世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ロバート・クリーリー

ロバート・クリーリー

Robāto Kurīrī

プロフィール

性別
男性
生誕
1926-05-21 (アーリントン, マサチューセッツ)
死没
2005-03-30 (オデッサ, テキサス) 78歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
アーリントン(出生) → アクトン(育った場所) → マヨルカ島(スペイン) → ウォルドボロ(メイン州) → バッファロー(ニューヨーク州) → プロビデンス(ロードアイランド州) → マーファ(テキサス州、Lannan財団在住)

経歴

職業
詩人, 作家, 教育者, 大学教授
活動期間
1949年〜2005年
所属
ニューヨーク州立大学バッファロー校(University at Buffalo), ブラウン大学, ラナン財団(Lannan Foundation)
影響を受けた人物
チャールズ・オルソン, ロバート・ダンカン, アレン・ギンズバーグ, ジョン・ウィーナーズ, エド・ドーン

学歴

ホルダーネス・スクール
期間: 通学(予備校)
国: アメリカ合衆国
準備校として在籍
ハーバード大学
期間: 1943–1944, 1946(中断と復学)
国: アメリカ合衆国
在学したが卒業はせず
ブラック・マウンテン・カレッジ
学位: BA
期間: 1951–1955(在学・教員としても勤務)
卒業年: 1955
国: アメリカ合衆国
1955年に学士号取得
ニューメキシコ大学
学位: MA
期間: 1958–1960(在学)
卒業年: 1960
国: アメリカ合衆国
1960年に修士号取得

受賞歴

ボリンジャー賞
1999
主催: イェール大学/当該委員会
結果: 受賞
ロバート・フロスト・メダル
1987
主催: 詩人協会(Poetry Society等)
結果: 受賞
ラナン財団 生涯業績賞
主催: Lannan Foundation
結果: 受賞
ニューヨーク州詩人桂冠(Poet Laureate)
1989
主催: ニューヨーク州
結果: 任命(1989–1991)
American Academy of Arts and Sciences フェロー選出
2003
主催: American Academy of Arts and Sciences
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績

    簡潔で省略的な言語と断片的な行間を特徴とする詩群に対する生涯業績としての受賞。日常語と抑制された感情表現を通じて、愛や喪失、存在の孤独、身体と記憶の関係を掘り下げ、ブラック・マウンテンの伝統を受け継ぎつつ独自のリズムと間(ま)の感覚を確立した。

    モダニズム断片的表現個人的記憶言語実験
  1. 受賞作: The Collected Poems of Robert Creeley, 1975–2005

    Robert Creeley の 1975 年から 2005 年までの詩を集めた大部の選集。晩年の断片的で精密な声を通して、長い詩業の全体像が見えてくる。

    晩年の詩をまとめることで、Creeley の声の輪郭がいっそう鮮明になる。

    688ページ
    ロバート・クリーリー現代詩選集
  2. 第21回(2000年) 生涯功労賞

作品

代表作

For Love

1962年

1950年代の作品を集めた詩集で、クリーリーの代表作の一つ。簡潔な行と個人的なリズムを特色とする。

個人的リズム日常の断片

The Gold Diggers

1954年 短編小説 / 散文

マヨルカ滞在期に書かれた短編集。散文作品が多く含まれる。

旅行人間関係記憶

The Island

1963年 小説

小説作品。マヨルカでの交友関係などが反映されているとされる。

コミュニティ創作と実生活の交錯

The Collected Poems of Robert Creeley, 1945–1975

1982年 詩選集

初期から1975年までの詩を収めた大著。クリーリーの詩作の発展を概観できる。

形式と内容の拡張個人的声

On Earth: Last Poems and an Essay

2006年

没後に刊行された遺作集。晩年の詩と随筆を収める。

生と死回想

全著作

  • Le Fou (1952)
  • The Gold Diggers (1954)
  • For Love: Poems 1950–1960 (1962)
  • The Island (1963)
  • The Collected Poems of Robert Creeley, 1945–1975 (1982)
  • On Earth: Last Poems and an Essay (2006)

翻案

  • Creeley(ドキュメンタリー、1988)
  • Poetry in Motion(映画、1982)
  • For Will(短編、2016)
  • Black Mountain Blues(製作継続 / 2017 以降の作品)

作品の翻訳

  • En la tierra: últimos poemas y un ensayo(スペイン語訳、2008)

作風・主題

文体
簡潔で抑制された行言葉数に基づく可変的韻律(isoverbal)断片的で会話的なトーン
頻出モチーフ
個人的リズム日常の断片愛と喪失記憶と再考

健康

  • 左眼喪失(幼児期)
    幼児期(2歳頃)
    視覚に関わる身体的ハンディキャップ。作品に明確な因果関係は示されないが、幼少期の体験として伝記的に重要。
  • 慢性閉塞性肺疾患/肺気腫(晩年)
    晩年
    健康状態を悪化させ、晩年の活動や生活に影響を与えた。
  • 肺炎(死因)
    2005年(死没時)
    合併症として2005年3月30日に死去。

評価・遺産

ロバート・クリーリーはブラック・マウンテン詩人に関連する重要な詩人であり、簡潔な行と個人的なリズムを特徴とする詩作で20世紀後半のアメリカ詩に大きな影響を与えた。教育者・メンターとして後進の育成にも貢献し、学術界や詩人コミュニティで高く評価されている。

記念館・博物館

  • ロバート・クリーリー基金(Robert Creeley Foundation)

関連学会

  • アメリカ芸術科学アカデミー(フェロー選出)

資料所蔵先

  • ロバート・クリーリー・ペーパー(スタンフォード大学特別コレクション)
  • ロバート・クリーリー・ペーパー(ワシントン大学セントルイス校)
  • ロバート・クリーリー資料(サイモンフレーザー大学)
  • ロバート・クリーリー資料(コネチカット大学アーカイブ)

大衆文化への影響

  • ジャズ音楽家とのコラボレーション(Steve Swallow らと詩を音楽化)
  • ドキュメンタリーや短編映画への出演・題材化(例:Creeley, For Will)

引用

  • 静かな瞬間に私はボブが思いもよらない所で間をとるのを聞く。そんな決意。そんな心。耳もすごい。そしてアメリカの詩に彼なしでは真に先に進めない。
    出典: クラーク・クーリッジによる評(出典: Robert Creeley の記事)

豆知識

  • 2歳の時に左眼を失った。
  • 1950年代初期にスペインのマヨルカ島でDivers Pressを共同設立し、多くの詩集を刊行した。
  • 1960年代以降、ニューヨーク州立大学バッファロー校で長年教鞭をとり、1991年にはバッファロー詩学プログラムの共同設立者となった。
  • 晩年はLannan財団の招聘でマーファ(テキサス)に滞在した。