation) 1805 Gratiot, Saginaw, Michigan
  • Bloedel Reserve(ロースキー没地の庭園内) ベインブリッジ島(ワシントン州)

資料所蔵先

  • ワシントン大学図書館:Theodore Roethke Family Photograph Collection 等の所蔵

大衆文化への影響

  • シアトルの路地に『Roethke Mews』が命名される(1995年)
  • ワシントン大学のRoethke Auditorium(Kane Hall 130)に名を残す
  • 短編映画やドキュメンタリーが製作される(例:'In a Dark Time' 1964年)

引用

  • 私見では、ロースキーはこの国がこれまでに生み出した最も偉大な詩人である。
    出典: ジェームズ・ディッキー(インタビュー等の発言) (1976年)
  • 温室は私の人生全体の象徴であり、子宮であり、天国のような場所だ。
    出典: 歴史的記念碑の文言(ロースキーの言葉として引用)

豆知識

  • 幼少期を家族経営の温室で過ごした経験が詩の重要なモチーフとなった。
  • 1954年に『The Waking』でピューリッツァー賞を受賞した。
  • 晩年に友人のプールで心臓発作を起こし、ベインブリッジ島で死去した。