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ウォレス・スティーヴンス

ウォレス・スティーヴンス

Wallace Stevens

プロフィール

性別
男性
生誕
1879-10-02 (ペンシルベニア州レディング)
死没
1955-08-02 (コネチカット州ハートフォード) 75歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ルーテル教(生前はルーテル、晩年に報告された改宗は議論あり)
居住地歴
レディング(出生地) → ボストン(ハーバード在学・交流) → ニューヨーク市(法律実務・生活) → ハートフォード(長年の居住地・職場)

経歴

職業
詩人, 弁護士, 保険会社幹部
活動期間
1914年〜1955年
所属
ハートフォード・アクシデント・アンド・インデムニティ(The Hartford)
所属団体
アメリカ芸術文学アカデミー(会員)
影響を受けた人物
ジョージ・サンタヤナ, フリードリヒ・ニーチェ(思想的影響), ポール・クレー(絵画), ポール・セザンヌ(絵画)
影響を与えた人物
ジョン・アッシュベリー(詩人), チャールズ・ライト(詩人), デイヴィッド・ホックニー(美術家、作品に触発)

学歴

ハーバード大学(特別生/学位なし)
期間: 1897–1900(特別学生)
国: アメリカ合衆国
3年間の特別学生として在学。後にハーバード・アドボケイトに関与。
ニューヨーク・ロー・スクール
法学
学位: LLB
期間: 1900–1903
卒業年: 1903
国: アメリカ合衆国
弁護士資格取得のための学位を取得。

受賞歴

ボリンゲン賞(詩)
1949
主催: イェール大学/Bollingen賞運営団体
結果: 受賞
全米図書賞(詩)
1951
対象作品: 秋の極光(The Auroras of Autumn)
部門:
主催: National Book Foundation
結果: 受賞
全米図書賞(詩)
1955
対象作品: ウォレス・スティーヴンス詩集(Collected Poems)
部門:
主催: National Book Foundation
結果: 受賞
ロバート・フロスト・メダル(Frost Medal)
1951
主催: Poetry Society of America
結果: 受賞
ピューリッツァー賞(詩)
1955
対象作品: ウォレス・スティーヴンス詩集(Collected Poems)
部門:
主催: ピューリッツァー賞委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績

    観念とイメージの緻密な結合を特徴とする詩群が評価された。日常的対象を哲学的に処理し、言語の響きと象徴性を駆使して存在や認識を詩的に問い、代表作には『Harmonium』などがある。

    想像力認識自然哲学
  1. 受賞作: Collected Poems

    『Collected Poems』はスティーヴンスの代表作を集めた全集で、想像力と現実の関係、言語の可能性をモチーフにした詩が多く収められる。寓意的で哲学的な詩的探求が特徴的である。

    想像力現実と表象哲学的探求象徴主義

作品

代表作

ハーモニウム

1923年 詩集

スティーヴンスの処女詩集。初期の代表作を多く含み、象徴的・幻想的なイメージと哲学的思索が混在する作品群。

想像力と現実自然のイメージ言葉と秩序

キーウエストにおける秩序の観念(詩)

1934年

キーウエストの風景と歌をめぐる詩。想像力が現実を整えるという主題を扱う代表的長詩。

想像力秩序芸術と現実

秋の極光

1950年 詩集

スティーヴンス晩年の重要詩集。哲学的、瞑想的な長詩を多く含み、想像力と実在の関係を深く探る。

老いと終末想像力の役割自然と光

ウォレス・スティーヴンス詩集(詩集全集)

1954年 詩集(選集・全集)

主要詩を収めた全集。1955年にこの詩集でピューリッツァー賞を受賞。

想像力と現実宗教的・哲学的探究

全著作

  • Harmonium(1923、1930改訂)
  • Ideas of Order(1936)
  • Owl's Clover(1936)
  • The Man with the Blue Guitar(1937)
  • Parts of a World(1942)
  • Transport to Summer(1947)
  • The Auroras of Autumn(1950)
  • The Necessary Angel(エッセイ、1951)
  • Collected Poems(1954)
  • Opus Posthumous(1957、死後刊行)

翻案

  • デイヴィッド・ホックニー『The Blue Guitar』エッチング集(1977)— スティーヴンスの詩に触発

作品の翻訳

  • いくつかの詩は日本語に翻訳されている(複数の翻訳者)

作風・主題

文体
モダニズム的詩風哲学的・瞑想的で抽象的な表現洗練された音楽性と形式への配慮
頻出モチーフ
想像力と現実の緊張海や光の描写秩序づけ/作り手の怒り(maker's rage)芸術の自己言及

健康

  • 胃癌
    1955(晩年)
    1955年に診断・手術を受け、その後状態が悪化して同年8月に死去。
  • 肥満(生涯を通じての体格)
    生涯
    生涯を通じ医師から食事制限を勧められることがあった。

評価・遺産

ウォレス・スティーヴンスは20世紀アメリカを代表するモダニスト詩人の一人とされる。想像力と現実の関係をめぐる哲学的探究と洗練された詩的技法により、批評的評価と学術的関心が高く、死後も広範な影響を与え続けている。

記念館・博物館

  • ベインケ図書・原稿ライブラリー(ウォール・スティーヴンス・コレクション所蔵) コネチカット州ニューヘイブン(イェール大学)

関連学会

  • アメリカ芸術文学アカデミー(会員)
  • ウォレス・スティーヴンス協会(Wallace Stevens Society)

資料所蔵先

  • ベインケ図書・原稿ライブラリー(イェール大学)
  • ウォールレス・スティーヴンス協会アーカイブ

大衆文化への影響

  • デイヴィッド・ホックニーのエッチング集『The Blue Guitar』はスティーヴンスの詩に触発されたもの。
  • 2012年に米国の切手で顕彰。

引用

  • 詩は知性に対して抵抗しなければならない―ほとんど成功するほどに。
    出典: ウォレス・スティーヴンス(詩)

豆知識

  • 妻エルシーはメルビン・ワインマンの彫刻のモデルとなり、彼女の横顔がコインのデザインに使われた可能性があると報じられている。
  • キーウエストでアーネスト・ヘミングウェイと殴り合いになり手を負傷したと伝えられている逸話がある。
  • 生涯は保険会社の重役として働きながら詩作を続けた「昼は実務、夜は詩人」という二重生活が知られている。
  • 1955年に『Collected Poems』でピューリッツァー賞を受賞。晩年の死の直前に改宗が報告されたが議論がある。