世界・海外・国外の文学賞

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マルコム・X

マルコム・エックス

Marukomu Ekkusu

別名: Malcolm Little / el-Hajj Malik el-Shabazz / Malik el-Shabazz / Malcolm Shabazz / Omowale
ペンネーム: マリク・エル=シャバズヒッジ(聖地巡礼)後に用いたイスラム名。活動後期の公式名。, マルコム・リトル出生名。Nation of Islam 加入前の姓。, オモワレ (Omowale)アフリカ訪問時に授与されたヨルバ語の名(『帰ってきた息子』の意)。

プロフィール

性別
男性
生誕
1925-05-19 (アメリカ合衆国 ネブラスカ州 オマハ)
死没
1965-02-21 (アメリカ合衆国 ニューヨーク州 マンハッタン(オードゥボン・ボールルーム)) 39歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
イスラム教(スンニ派)
居住地歴
ネブラスカ州オマハ(出生) → ウィスコンシン州ミルウォーキー(幼少期) → ミシガン州ランシング(育成期) → ボストン/ロックスベリー(青年期) → ニューヨーク市ハーレム(活動拠点) → シカゴ(国際的活動・Nation of Islamとの関係時)

経歴

職業
活動家, 説教師, 著者, 講演者, 宗教指導者
活動期間
1946年〜1965年
所属
ネイション・オブ・イスラム(Nation of Islam), Muslim Mosque, Inc., Organization of Afro-American Unity(OAAU)
所属団体
ネイション・オブ・イスラム(元), Muslim Mosque, Inc.(創設者), Organization of Afro-American Unity(創設者)
影響を受けた人物
マーカス・ガーベイ, エリヤ・ムハンマド(Elijah Muhammad), 刑務所での読書と同房者(教育的影響)
影響を与えた人物
ブラック・パワー運動の諸指導者や若い活動家, マハマド・アリ(Muhammad Ali)などの著名人, ヒップホップ文化および多数の市民運動世代

学歴

メイソン高校(Mason High School、在学中退)
期間: 1930s–1941(中退)
国: アメリカ合衆国
高校中退。後に独学と獄中での読書で教養を深めた。

受賞歴

マルコムXデー(追悼記念)
1971
主催: 各都市の追悼・記念実行委員会
結果: 追悼・記念指定
アメリカ合衆国郵便制度 マルコム・X 切手
1999
主催: United States Postal Service
結果: 記念発行
ネブラスカ殿堂(Nebraska Hall of Fame)選出
2024
主催: ネブラスカ殿堂
結果: 選出(追贈)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Autobiography of Malcolm X

    本書は、幼少期の困難、犯罪と服役、獄中での転機、イスラムとの出会い、そして黒人解放運動への覚醒という著者の人生の軌跡を率直に語る自伝である。アメリカの人種問題に対する鋭い告発と個人の変容を描く名著。

    自伝公民権人種問題宗教

作品

代表作

マルコムX 自伝(The Autobiography of Malcolm X)

1965年 自伝 / 回想録 466ページ

マルコム・Xの生涯と思想の変遷を、本人とアレックス・ヘイリーの協力でまとめた自伝。少年期の貧困、犯罪歴、獄中での覚醒、ネイション・オブ・イスラムでの活動、巡礼後の思想変化と最終的な公的活動が描かれる。

人種正義自己再生宗教とアイデンティティパン=アフリカ主義
映像化・舞台化
  • [映画] マルコムX(Malcolm X) / Spike Lee (1992)
翻訳
  • マルコムX自伝(日本語訳)

『The Ballot or the Bullet』(演説)

1964年 演説 / 政治的声明

投票権と市民権をめぐる立場を述べた有名な演説。黒人の政治的自立と場合によっては防衛の必要性を論じた。

政治参加自己防衛人権と市民権

全著作

  • The Autobiography of Malcolm X(マルコムX自伝), 1965
  • Malcolm X Speaks: Selected Speeches and Statements, 1965
  • Malcolm X Talks to Young People, 1965
  • The Diary of Malcolm X: 1964(編者による刊行), 2013
  • 各種演説集・記録(編集版が複数)

翻案

  • 映画『マルコムX』(監督:スパイク・リー、1992)
  • 舞台、オペラ作品(例:Anthony Davis のオペラ『X, The Life and Times of Malcolm X』等)

作品の翻訳

  • 『マルコムX自伝』(日本語訳)等

作風・主題

文体
率直で力強い口語表現演説的・説得的な語り口自伝的・証言的な記述
頻出モチーフ
再生と自己変容人種差別の批判イスラム信仰の再発見アフリカへの回帰志向

評価・遺産

マルコム・Xは20世紀の最も影響力のあるアフリカ系アメリカ人の一人とされる。黒人としての誇りの回復やアフリカ系アイデンティティの再評価、米国内におけるイスラムの普及に大きく寄与した。死後も自伝・演説・映像化作品を通じて広く影響を残し、記念行事や施設、学校・通りの名称変更などで顕彰されている。

記念館・博物館

  • Malcolm X and Dr. Betty Shabazz Memorial and Educational Center ニューヨーク市マンハッタン、オードゥボン・ボールルーム 2005年開館

関連学会

  • Organization of Afro-American Unity(OAAU、組織的遺産として)

資料所蔵先

  • Schomburg Center for Research in Black Culture(マルコムX関連コレクション)
  • Robert W. Woodruff Library(アトランタ大学センター)

大衆文化への影響

  • 映画『マルコムX』(1992、スパイク・リー監督)や多数のドキュメンタリー、演劇、音楽でしばしば引用・着想源とされる。
  • ヒップホップ文化におけるアイコン化(Public Enemy 等)

引用

  • 必要ならば、どんな手段でも。
    出典: 演説「The Ballot or the Bullet」ほか (1964年)
  • 白人と黒人の区別は単なる表面的な問題ではない。人権の問題として国際化すべきだ。
    出典: 各種演説・インタビュー (1964年)

豆知識

  • ヒッジ(聖地巡礼)により宗教観・人種観が大きく変化した。
  • 自伝はアレックス・ヘイリーとの協働で編集・出版された(1965年、遺稿として刊行)。
  • 生前はFBIやNYPDから長年監視されていた。