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第17回(2005年) 受賞受賞作: 生涯業績(短編・小説)
本賞は生涯の業績に対して贈られ、リジアは心理的精緻さと構成力に富む多数の短編・長編を発表してきた。家族や欲望、記憶といった主題を扱った作品群が世代を越えて評価された点が評価理由である。
本賞は生涯の業績に対して贈られ、リジアは心理的精緻さと構成力に富む多数の短編・長編を発表してきた。
小説短編小説
リジア・ファグンデス・テレス
リジア・ファグンデス・テレス
Lygia Fagundes Telles
ペンネーム:
リジア・デ・アゼヴェド・ファグンデス(出生名)
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1918-04-19 (サンパウロ(ブラジル))
- 死没
- 2022-04-03 (サンパウロ(ブラジル)) 103歳
- 国籍
- ブラジル
- 言語
- ポルトガル語
- 居住地歴
- サンパウロ州各地(アピアイ、アシス、イタチンガ、セルトンジーニョ等) → リオデジャネイロ(幼少期) → サンパウロ(生涯の拠点)
経歴
- 職業
- 小説家, 作家, 弁護士
- 活動期間
- 1938年〜2022年
- 所属
- ブラジル文学アカデミー(Academia Brasileira de Letras), サンパウロ州庁・Providência研究所(勤務先)
- 所属団体
- ブラジル文学アカデミー(座席16)
- 影響を受けた人物
- マシャード・デ・アシス, ポストモダニズム文学
- 影響を与えた人物
- ブラジル現代作家や女性作家の世代
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンパウロ大学(Largo de São Francisco 法学部) | 法学部 | 法学 | 法学士 | 1939–1945 | ブラジル |
サンパウロ大学(Largo de São Francisco 法学部)
法学部
/ 法学
学位:
法学士
期間:
1939–1945
卒業年:
1945
国:
ブラジル
1939年に予科(pre-law)と体育の学位取得。法学の学位は1945年取得。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1949 | アフォンソ・アリノス賞 | O Cacto Vermelho(赤いサボテン) | — | ブラジル文学アカデミー | 受賞 |
| 1965 | ジャブチ賞(Jabuti Prize) | Verão no Aquário(夏の水族館) | — | ジャブチ賞(ブラジル) | 受賞 |
| 2001 | ジャブチ賞(Jabuti Prize) | Invenção e Memória(発明と記憶) | — | ジャブチ賞(ブラジル) | 受賞 |
| 2005 | カモンイス賞 | 業績全体 | — | カモンイス賞審査委員会 | 受賞 |
| 1985 | リオブランコ勲章(指揮官) | — | — | ブラジル政府 | 叙勲 |
| 1998 | フランス芸術文化勲章(オルドル・デ・ザール・エ・デ・レトル) | — | — | フランス文化省 | 叙勲 |
| — | ガブリエラ・ミストラル教育文化功労章(グランドオフィシエ) | — | — | チリ政府 | 叙勲 |
| 2016 | ノーベル文学賞(ノミネーション) | 業績全体 | — | ブラジル作家連合(代表による推薦) | ノミネート |
アフォンソ・アリノス賞
1949
対象作品:
O Cacto Vermelho(赤いサボテン)
主催:
ブラジル文学アカデミー
結果:
受賞
ジャブチ賞(Jabuti Prize)
1965
対象作品:
Verão no Aquário(夏の水族館)
主催:
ジャブチ賞(ブラジル)
結果:
受賞
ジャブチ賞(Jabuti Prize)
2001
対象作品:
Invenção e Memória(発明と記憶)
主催:
ジャブチ賞(ブラジル)
結果:
受賞
カモンイス賞
2005
対象作品:
業績全体
主催:
カモンイス賞審査委員会
結果:
受賞
リオブランコ勲章(指揮官)
1985
主催:
ブラジル政府
結果:
叙勲
フランス芸術文化勲章(オルドル・デ・ザール・エ・デ・レトル)
1998
主催:
フランス文化省
結果:
叙勲
ガブリエラ・ミストラル教育文化功労章(グランドオフィシエ)
主催:
チリ政府
結果:
叙勲
ノーベル文学賞(ノミネーション)
2016
対象作品:
業績全体
主催:
ブラジル作家連合(代表による推薦)
結果:
ノミネート
受賞・候補エディション
作品
代表作
Porões e Sobrados
1938年 短編集初期の短編集。若年期に発表した作品群。
初期作品家族社会的風景
翻訳
- 一部作品が英訳・スペイン語等に翻訳
Praia Viva
1944年 短編集1940年代に発表された短編集。成長期の作風を示す作品。
青春人間関係
O Cacto Vermelho
1948年 短編集短編集で、1949年にブラジル文学アカデミーの賞を受賞した作品。
人間心理孤独
Ciranda de Pedra
1954年 小説女性の性や成長を扱った中期の代表作。後に複数回再版され、映像化もされた。
女性の性成長家族関係
映像化・舞台化
- [テレビドラマ] Ciranda de Pedra(テレビ化)
翻訳
- 英語等に翻訳あり
Antes do Baile Verde
1970年 短編集短編集で、女性の視点や心理を鋭く描き出す作品群。カンヌで外国女性作家賞を得た。
女性心理社会批評
As Meninas
1973年 小説1970年代初頭の軍事政権下のブラジルを背景に、3人の若い女性の物語を描く代表作。国内外で多数の賞を受賞した。
政治抑圧友情成人期の混乱
翻訳
- 英語訳(The Girl in the Photograph など)
A Disciplina do Amor
1980年 短編集/小説愛と関係性を主題とした作品で、ジャブチ賞等を受賞した。
愛人間関係
As Horas Nuas
1989年 短編集1989年刊。『年間の書』等の賞を受けた作品集。
日常孤独
全著作
- Porões e Sobrados (1938)
- Praia Viva (1944)
- O Cacto Vermelho (1948)
- Ciranda de Pedra (1954)
- Verão no Aquário (1963)
- Antes do Baile Verde (1970)
- As Meninas (1973)
- Seminário dos Ratos (1977)
- A Disciplina do Amor (1980)
- As Horas Nuas (1989)
- Invenção e Memória (2001)
- Passaporte para a China (2011)
翻案
- Ciranda de Pedra(テレビドラマ化・複数版)
- Antes do Baile Verde(短編の映像化)
作品の翻訳
- As Meninas は英語等に翻訳(例:The Girl in the Photograph)
- 主要な短編は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語などに翻訳
作風・主題
- 文体
- ポストモダニズム的要素精緻な心理描写現実と幻想の交錯
- 頻出モチーフ
- 死愛恐怖狂気女性の視点
評価・遺産
リジア・ファグンデス・テレスは20世紀およびブラジル文学史における代表的作家の一人とされ、国内外で多数の賞を受賞。カモンイス賞受賞やブラジル文学アカデミーの会員としての活動を通じて、ポルトガル語文学への顕著な貢献を残した。
関連学会
- ブラジル文学アカデミー
大衆文化への影響
- 複数の作品がテレビドラマや映像化され、ブラジル国内の文化的参照点となっている。
豆知識
- 2016年にブラジル作家連合によりノーベル文学賞にノミネートされ、98歳でのノミネートとなったと報じられた(年齢に関する資料に相違あり、没年は103歳と記録される)。
- 1938年から作品発表を開始し、長年にわたり執筆を続けた。
- ブラジル文学アカデミーの第16座に選出され、同アカデミーの初期の女性会員の一人となった。