世界・海外・国外の文学賞

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ラビー・ジャベール

ラビー・ジャベール

Rabee Jaber

プロフィール

性別
男性
生誕
1972 (レバノン・ベイルート)
国籍
レバノン
言語
アラビア語
居住地歴
ベイルート(出生地・居住)

経歴

職業
小説家, ジャーナリスト, 編集者
活動期間
1992年〜
所属
アフアーク(週刊文化付録)編集者, アル=ハヤート(Al-Hayat)新聞
ノミネート
国際アラブ文学賞候補(2010) - 『アメリカ』

学歴

アメリカン大学ベイルート
理学部 / 物理学科
国: レバノン
ベイルートのアメリカン大学で物理学を学んだ

受賞歴

国際アラブ文学賞
2012
対象作品: ベルグレードのドルーズ(دروز بلغراد)
主催: International Prize for Arabic Fiction(IPAF)運営委員会
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Druze of Belgrade

    民族・宗教的境界と移動の歴史を背景に、記憶とアイデンティティを探る長編。複数の時代と場所を行き来する語りで個人史と共同体史が交差し、過去の傷とその継承を深く描写する作品。

    歴史移民宗教記憶

作品

代表作

旅するグラナダ人(رحلة الغرناطي)

2002年 小説

中世グラナダを舞台にした歴史的想像力に富む物語。記憶と移動、アイデンティティをテーマとする。

記憶歴史移動
翻訳
  • ドイツ語訳『Die Reise des Granadiners』

バイレトゥス:地下の都市(بيريتوس: مدينة تحت الأرض)

2005年 小説

架空の地下都市を描く作品。都市と記憶、複数の視点で語られる群像劇的要素を持つ。

都市記憶共同体
翻訳
  • フランス語訳(Gallimard刊)

アメリカ(أميركا)

2009年 小説

アメリカを巡る寓話的な物語。移民や疎外、帰属を描き、同名の映画『Amreeka』の元になった作品。

移民疎外帰属
映像化・舞台化
  • [映画] アムリーカ(Amreeka) / Cherien Dabis (2009)

ベルグレードのドルーズ(دروز بلغراد)

2010年 小説

歴史と個人史を織り交ぜた物語。ベルグレードに住むドゥルーズ共同体や一人の女性の半生を通して記憶と喪失を描く。

記憶コミュニティ歴史
翻訳
  • ポーランド語訳『Druzowie z Belgradu. Historia Hanny Jakuba』
  • スペイン語訳『Los drusos de Belgrado』

ホリデイ・インの鳥たち(طيور الهوليداي إن)

2011年 小説/短編集

ホテルをめぐる短編や断片を通じて現代の孤独や交流を描く作品集。

孤独出会い都市

全著作

  • 1992: Sayyid al-Atmah(سيّد العتمة)
  • 1995: Shay Aswad(شاي أسود)
  • 1996: Al-Bayt al-Akhir(البيت الأخير)
  • 1996: Al-Farasha al-Zarqa(الفراشة الزرقاء)
  • 1997: Ralf Rizqallah fi al-Mir'at(رالف رزق الله في المرآة)
  • 1997: Kuntu Amiran(كُنْتُ أميراً)
  • 1998: Nazra Akhira ala Kin Say(نظرة أخيرة على كين ساي)
  • 1999: Yusuf al-Inglizi(يوسف الإنجليزي)
  • 2002: Rahlat al-Gharnati(رحلة الغرناطي)
  • 2003: Bayrut Madinat al-'Alam: Al-Juz' al-Awwal(بيروت مدينة العالم: الجزء الأول)
  • 2005: Byretus Madinat Taht al-Ard(بيريتوس: مدينة تحت الأرض)
  • 2005: Bayrut Madinat al-'Alam: Al-Juz' al-Thani(بيروت مدينة العالم: الجزء الثاني)
  • 2006: Takrir Mehlis(تقرير مهليس)
  • 2007: Bayrut Madinat al-'Alam: Al-Juz' al-Thalith(بيروت مدينة العالم: الجزء الثالث)
  • 2008: Al-I'tirafat(الاعترافات)
  • 2009: America(أميركا)
  • 2010: The Druze of Belgrade(دروز بلغراد)
  • 2011: Birds of the Holiday Inn(طيور الهوليداي إن)

翻案

  • 小説『アメリカ』を原作とした映画『Amreeka』

作品の翻訳

  • 『旅するグラナダ人』 → ドイツ語(Die Reise des Granadiners)
  • 『バイレトゥス:地下の都市』 → フランス語(Gallimard)
  • 『ベルグレードのドルーズ』 → ポーランド語、スペイン語

作風・主題

文体
歴史とフィクションを織り交ぜる叙述比喩的かつ詩的な文体多視点の物語構成
頻出モチーフ
記憶都市(特にベイルート)移動とディアスポラ

評価・遺産

ラビー・ジャベールはレバノンを代表する現代作家の一人で、歴史と個人史を織り交ぜた作品群により国際的に評価されている。2012年に国際アラブ文学賞を受賞し、多言語へ翻訳されている。

豆知識

  • 作品はフランス語、ドイツ語、スペイン語、ポーランド語などに翻訳されている。
  • 小説『アメリカ』は映画『Amreeka』の元となった作品とされる。