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ラバイ・アル=マドゥーン

ラバイ・アル=マドゥーン

Rabai al-Madhoun

プロフィール

性別
男性
生誕
1945 (アル=マジュダル(英領パレスチナ、現イスラエル アシュケロン付近))
国籍
パレスチナ
言語
アラビア語, 英語
居住地歴
ハンユニス(ガザ地区) → ベイルート(レバノン) → ニコシア(キプロス) → ロンドン(イギリス)

経歴

職業
ジャーナリスト, 小説家, 作家, 編集者
活動期間
1973年〜
所属
アル=シャルク・アル=アウサト(編集者), パレスチナ解放民主戦線(かつて所属)
所属団体
パレスチナ解放民主戦線(かつて)
ノミネート
2010年 国際アラブ文学賞 最終候補『テルアビブの淑女』

学歴

アレクサンドリア大学
国: エジプト

受賞歴

国際アラブ文学賞(IPAF)
2016
対象作品: 『運命たち:ホロコーストとナクバの協奏曲』
主催: 国際アラブ文学賞運営機構
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Destinies: Concerto of the Holocaust and the Nakba

    ホロコーストとナクバという二つの歴史的悲劇を対照させながら、記憶、トラウマ、和解の可能性を問う長編。複数の視点を横断し、歴史の語り直しに踏み込む。

    二つの悲劇を対照し、記憶と和解を問い直す。

    264ページ
    歴史記憶ホロコーストナクバ和解

作品

代表作

『ハンユニスの愚か者』

1977年 短編集

ガザ地区ハンユニスを舞台にした短編集。難民としての生活や日常の苦悩を描く初期作品。

難民日常の困難アイデンティティ

『パレスチナのインティファーダ』

1988年 ノンフィクション / 報告

1980年代のパレスチナ情勢やインティファーダに関する記録的な報告・論考。

政治抵抗歴史

『別離の味』

2001年 自伝的長編小説

著者自身の経験をもとにした自伝的要素の強い小説。追放、喪失、個人的記憶を扱う。

追放記憶家族

『テルアビブの淑女』

2009年 小説

パレスチナ人男性とイスラエル人女性という二つの視点を通して、歴史と個人の記憶を交差させる物語。2010年に国際アラブ文学賞の最終候補になった。

記憶和解歴史的対立
翻訳
  • 英訳(エリオット・コラ 翻訳)

『運命たち:ホロコーストとナクバの協奏曲』

2015年 小説

ホロコーストとナクバという二重の悲劇を照らし合わせ、記憶と責任、歴史の重層性を追求する大作。2016年に国際アラブ文学賞を受賞。

記憶の対話歴史の比較トラウマと和解

全著作

  • 『ハンユニスの愚か者』 (短編集, 1977)
  • 『パレスチナのインティファーダ』 (1988)
  • 『別離の味』 (自伝的小説, 2001/2011)
  • 『テルアビブの淑女』 (小説, 2009)
  • 『運命たち:ホロコーストとナクバの協奏曲』 (小説, 2015)

作品の翻訳

  • 『テルアビブの淑女』 英訳(エリオット・コラ 翻訳)

作風・主題

文体
リアリズムを基調とした筆致自伝的回想と歴史的叙述の融合政治的・社会的文脈に根ざした語り
頻出モチーフ
追放と難民の経験記憶とトラウマ歴史と個人の交差

評価・遺産

ラバイ・アル=マドゥーンはパレスチナ現代文学の重要な作家の一人であり、難民性や記憶をめぐる作品群で知られる。2016年の国際アラブ文学賞受賞により国際的な評価が高まった。

豆知識

  • 1948年のパレスチナからの追放を受けた家族の出自で、ガザ地区の難民キャンプで育った。
  • 1973年にジャーナリズムのキャリアを開始した。
  • 1970年代にはパレスチナ解放民主戦線に参加していたが、1980年に政治活動を離れ創作に専念した。
  • ロンドンを拠点に活動し、アル=シャルク・アル=アウサトの編集者を務める。