世界・海外・国外の文学賞

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モーリス・メーテルリンク

モーリス・メーテルリンク

Maurice Maeterlinck

プロフィール

性別
男性
生誕
1862-08-29 (ヘント、ベルギー)
死没
1949-05-06 (ニース、フランス) 86歳
国籍
ベルギー
言語
フランス語, オランダ語
居住地歴
ヘント(出生) → パッシー(パリ) → グラース(フランス南部) → ニース(長期滞在・死去) → モンテ・エストリル(ポルトガル、第二次世界大戦期の避難) → アメリカ合衆国(訪問・活動)

経歴

職業
劇作家, 詩人, エッセイスト
活動期間
1889年〜1949年
所属
ラ・ジェーン・ベルジュイク(La Jeune Belgique), PEN International(国際ペン)
所属団体
PEN International(国際ペン)
影響を受けた人物
ヴィリエ・ド・リル=アダム, シャルル・ヴァン・ルールベフ, 象徴主義運動
影響を与えた人物
20世紀の演劇(モダニスト劇作家), クロード・ドビュッシー(『ペレアスとメリザンド』のオペラ化などを通じて), 後の劇作家(サミュエル・ベケットやハロルド・ピンターなどの評価に影響)

学歴

ヘント大学
法学部
学位: 法学位
期間: ~1885
卒業年: 1885
国: ベルギー
父の希望で法学を修めるが、文学活動へ転じた

受賞歴

ノーベル文学賞
1911
主催: スウェーデン・アカデミー
結果: 受賞
三年毎劇作文学賞(Triennial Prize for Dramatic Literature)
1903
主催: ベルギー政府
結果: 受賞
レオポルド勲章(グラン・コードン)
1920
主催: ベルギー王国
結果: 授与
フランス語への貢献に対するメダル
1948
主催: フランス学士院
結果: 授与

受賞・候補エディション

  1. 幸せの青い鳥を探す兄妹の旅を通して、身近な世界にある希望や想像力を描く幻想劇。寓話の形を取りながら、幸福を探す人間の視線そのものを見つめ直す。

    幸せを探す旅が、身近な世界の見え方を変えていく。

    247ページ
    幸福幻想劇兄妹寓話

作品

代表作

L'Intruse(侵入者)

1890年 演劇(象徴主義の短い劇)

家族が病床で死を待つ静謐な状況を描き、沈黙と運命を主題とする象徴主義的劇。

運命沈黙

Les Aveugles(盲人たち)

1890年 演劇(象徴主義)

暗闇の中で道を見失った盲人の群れを通して存在と不安を探る寓話的な劇。

存在孤立不安
映像化・舞台化
  • [オペラ] Ślepcy(室内オペラ)

Pelléas et Mélisande(ペレアスとメリザンド)

1893年 演劇(象徴主義)

儚く神秘的な恋と悲劇を描いた象徴主義の戯曲。多くの作曲家にインスピレーションを与えた。

悲劇運命神秘
映像化・舞台化
  • [オペラ] ペレアスとメリザンド(ドビュッシー作曲のオペラ) (1902)
  • [管弦楽組曲 / 劇付随音楽] Faure / Sibelius 等による付随音楽 (1898)

L'Oiseau bleu(青い鳥)

1908年 児童劇・幻想劇

幸福を求める旅を描く寓話的な童話劇で、国際的に人気を博した作品。

幸福の探求寓話想像力
映像化・舞台化
  • [舞台用付随音楽 / オペラ] 様々な作曲家による音楽化 (1908)

La Vie des abeilles(蜜蜂の生活)

1901年 随筆 / 自然誌

蜜蜂の社会と行動を観察的かつ散文的に論じたエッセイ。広く読まれた一般向けの自然誌。

自然観察共同体倫理
翻訳
  • 『蜜蜂の生活』翻訳版

Le Trésor des humbles(謙遜の宝)

1896年 エッセイ・思想集

短い随筆や思想的断章を集めた作品。『日常の中の悲劇』等の論考を含む。

静謐悲劇瞑想

全著作

  • La Princesse Maleine(王女マレーヌ)
  • L'Intruse(侵入者)
  • Les Aveugles(盲人たち)
  • Pelléas et Mélisande(ペレアスとメリザンド)
  • L'Oiseau bleu(青い鳥)
  • La Vie des abeilles(蜜蜂の生活)
  • La Vie des termites(白アリの生活)

翻案

  • 『青い鳥』を基にした舞台上演や映画化、音楽作品多数
  • 『ペレアスとメリザンド』はドビュッシーのオペラ化など音楽作品を多数生んだ

作家による翻訳

  • フランドル語からフランス語への翻訳(ルウスブロエク等)
  • シェイクスピア『マクベス』の翻訳・上演用改作

作品の翻訳

  • 『蜜蜂の生活』英訳版
  • 『青い鳥』多言語訳(英語・ドイツ語など)

作風・主題

文体
象徴主義的で詩的・瞑想的な文体静的ドラマ(静止の劇)
頻出モチーフ
運命沈黙寓話・童話的モチーフ自然観察(昆虫など)

健康

  • 神経衰弱(ニューロアスセニア/neurasthenia)
    1906頃(数年)
    抑うつや創作の停滞(数年の作家活動の停滞と一時的な作家ブロック)

評価・遺産

20世紀初頭の象徴主義を代表する作家であり、劇作における「静的ドラマ」概念を提唱した。1911年のノーベル賞受賞により国際的評価を得た一方、後年はいくつかの剽窃疑惑により評価が揺らいだ。作品は演劇・音楽・児童文学に影響を与え続けている。

関連学会

  • フランス学士院

資料所蔵先

  • 図書館(Library of Congress等の所蔵記録)
  • 各国の演劇アーカイブ・大学図書館所蔵

大衆文化への影響

  • 2008年の記念コイン(モーリス・メーテルリンク)
  • 『青い鳥』を原作とする映画・舞台・音楽作品多数

引用

  • 「多方面にわたる文学活動、特に豊かな想像力と詩的幻想によって特徴づけられる劇作を評価して」
    出典: ノーベル賞賞辞(スウェーデン・アカデミー)、1911年 (1911年)

豆知識

  • 1932年にベルギー王から伯爵の称号を与えられたが、正式な貴族登録手続きを完了しなかったため家系としての編入はされなかった。
  • 1926年刊行の『白アリの生活』はユーゲーン・マラースの研究の剽窃疑惑が生じた。
  • ジロンドン時代にベネディクト会の修道院を借り上げ、保存に寄与した。
  • 1895年から1918年まで歌手・女優ジョルジェット・ルブランと関係があり、1919年にレネー・ダホンと結婚した。
  • 1925年に死産を経験している(レネー・ダホンとの間)。