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第51回(1972年) 受賞受賞作: Mrs. Frisby and the Rats of NIMH
農場の近くで暮らすネズミのミセス・フリスビーは、病気の息子を守るため移転せざるを得なくなる。助けを求めた先はかつて実験室で高度な知能を獲得したラットたち(NIMH)。秘密を抱えるラット社会と人間社会、科学の倫理、母性と勇気を織り込んだ動物視点の冒険譚。
農場の近くで暮らすネズミのミセス・フリスビーは、病気の息子を守るため移転せざるを得なくなる。助けを求めた先はかつて実験室で高度な知能を獲得したラットたち(NIMH)。秘密を抱えるラット社会と人間社会、科学の倫理、母性と勇気を織り込んだ動物視点の冒険譚。
233ページ家族動物視点科学と倫理勇気共同体
ロバート・C・オブライエン
ロバート・シー・オブライエン
Robert C. O'Brien
別名:
Robert Leslie Carroll Conly / ロバート・レスリー・キャロル・コンリー
ペンネーム:
ロバート・C・オブライエン(母方の旧姓から取った筆名。National Geographicとの契約により本名での出版が制限されていたために使用)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1918-01-11 (ブルックリン(ニューヨーク州)、アメリカ合衆国)
- 死没
- 1973-03-05 (ワシントンD.C.、アメリカ合衆国) 55歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 宗教
- アイルランド系カトリック
- 居住地歴
- ブルックリン(出生) → バージニア州(在住) → ワシントンD.C.(後年の居住地・勤務先近傍)
経歴
- 職業
- 作家, ジャーナリスト, 編集者
- 活動期間
- 1944年〜1973年
- 所属
- ナショナルジオグラフィック(編集者、ライター), ワシントン・タイムズ=ヘラルド(記者)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウィリアムズ大学 | — | — | — | 1935–1936(中退) | アメリカ合衆国 |
| ジュリアード音楽院(在学) | — | — | — | 短期間在学 | アメリカ合衆国 |
| ロチェスター大学 | — | 英文学科 | Bachelor of Arts in English | 1938–1940(在学・卒業) | アメリカ合衆国 |
ウィリアムズ大学
期間:
1935–1936(中退)
国:
アメリカ合衆国
2年目で中退
ジュリアード音楽院(在学)
期間:
短期間在学
国:
アメリカ合衆国
一時的に音楽を学ぶため在学
ロチェスター大学
英文学科
学位:
Bachelor of Arts in English
期間:
1938–1940(在学・卒業)
卒業年:
1940
国:
アメリカ合衆国
英文学の学士号を取得
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1972 | ニューべリー賞(Newbery Medal) | 『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』 | — | アメリカ図書館協会(ALA) | Winner |
| 1976 | エドガー賞(ベスト・ジュヴナイル・ミステリー) | 『Z for Zachariah』 | Best Juvenile Mystery | ミステリー作家協会 | Winner |
ニューべリー賞(Newbery Medal)
1972
対象作品:
『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』
主催:
アメリカ図書館協会(ALA)
結果:
Winner
エドガー賞(ベスト・ジュヴナイル・ミステリー)
1976
対象作品:
『Z for Zachariah』
部門:
Best Juvenile Mystery
主催:
ミステリー作家協会
結果:
Winner
受賞・候補エディション
ジェーン・アダムズ児童書賞
1回登壇
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第23回(1976年) 栄誉受賞作: Z for Zachariah
核戦争後の世界を舞台にしたサバイバル小説。生き残った者たちの間で信頼・権力・倫理が揺れ動き、人間の本質や平和の意味を鋭く問いかける作品である。
核戦争サバイバル倫理人間関係
作品
代表作
『銀の王冠』
1968年 児童文学、ファンタジー若い少女が奇妙な銀の王冠を得て冒険に巻き込まれる児童向けファンタジー。想像力と勇気を描く物語。
成長冒険勇気
『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』
1971年 児童文学、ファンタジー老いたねずみの夫婦と暮らす母ネズミ・フリスビーさんが、家族を守るために知恵を巡らせる物語。科学実験によって高い知性を得たネズミたちとの交流と倫理を描く。
家族共同体科学と倫理
映像化・舞台化
- [アニメーション映画] 『ニムの秘密』 / Don Bluth (1982)
- [アニメーション映画(続編・派生)] 『ニムの秘密2:ティミー救出』 (1998)
『グループ17からの報告』
1972年 SF、成人向け小説(意図)冷戦下の科学研究とその倫理的影響を扱う長編。著者の後期作品の一つで、成人向けを意図して執筆されたとされる。
科学と倫理権力と責任
『Zはザカライアのために』
1974年 ディストピア、ポスト黙示録核や災害後の世界で生き残った若い女性ザカライアと他者との関係を描く。生存、道徳、孤立をテーマにした物語。遺稿を基に家族が完成させて出版された作品。
生存孤立道徳的選択
映像化・舞台化
- [実写映画] 『Z for Zachariah』 / Craig Zobel (2015)
全著作
- 『銀の王冠』 (The Silver Crown) — 1968
- 『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』 (Mrs. Frisby and the Rats of NIMH) — 1971
- 『グループ17からの報告』 (A Report from Group 17) — 1972
- 『Zはザカライアのために』 (Z for Zachariah) — 1974(死後刊行)
翻案
- 『ニムの秘密』 (The Secret of NIMH) — 1982(『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』を原作)
- 『ニムの秘密2:ティミー救出』 (The Secret of NIMH 2: Timmy to the Rescue) — 1998(派生)
- 『Z for Zachariah』 — 2015(原作を基にした実写映画)
作風・主題
- 文体
- 簡潔で描写的な文体児童向けに配慮した語り口大人向け作品では緊張感のある抑制された描写
- 頻出モチーフ
- 科学と倫理の問い家族と共同体の絆サバイバルと道徳的選択
健康
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緑内障1960年代(進行)運転が困難になり、通勤時間の短縮が執筆時間の確保につながった
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心臓発作(致命的)1973年に発症1973年に心臓発作で死亡
評価・遺産
ロバート・C・オブライエンは、1971年刊の『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』で1972年ニューべリー賞を受賞し、児童文学における重要な作家として評価されている。代表作はアニメ映画『ニムの秘密』など映像化もされ、娘ジェーン・レスリー・コンリーによる続編などで作品世界が受け継がれた。晩年の遺作は死後出版され、成人向けのテーマにも挑んでいる。
資料所蔵先
- アメリカ議会図書館(作品・記録の所蔵あり)
大衆文化への影響
- 『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』は長編アニメ映画『ニムの秘密』として広く知られる
豆知識
- 筆名「ロバート・C・オブライエン」は母方の旧姓に由来し、National Geographicとの契約上の理由で使用した。
- 『Zはザカライアのために』はロバートの死後、妻サリーと娘ジェーンが彼のメモを基に完成させて出版された。
- 娘のジェーン・レスリー・コンリーが『フリスビーさんとNIMHのネズミたち』の続編を書いた。