世界・海外・国外の文学賞

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マリツァ・ボドロジッチ

マリツァ・ボドロジッチ

Marica Bodrožič

プロフィール

性別
女性
生誕
1973-01-01 (クロアチア、チスタ・プロヴォ(スヴィブ))
国籍
ドイツ
言語
ドイツ語, クロアチア語
居住地歴
クロアチア(出生) → ドイツ(子供時代に移住) → ベルリン(現住所)

経歴

職業
作家, 小説家, 詩人, エッセイスト, 翻訳者, 創作講師
活動期間
2002年〜
所属団体
PENセンター・ドイツ

受賞歴

クラーニヒシュタイナー文学賞
2013
主催: ドイツ(授与団体不明)
結果: 受賞
欧州連合文学賞
2015
対象作品: 『チェリーモクの机』(Kirschholz und alte Gefühle)
主催: 欧州連合
結果: 受賞
コンラート=アデナウアー財団文学賞
2015
主催: コンラート=アデナウアー財団
結果: 受賞
ウォルター=ハーセンクレーバー文学賞
2021
主催: 授与団体不明(ドイツ)
結果: 受賞
チャミッソ詩学講座(Poetikdozentur)
2022
主催: ドレスデン(開催都市)
結果: 任命

受賞・候補エディション

作品

代表作

『ティトは死んだ:短篇集』

2002年 短篇小説集

旧ユーゴスラビアの記憶や移動、アイデンティティを巡る短篇集。

記憶移民アイデンティティ

『内なる時の賭博師』

2005年 小説

内面の時間や自我の揺らぎを描く長編小説。

時間内省

『星を継ぎ、星を染める:私の言葉への到来』

2007年 エッセイ

言葉との出会いを綴ったエッセイ集。言語と自己の関係を探る。

言語自己出自

『ホオジロコウが変わらずやって来た:詩集』

2007年 詩集

自然や記憶を主題とした詩集。

自然記憶

『風の集め人:短篇集』

2007年 短篇小説集

風や場面の断片を集めた短篇集。詩的な語りが特徴。

断片自然回想

『光のオルガン:詩集』

2008年 詩集

言葉と光、響きに着目した詩作品集。

言語

『トンボの記憶』

2010年 小説

記憶と時間、個人史を織り交ぜた作品。

記憶時間

『クインテンの刻:詩集』

2011年 詩集

静謐な筆致で日常と内面を描く詩集。

日常内面

『チェリーモクの机(原題:Kirschholz und alte Gefühle)』

2014年 小説

家族の記憶、喪失、言語の帰属を主題にした長編。欧州連合文学賞受賞作。

家族記憶喪失言語
翻訳
  • イタリア語訳:『Il tavolo di ciliegio』

『私の白い平和』

2014年 随筆/断章

内面的な平和と記憶をめぐる思索的な短文集。

平和記憶

『目の後ろの目:考察』

2015年 随想

観察と内省を中心としたエッセイ集。

観察内省

『私たちの夢の水』

2016年 小説

夢と現実、記憶の水脈をめぐる物語。

現実

『真実は誰も燃やせない:メクティルト・フォン・マクデブルクについて』

2018年 研究・エッセイ

中世の神秘家メクティルト・フォン・マクデブルクの愛の視線を論じる著作(共著的要素あり)。

中世文学宗教的愛

『鋳鉄の概念の時代における詩的理性:エッセイ』

2019年 エッセイ

現代思想と詩の関係を論じるエッセイ集。

思想

『パンサーの時代:物事の内的尺度』

2021年 エッセイ/随想

物事の内的尺度や感覚をめぐる断章的エッセイ。

感覚内的尺度

『鳥たちの仕事:魂のステノグラム』

2022年 詩/散文

鳥や魂をめぐる詩的試論。舞台化の情報あり。

自然
映像化・舞台化
  • [舞台] 『Die Arbeit der Vögel』舞台版(Berliner Ensemble)

全著作

  • 『ティトは死んだ:短篇集』 (2002)
  • 『内なる時の賭博師』 (2005)
  • 『星を継ぎ、星を染める』 (2007)
  • 『ホオジロコウが変わらずやって来た』 (2007)
  • 『風の集め人』 (2007)
  • 『光のオルガン』 (2008)
  • 『トンボの記憶』 (2010)
  • 『クインテンの刻』 (2011)
  • 『チェリーモクの机』 (2014)
  • 『私の白い平和』 (2014)
  • 『目の後ろの目』 (2015)
  • 『私たちの夢の水』 (2016)
  • 『真実は誰も燃やせない』 (2018)
  • 『鋳鉄の概念の時代における詩的理性』 (2019)
  • 『パンサーの時代』 (2021)
  • 『鳥たちの仕事』 (2022)

翻案

  • 『Die Arbeit der Vögel』の舞台化(Berliner Ensemble)

作品の翻訳

  • 『チェリーモクの机』のイタリア語訳:Il tavolo di ciliegio(Stefano Zangrando訳、2017)

作風・主題

文体
詩的で反芻的な文体エッセイと散文の境界を往復するスタイル言語に対する深い観察
頻出モチーフ
記憶言語と帰属移動と出自自然(特に鳥や水)

評価・遺産

移民的出自と言語への帰属を主題にした作品群で知られる作家。ドイツ語で執筆しながらクロアチア系のルーツを作品に織り込み、批評的に高く評価されている。欧州連合文学賞など主要な受賞歴があり、舞台化や翻訳も行われている。

関連学会

  • PENセンター・ドイツ

豆知識

  • 子どもの頃にクロアチアからドイツに移住した。
  • 主にドイツ語で執筆するが、クロアチア系の出自が作品に影響を与えている。
  • 『Kirschholz und alte Gefühle』はEU文学賞を受賞し、イタリア語訳が存在する(2017年)。
  • 2017年に『共通の言語に関する宣言 (Declaration on the Common Language)』に署名している。