世界・海外・国外の文学賞

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スーザン・ハウ

スーザン・ハウ

Susan Howe

プロフィール

性別
女性
生誕
1937-06-10 (ボストン(マサチューセッツ州))
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ケンブリッジ(マサチューセッツ州) → ニューヨーク(在住期) → ギルフォード(コネチカット州)

経歴

職業
詩人, 学者, 随筆家, 批評家
活動期間
1974年〜
所属
バッファロー大学(University at Buffalo)ポエティクス・プログラム(教員), アメリカ芸術科学アカデミー(会員)
所属団体
アメリカ芸術科学アカデミー(会員), アカデミー・オブ・アメリカン・ポエッツ(総長/Chancellor)
影響を受けた人物
ランゲージ・ポエッツ(チャールズ・バーンスタイン、リン・ヘイジニアン等), アーカイブ研究・歴史的資料を用いる詩学

学歴

ボストン美術学校(School of the Museum of Fine Arts, Boston)
美術
期間: 〜1961
卒業年: 1961
国: アメリカ合衆国
卒業後、ニューヨークで画家として活動

受賞歴

アメリカン・ブック・アワード
1981
主催: ボフォア・コロンブス財団
結果: 受賞
アメリカン・ブック・アワード
1986
主催: ボフォア・コロンブス財団
結果: 受賞
ボリンジャー賞(アメリカ詩)
2011
主催: イェール大学
結果: 受賞
ロバート・フロスト・メダル
2017
主催: ポエトリー・ソサエティ・オブ・アメリカ
結果: 受賞
ベルリン賞(フェローシップ)
2009
主催: アメリカ・アカデミー・イン・ベルリン
結果: フェローシップ
グッゲンハイム・フェローシップ
主催: グッゲンハイム財団
結果: 受賞(年不明)
ロイ・ハーヴェイ・ピアス賞(生涯功労)
結果: 受賞(年不詳)
アメリカ芸術科学アカデミー選出
1999
主催: アメリカ芸術科学アカデミー
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Liberties

    歴史資料や断片的な声を重ねながら、記憶と言語の層を掘り起こす実験詩集。アイルランド史や女性の声をめぐる断片が、緊張感のある構成で交差する。

    断片のあいだから、歴史のざらついた輪郭が立ち上がる。

    83ページ
    実験詩歴史記憶女性の声言語
  2. 受賞作: My Emily Dickinson

    Susan Howeの批評的随筆で、Emily Dickinsonの言語と読解の可能性を、詩と批評の境界を越えて掘り下げる。既存の読みの枠組みをほどきながら、Dickinsonの射程を広げる。

    詩と批評をまたいで、Dickinsonの声を読み直す。

    144ページ
    批評エミリー・ディキンソン詩学フェミニズム実験的散文
  1. 受賞作: 生涯業績

    テクストの断片化と歴史資料の詩的再構成を特徴とする実験的詩作全体に対する受賞。公文書や古文書などを詩の構成要素として用い、記憶と歴史のズレや言語の可能性を探ることで、現代詩の表現域を広げた。

    実験詩歴史再解釈断片化記憶テクスト研究
  1. 受賞作: Debths

    スーザン・ハウが、ポール・テックの美術、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館、初期アメリカの文献、個人的記憶を組み合わせた実験的詩集。散文、断片、コラージュが交差し、記憶と資料の奥行きを探る。

    文献の裂け目と個人の記憶から、声になりきらない歴史が浮かび上がる。

    160ページ
    実験詩アーカイブ記憶コラージュ美術と文学

作品

代表作

That This

2010年 詩

歴史的文書や断片を織り込みつつ、断続的なイメージと言語の配列で米国史や個人的記憶を探る長詩。

歴史アーカイブ記憶

Debths

2017年 詩

視覚的・散文詩的要素を含む作品群。形式実験と歴史的参照を特徴とする。

形式実験声と音歴史の断片

Souls of the Labadie Tract

2007年 詩

アーカイブ文書と詩的断章を組み合わせ、歴史的な声を再構成する実験的作品。

アーカイブ声の再構成歴史

The Midnight

2003年 詩

個人的・歴史的素材を交差させる実験的詩集。

個人史歴史的断章

The Europe of Trusts

1990年 詩

初期の選集で、ハウの歴史的関心と形式実験の萌芽を示す作品を収める。

歴史形式言語実験

全著作

  • The Europe of Trusts (1990)
  • That This (2010)
  • Debths (2017)
  • Concordance (2020)
  • Souls of the Labadie Tract (2007)
  • The Midnight (2003)
  • Pierce-Arrow (1999)
  • My Emily Dickinson (1985)
  • Spontaneous Particulars: The Telepathy of Archives (2014)

作風・主題

文体
ポストモダン的で断片化・コラージュ的な文体アーカイブ資料や歴史的テクストを編集的に組み込む実験的な詩学音響的・視覚的要素を含むレイヤー化された表現
頻出モチーフ
歴史とアーカイブ引用と書簡・記録声と音の反復エミリー・ディキンソンへの関心

評価・遺産

スーザン・ハウはアーカイブ志向の実験詩学とポストモダン的な形式実験で知られ、言語詩派や現代詩に大きな影響を与えた。学術的評価と詩的革新性の双方で高く評価されている。

関連学会

  • アメリカ芸術科学アカデミー

資料所蔵先

  • Susan Howe Papers, Yale Collection of American Literature, Beinecke Rare Book and Manuscript Library
  • Susan Howe Papers, UC San Diego Special Collections (MSS 0201)

豆知識

  • 母はアイルランド出身の劇作家メアリー・マニングで、サミュエル・ベケットと親しい関係にあったことから一時ベケットが生父ではないかという噂があったがDNA検査で否定されている。
  • 1961年に画家ハーヴェイ・クウェイトマンと結婚、その後デヴィッド・フォン・シュレーゲルと結婚し、後に哲学者ピーター・ヒューイット・ヘアと結婚した(いずれも死別)。
  • 2003年以降、音楽家デヴィッド・グラブスと共同制作を行い、複数のCDを発表している。