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ローレンス・モンサント・ファーリンゲッティ

ローレンス・モンサント・ファーリンゲッティ

Lawrence Monsanto Ferlinghetti

ペンネーム: ラリー・ファーリング初期の作品や署名で使用した短縮姓

プロフィール

性別
男性
生誕
1919-03-24 (ヨンカーズ(ニューヨーク州))
死没
2021-02-22 (サンフランシスコ(カリフォルニア州)) 101歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ヨンカーズ(ニューヨーク州) → パリ(フランス) — 留学・研究期間 → サンフランシスコ(カリフォルニア州)

経歴

職業
詩人, 画家, 活動家, 出版社創業者・出版人, 書店経営者, 随筆家, 劇作家
活動期間
1940年〜2021年
所属
City Lights(創設者), American Academy of Arts and Letters(会員)
所属団体
American Academy of Arts and Letters
影響を受けた人物
ケネス・レックスロス(Kenneth Rexroth), T.S.エリオット(T. S. Eliot), ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(William Carlos Williams)
影響を与えた人物
ビート詩人たち(ビート世代), サンフランシスコの文学・文化運動, 音楽家(例:フランク・ザッパ等)

学歴

マウント・ハーモン校(Northfield Mount Hermon)
期間: 〜1937
卒業年: 1937
国: アメリカ合衆国
中等教育(高校相当)を卒業
ノースカロライナ大学チャペルヒル校
ジャーナリズム
学位: B.A.
期間: 1937–1941
卒業年: 1941
国: アメリカ合衆国
学生新聞でスポーツ欄を執筆
コロンビア大学
英文学
学位: M.A.
期間: 1946–1947
卒業年: 1947
国: アメリカ合衆国
ジョン・ラスキンとターナーについての論文を執筆
パリ大学(ソルボンヌ)
比較文学
学位: Ph.D.
期間: 1947–1950s(正確年不明)
国: フランス
博士論文「近代詩における都市の象徴」を執筆

受賞歴

ロバート・カーチ賞(Robert Kirsch Award)
主催: Los Angeles Times(ロサンゼルス・タイムズ)
結果: 受賞
フロスト・メダル
2003
主催: Poetry Society of America
結果: 受賞
Literarian Award(初回受賞)
2005
主催: National Book Foundation
結果: 受賞
ジョン・チャーディ賞(John Ciardi Award)
2008
部門: Lifetime Achievement
主催: Italian Americana(ナショナル・イタリアン・アメリカン財団等関係)
結果: 受賞
ヤヌス・パンノニウス国際詩賞(Janus Pannonius Prize)
2012
主催: ハンガリー・PENクラブ
結果: 辞退(賞金の資金提供元に反対して受賞を辞退)
プレミオ・タオルミナ
1973
主催: イタリアの文学賞(団体複数)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

ア・コニーアイランド・オブ・ザ・マインド

1958年 詩集 96ページ

日常の風景やアメリカ社会の寓話的描写を通じて、ポピュリストな視点と視覚的イメージを重視した代表的詩集。1950年代のアメリカ文化や消費主義、個人の感情を扱う作品を多数収録する。

都市凡庸な日常消費主義ユーモアと悲哀
映像化・舞台化
  • [映像(朗読・ドキュメンタリー)] The Last Waltz(ドキュメンタリー内朗読) / Martin Scorsese (1978)
翻訳
  • 9言語に翻訳(代表)

Pictures of the Gone World

1955年 詩集 48ページ

初期詩集。視覚的で物語性のある詩が多く、後の作風の萌芽を示す。初版はCity LightsのPocket Poetsシリーズの一部として出版された。

視覚性都市のイメージ市民生活

全著作

  • Pictures of the Gone World(1955)
  • A Coney Island of the Mind(1958)
  • Starting from San Francisco(1961)
  • Love in the Days of Rage(1988)
  • Poetry as Insurgent Art(2007)
  • Little Boy(2019)

翻案

  • 『The Last Waltz』での詩の朗読(映像ドキュメンタリー)
  • 映画『Howl』(2010)での登場人物としての描写

作品の翻訳

  • 『A Coney Island of the Mind』は9言語に翻訳され、広く読まれている。

作風・主題

文体
口語的でポピュリスト的な詩風視覚的イメージを重視する描写ジャズ的な即興性を取り入れた自由詩
頻出モチーフ
都市(街)の風景凡庸な日常とそこに潜む寓意政治的・社会的批評視覚的モチーフ(絵画的描写)

健康

  • 間質性肺疾患
    晩年(〜2021)
    最終的な死因となった。晩年の活動に身体的制約を与えた可能性がある。

評価・遺産

ローレンス・ファーリンゲッティは、City Lights書店・出版社の創設者としてビート世代の詩人たちを世に出し、アメリカの詩と出版社文化に大きな影響を与えた。詩人としても視覚性とポピュリズムを兼ね備えた作風で広く読まれ、生涯にわたり活動を続けた。

記念館・博物館

  • アメリカ国立歴史博物館(所蔵:ファーリンゲッティのタイプライター等) ワシントンD.C., アメリカ合衆国

関連学会

  • American Academy of Arts and Letters

資料所蔵先

  • バンクロフト図書館(Lawrence Ferlinghetti Papers)

大衆文化への影響

  • 映画『The Last Waltz』での詩の朗読
  • 映画『Howl』での登場人物としての描写
  • フランク・ザッパ等の音楽家による影響言及

引用

  • もし詩人でありたいなら、黙示的な時代の挑戦に応えられる作品を作れ、たとえその意味が黙示録的に聞こえても。
    出典: Poetry as Insurgent Art(抜粋) (2007年)

豆知識

  • 1957年にアレン・ギンズバーグの詩『Howl』を出版したことで猥褻罪で起訴されたが無罪となった。
  • 2019年に100歳を迎え、サンフランシスコ市は彼の誕生日(3月24日)を「Lawrence Ferlinghetti Day」とした。
  • 2012年にハンガリーの詩賞を政治的理由で辞退した。