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第33回(2021年) 受賞受賞作: 生涯の業績(小説)
モザンビーク社会の変容や女性の生活、伝統的価値を主題とする小説群が評価された。口語的な語りと地域性を活かした物語で、ポルトガル語圏におけるアフリカ文学に重要な視座をもたらした生涯業績が受賞理由となった。
モザンビーク社会の変容や女性の生活、伝統的価値を主題とする小説群が評価された。
小説アフリカ文学女性と社会ポストコロニアル
パウリナ・チジアネ
パウリナ・チジアネ
Paulina Chiziane
別名:
Poulli
ペンネーム:
プーリ(親しい呼称・ニックネーム)
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1955-06-04 (マンジャカゼ(ガザ州、ポルトガル領モザンビーク))
- 国籍
- モザンビーク
- 言語
- ポルトガル語, チョピ語, ロンガ語
- 宗教
- プロテスタント
- 居住地歴
- ガザ州マンジャカゼ(出生) → マプト(幼少期以降の居住)
経歴
- 職業
- 小説家, 短編作家
- 活動期間
- 1990年〜2016年
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| エドゥアルド・モンドラーネ大学 | — | — | — | — | モザンビーク |
エドゥアルド・モンドラーネ大学
国:
モザンビーク
マプトに所在する大学で学ぶ
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2003 | Prémio José Craveirinha de Literatura(ジョゼ・クラヴェイリーニャ文学賞) | 『Niketche: 一夫多妻の物語』 | — | Prémio José Craveirinha | 受賞 |
| 2021 | Prémio Camões(カモンイス賞) | 業績全体に対して | — | Prémio Camões | 受賞 |
| 2022 | 名誉博士号(Doctor Honoris Causa) | — | — | Universidade Pedagógica | 授与 |
| 2023 | BBC 100 Women | — | — | BBC | 選出 |
Prémio José Craveirinha de Literatura(ジョゼ・クラヴェイリーニャ文学賞)
2003
対象作品:
『Niketche: 一夫多妻の物語』
主催:
Prémio José Craveirinha
結果:
受賞
Prémio Camões(カモンイス賞)
2021
対象作品:
業績全体に対して
主催:
Prémio Camões
結果:
受賞
名誉博士号(Doctor Honoris Causa)
2022
主催:
Universidade Pedagógica
結果:
授与
BBC 100 Women
2023
主催:
BBC
結果:
選出
受賞・候補エディション
作品
代表作
Balada de Amor ao Vento
1990年 小説南部モザンビークの植民地時代を背景に一夫多妻制などの社会問題を扱う長編小説の初期作。
一夫多妻制植民地支配女性の視点
Ventos do Apocalipse
1996年 小説社会的・政治的な混乱を背景にした物語。地域差や歴史的トラウマを描写する作品。
社会的混乱政治地域性
O Sétimo Juramento
2000年 小説人間関係と伝統、道徳を巡る物語。
伝統道徳関係性
Niketche: Uma História de Poligamia(ニケチェ:一夫多妻の物語)
2002年 小説一夫多妻制を中心に、女性たちの視点から家族や社会の葛藤を描く重要作。ジョゼ・クラヴェイリーニャ賞を受賞。
一夫多妻制女性の権利地域文化の差異
翻訳
- 英訳『The First Wife: A Tale of Polygamy』
O Alegre Canto da Perdiz
2008年 小説地域の伝承や個人の歴史を織り交ぜた作品。
伝承個人史
As andorinhas
2009年 小説感情や移動、変化をテーマにした作品。
移動変化
Eu, mulher: por uma nova visão do mundo
2013年 随筆/社会評論女性の視点から世界を再考するエッセイ集的作品。
フェミニズム社会思想
Ngoma Yethu: o curandeiro e o Novo Testamento
2015年 論考/文化研究伝統的治療者とキリスト教の交差点を扱う作品。
伝統医療宗教
O canto dos escravizados
2017年 小説/歴史奴隷制とその文化的遺産に向き合う物語。
奴隷制記憶
A voz do cárcere
2021年 随筆/社会評論刑務所や抑圧された声についての考察を含む近年の作品。
抑圧声
全著作
- Balada de Amor ao Vento (1990)
- Ventos do Apocalipse (1996)
- O Sétimo Juramento (2000)
- Niketche: Uma História de Poligamia (2002)
- O Alegre Canto da Perdiz (2008)
- As andorinhas (2009)
- Eu, mulher: por uma nova visão do mundo (2013)
- Por quem vibram os tambores do além? (2013)
- Ngoma Yethu: o curandeiro e o Novo Testamento (2015)
- O canto dos escravizados (2017)
- A voz do cárcere (2021)
作品の翻訳
- Niketche:英訳『The First Wife: A Tale of Polygamy』
作風・主題
- 文体
- 政治的・フェミニスト的な語り口口承文学の伝統を取り入れたストーリーテリング
- 頻出モチーフ
- 一夫多妻制女性の視点と権利南部モザンビークの文化的差異
評価・遺産
モザンビーク初の女性小説家の一人として、女性の権利や社会的問題を作品の中心に据えた重要な作家。ルソフォン世界で高く評価され、2021年にカモンイス賞を受賞し、初の黒人受賞者の一人として注目された。名誉博士号の授与やBBCのリスト選出など国際的評価も得ている。
大衆文化への影響
- BBCの100 Women(2023)に選出されるなど国際的な注目を集めた。
引用
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「植民地時代の心の中では、女性は料理か性のためにいるだけだ」
出典: El País(インタビュー記事) (2023年)
豆知識
- モザンビークで最初に小説を発表した女性作家の一人とされる。
- 2021年にカモンイス賞を受賞し、初めて同賞を受けた黒人作家の一人として注目された。
- 2016年に執筆からの引退を表明した。
- 家庭ではチョピ語とロンガ語を話して育った。