世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

小田 実

オダ マコト

Oda Makoto

プロフィール

性別
男性
生誕
1932-06-02 (大阪)
死没
2007-07-30 (東京) 75歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
大阪(出生) → 東京(長年の居住・活動拠点) → ボストン(ハーバード留学)

経歴

職業
小説家, 平和活動家, 大学教員, 評論家
活動期間
1951年〜2007年
所属
市民連合(Beheiren:ベ平連)創設メンバー, 九条の会(初期メンバー)
所属団体
ベ平連(市民連合), 九条の会(Article 9 Association)
影響を受けた人物
古代ギリシャ哲学, 日本の戦後平和運動
影響を与えた人物
日本の反戦・平和活動家・作家世代

学歴

東京大学
文学部 / 古代ギリシャ哲学・文学専攻
国: 日本
東京大学文学部卒業。古代ギリシャ哲学・文学を専攻。
ハーバード大学
期間: 1958-
国: アメリカ合衆国
フルブライト奨学金でハーバード大学に留学(1958年)。

受賞歴

ロータス賞(文学)
1981
対象作品: 『広島』
主催: アフロ・アジア作家協会
結果: 受賞
川端康成文学賞
1998
対象作品: 『アボジを踏む』
主催: 川端康成賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 著作(随筆・小説・評論)

    国際問題、平和、人権を主題にした随筆やルポルタージュ、小説を多数発表。文学的表現と社会的実践を結びつける姿勢で、戦後日本の平和運動に関する言説に影響を与えた。

    平和国際問題社会批評ルポルタージュ

作品

代表作

『明後日の手記』

1951年 エッセイ/回想録

第二次世界大戦と朝鮮戦争での体験を題材にした初期の作品。

戦争体験記憶

『何でも見てやろう』

1961年 旅行記/エッセイ

1ドルの日銭旅でのヨーロッパ・アジア旅行を綴ったベストセラー。

異文化体験

『アメリカ』

1962年 小説

初の長編小説。アメリカに関する作品。

国際関係文化衝突

『広島』

1980年 ノンフィクション/報告文学

広島・長崎の原爆だけでなく、核実験の影響を受けたホピ族や米国の被害者についても扱った作品。

核兵器戦争の記憶被害者の声
翻訳
  • 英訳(1990年)
  • フランス語、アラビア語、イタリア語、韓国語、ロシア語への翻訳

『アボジを踏む』

1998年 小説

家族や父親像をめぐる物語で、川端康成文学賞を受賞した作品。

家族記憶世代間

『破砕の宝石(英題)』

2003年 小説

第二次世界大戦末期、南太平洋の島での日本軍と米軍の対峙を描いた作品(英訳版2003年)。

戦争生存道徳的ジレンマ

全著作

  • 『明後日の手記』
  • 『何でも見てやろう』
  • 『アメリカ』
  • 『広島』
  • 『アボジを踏む』
  • 『破砕の宝石(英題:The Breaking Jewel)』

作品の翻訳

  • 『広島』英訳(1990年)および他言語訳
  • 『破砕の宝石』英訳(2003年)

作風・主題

文体
明晰で政治的な論考的文体報告文学と小説の境界を行き来する語り
頻出モチーフ
戦争とその記憶平和・反戦旅と異文化理解被害者の声

健康

  • 胃がん
    2007年まで
    晩年の健康を蝕み、2007年に死去。

評価・遺産

小田実は作家としての業績に加え、ベトナム戦争反対運動や憲法第9条擁護活動などの平和活動で広く知られる。戦後日本の戦争記憶形成に重要な影響を与えた。

資料所蔵先

  • 小田実公式サイトおよび関連アーカイブ
  • 大学アーカイブ・個人所蔵資料(詳細不明)

大衆文化への影響

  • 『タイム』誌のアジアの英雄特集に取り上げられるなど国際的評価を受けた。
  • 追悼後には記念の平和デモが行われるなど、運動継承のシンボルとなった。

豆知識

  • 1958年にフルブライト奨学金でハーバード大学に留学した。
  • 1981年にロータス賞(アフロ・アジア作家協会)を受賞。
  • 1998年に川端康成文学賞を受賞した作品がある。
  • 2007年に胃がんで死去し、追悼行事として多くの人々が平和行進を行った。