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第29回(1950年) 受賞受賞作: The Door in the Wall
中世のイングランドを舞台に、病によって歩けなくなった少年ロビンが、困難を受け止めながら自分の道を見つけていく物語。歴史的な風俗描写と、静かな勇気をたたえる語りが印象的である。
壁の向こうにあるのは、恐れよりも先へ進むための扉。
128ページ中世成長障害勇気
マーガリート・デ・アンジェリ
マーガリート・デ・アンジェリ
Marguerite de Angeli
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1889-03-14 (ミシガン州ラピアー)
- 死没
- 1987-06-16 (ペンシルベニア州フィラデルフィア) 98歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ペンシルベニア州ウェスト・フィラデルフィア → ニュージャージー州コリングスウッド → ペンシルベニア州ジェンキンタウン → ペンシルベニア州ハバートン(マノア地区) → フィラデルフィア市ジャーマンタウン → フィラデルフィア中心部(センターシティ) → ペンシルベニア州グリーンレーン(別荘) → ニュージャージー州トムズリバー(マネーアイランド、夏の小屋) → ミシガン州ラピアー(出生地)
経歴
- 職業
- 作家, イラストレーター
- 活動期間
- 1924年〜1981年
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1950 | ニューベリー賞 | 『壁の扉』 | — | アメリカ図書館協会 | 受賞 |
| 1957 | ニューベリー・オナー | 『ブラック・フォックス・オブ・ローン』 | — | アメリカ図書館協会 | オナー |
| 1945 | カルデコット・オナー | 『ヨニー・ワンダーノーズ』 | — | アメリカ図書館協会 | オナー |
| 1955 | カルデコット・オナー | 『子守歌とナーサリーライムの本』 | — | アメリカ図書館協会 | オナー |
| 1961 | ルイス・キャロル棚賞 | 『壁の扉』 | — | 明示されていない | 受賞 |
| 1968 | レジーナ・メダル | — | — | 児童図書に関する団体(明示されていない) | 受賞 |
| 1946 | スプリング・ブック・フェスティバル賞 | 『ブライト・エイプリル』 | — | Spring Book Festival | 受賞 |
| 1958 | ペンシルベニア州功労者(Distinguished Daughter) | — | — | ペンシルベニア州 | 称号 |
ニューベリー賞
1950
対象作品:
『壁の扉』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
受賞
ニューベリー・オナー
1957
対象作品:
『ブラック・フォックス・オブ・ローン』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
オナー
カルデコット・オナー
1945
対象作品:
『ヨニー・ワンダーノーズ』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
オナー
カルデコット・オナー
1955
対象作品:
『子守歌とナーサリーライムの本』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
オナー
ルイス・キャロル棚賞
1961
対象作品:
『壁の扉』
主催:
明示されていない
結果:
受賞
レジーナ・メダル
1968
主催:
児童図書に関する団体(明示されていない)
結果:
受賞
スプリング・ブック・フェスティバル賞
1946
対象作品:
『ブライト・エイプリル』
主催:
Spring Book Festival
結果:
受賞
ペンシルベニア州功労者(Distinguished Daughter)
1958
主催:
ペンシルベニア州
結果:
称号
受賞・候補エディション
作品
代表作
『壁の扉』
1950年 児童文学・歴史小説中世イングランドを舞台に、身体的ハンディキャップを抱えながら勇気を見つける少年を描いた物語。1950年のニューベリー賞受賞作。
勇気身体的ハンディキャップ成長中世の社会
『ブライト・エイプリル』
1946年 児童文学当時としては大胆に人種差別の問題を扱った作品。フィラデルフィアのコミュニティにおける黒人の子どもが経験する偏見を描く。
人種差別寛容コミュニティ
『ヨニー・ワンダーノーズ』
1944年 児童文学好奇心旺盛なアーミッシュの少年ヨニーの日常を描いた物語。カルデコット・オナー受賞作。
好奇心伝統的生活家族
『フレンドシップとその他の詩』
1981年 詩集長年にわたり書かれた詩をまとめた詩集。作者が92歳のときに出版された最後の著作。
友情回想家庭
『ブラック・フォックス・オブ・ローン』
1956年 児童歴史小説10世紀の北海岸を舞台に、双子のヴァイキングが遭難し復讐と冒険に巻き込まれる物語。1957年ニューベリー・オナー。
冒険忠誠復讐
全著作
- 『テッドとニーナ、食料品店へ行く』 (1935)
- 『ヨニー・ワンダーノーズ』 (1944)
- 『ブライト・エイプリル』 (1946)
- 『壁の扉』 (1950)
- 『ブラック・フォックス・オブ・ローン』 (1956)
- 『フレンドシップとその他の詩』 (1981)
翻案
- 『壁の扉』:戯曲化(Arthur C. de Angeli による脚色、1968)
作風・主題
- 文体
- 親しみやすい語り口詳細な風俗描写温かみのあるイラストと文章の調和
- 頻出モチーフ
- 寛容と共感移民や地域コミュニティの生活伝統的価値と子どもの成長
評価・遺産
マーガリート・デ・アンジェリは児童文学と挿絵において幅広い影響を残した作家・イラストレーターであり、多様なコミュニティや周縁化された人々への共感を作品で伝えた。代表作はニューベリー賞やカルデコット・オナーなどを受賞し、故郷ラピアーでは図書館に名を残すなど地域的な評価も高い。
記念館・博物館
- マーガリート・デアンジェリ図書館(ラピアー地区図書館支部) ミシガン州ラピアー 1981年開館
資料所蔵先
- フィラデルフィア自由図書館 子どもの文学研究コレクション(Marguerite de Angeli 関連資料)
- デグラムンド児童文学コレクション(ミシシッピ大学)Marguerite de Angeli 資料
- ラピアー地区図書館:マーガリート・デアンジェリ資料館・アーカイブ
大衆文化への影響
- ラピアーの公立図書館支部がマーガリート・デアンジェリの名で改称される(1981)
引用
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私たちは本当はみな同じであり、誰もが寛容と思いやりを受けるに値する。
出典: 作品・テーマの要約(複数作品に共通するメッセージ) (1950年)
豆知識
- 自身の本を28冊書き、さらに他作者の本の挿絵を30冊以上手がけた。
- 1946年の『ブライト・エイプリル』は子ども向け書籍として初期に人種差別を扱った作品の一つとされる。
- 晩年の1981年にも詩集を出版し、92歳で最後の著作を発表した。
- 6人の子どもをもうけ、家庭生活と執筆活動を両立させた。