世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ラジャ・ラオ

ラジャ・ラオ

Raja Rao

プロフィール

性別
男性
生誕
1908-11-08 (ハッサン(マイソール王国、英領インド))
死没
2006-07-08 (オースティン、テキサス州、アメリカ合衆国) 97歳
国籍
インド, アメリカ合衆国
言語
カンナダ語, フランス語, 英語
宗教
ヒンドゥー教
居住地歴
ハッサン(カーニャータカ州、インド) → ハイデラバード(インド) → モンペリエ、パリ(フランス) → オースティン、テキサス州(アメリカ合衆国)

経歴

職業
作家, 教授
活動期間
1938年〜1998年
所属
テキサス大学オースティン校(教授), Sri Vidya Samiti(文化復興活動に関与)
影響を受けた人物
マハトマ・ガンディー, ウパニシャッド(インド哲学), フランス文学・ヨーロッパ哲学
影響を与えた人物
インド英語文学の後続作家一般

学歴

ナザム・カレッジ(オスマニア大学)
英語・歴史
学位: BA
期間: 1920年代
卒業年: 1927
国: インド
マトリキュレーション後に在籍
モンペリエ大学
フランス語・フランス文学
期間: 1929–1932頃
国: フランス
フランス語を学ぶため渡仏
ソルボンヌ(パリ大学)
文学・比較文学(インドとアイルランド文学の影響を研究)
期間: 1930年代初期
国: フランス
インドとアイルランド文学の関係を研究
マドラス大学
英語・歴史
学位: BA
期間: 1920年代
卒業年: 1929
国: インド
アジアティック奨学金を受賞し渡欧

受賞歴

サヒティヤ・アカデミー賞
1963
対象作品: 蛇と縄(The Serpent and the Rope)
主催: サヒティヤ・アカデミー
結果: 受賞
パドマ・ブーシャン
1969
主催: インド政府
結果: 受賞
ノイシュタット国際文学賞
1988
対象作品: 業績全体
主催: Neustadt 財団
結果: 授与
パドマ・ヴィブーシャン
2007
主催: インド政府
結果: 追授/受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Serpent and the Rope(蛇と縄)

    インドの精神性と哲学的探求を主題にした長編で、東西文化の接点や自己探求を描く。神秘主義的要素と深い哲学的対話を通じて存在と結びつきの意味を問いかける物語である。

    旅と思索が重なり、自己探求の道筋がゆっくり開いていく。

    455ページ
    精神性東西文化の対話哲学アイデンティティ

作品

代表作

カンタプーラ

1938年 小説(ナショナリズム)

南インドの村カンタプーラを舞台に、村人たちの視点でガンジーの思想と独立運動が描かれる。語り手は村の老女アチャッカで、口承的な語り口でカーストや社会変革を扱う。

ガンディー主義カースト村落社会

蛇と縄

1960年 小説(半自伝的・形而上学)

ヨーロッパとインドを舞台に自己と霊的真理の探求を描く半自伝的小説。タイトルの比喩は幻(蛇)と現実(縄)を示す。

形而上学東西文化の出会い自己探求

猫とシェイクスピア(インド物語)

1965年 小説(形而上学的コメディ)

前作で提起された哲学的な問題に答える形で書かれた、形而上学的な要素を含むユーモラスな作品。

形而上学哲学的問いユーモア

全著作

  • カンタプーラ (1938)
  • 蛇と縄 (1960)
  • 猫とシェイクスピア (1965)
  • コムレード・キリーロフ (1976)
  • チェスの達人とその手 (1988)
  • 柵の牛(短編集, 1947)
  • 警官と薔薇(短編集, 1978)
  • ガンジーの道:マハトマ・ガンジーの生涯(伝記, 1998)
  • インドの意味(エッセイ, 1996)

作風・主題

文体
口承的で民族性を反映した語り口形而上学的・哲学的な叙述英語における詩的で豊富な語彙
頻出モチーフ
母の不在と孤独東西の文化的衝突と融合霊的探求

健康

  • 心不全(死因)
    2006
    2006年に自宅で心不全により死去、以後は追悼と研究保存が行われた。

評価・遺産

ラジャ・ラオはインド英語文学における重要な作家であり、形而上学的な主題とガンジー主義やインド哲学への深い造詣で高く評価される。代表作『蛇と縄』などで国内外に影響を与え、彼の業績は学術的研究やアーカイブ保存を通じて継承されている。

記念館・博物館

  • ラジャ・ラオ・アーカイブ(テキサス大学オースティン校) オースティン、テキサス州、アメリカ合衆国

資料所蔵先

  • テキサス大学オースティン校に所蔵されるラジャ・ラオ・アーカイブ

大衆文化への影響

  • ラジャ・ラオ賞(2000–2009)により南アジア系ディアスポラ文学の顕彰が行われた。

引用

  • Women is the Earth, air, ether, sound, women is the microcosm of the mind.
    出典: インタビュー/著作の引用(出典詳細不明)

豆知識

  • 9人兄弟の長男(7人の姉と1人の弟がいた)。
  • 4歳のときに母を亡くしており、母の不在は作品の反復モチーフになっている。
  • 2000年に『ラジャ・ラオ賞』が彼の名で創設され、2009年まで授与された。