世界・海外・国外の文学賞

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ロバート・K・マッシー

ロバート・キンロック・マッシー

Robert K. Massie

プロフィール

性別
男性
生誕
1929-01-05 (ヴェルサイユ(ケンタッキー州、アメリカ合衆国))
死没
2019-12-02 (アーヴィントン(ニューヨーク州、アメリカ合衆国)) 90歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語

経歴

職業
歴史家, 伝記作家, ジャーナリスト
活動期間
1950年〜2019年
所属
プリンストン大学(教員), タルーン大学(教員), The Authors Guild(会長を務めた)
所属団体
The Authors Guild, American Academy of Achievement

学歴

イェール大学
アメリカ研究
学位: BA
期間: 1946–1950
卒業年: 1950
国: アメリカ合衆国
学部でアメリカ研究を専攻
オックスフォード大学(ローズ奨学生)
期間: 1950s
卒業年: 1953
国: イギリス
ローズ奨学生として在学、バスケットボールチームに参加

受賞歴

ローズ奨学金
1950
結果: 受賞
ピューリッツァー賞(伝記部門)
1981
対象作品: 『ピョートル大帝:その生涯と世界』
部門: 伝記
主催: ピューリッツァー賞運営団体
結果: 受賞
Golden Plate Award
1983
主催: American Academy of Achievement
結果: 受賞
アンドリュー・カーネギー賞(ノンフィクション部門、創設年)
2012
対象作品: 『女帝カテリーナ:一人の女性の肖像』
部門: ノンフィクション
結果: 受賞
PEN/Jacqueline Bograd Weld Award for Biography
2012
対象作品: 『女帝カテリーナ:一人の女性の肖像』
部門: 伝記
主催: PEN America
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Catherine the Great: Portrait of a Woman

    ロシアの女帝エカチェリーナ2世の生涯を、人物像と帝国の変化の両面から追う伝記。個人の意志と政治の重みが、読みやすい筆致で立ち上がる。

    一人の女帝の肖像から、帝国の全体像が見えてくる。

    688ページ
    伝記ロシア史女帝帝国

作品

代表作

『ニコライ2世とアレクサンドラ:ロマノフ家最後の愛と帝政の崩壊』

1967年 伝記・歴史

ニコライ2世と皇后アレクサンドラの私的・公的な生活を描き、ロマノフ朝終焉と帝政ロシアの崩壊に光を当てる主要な伝記作品。

ロマノフ家王権と家族遺伝病(血友病)革命と没落
映像化・舞台化
  • [映画] 『ニコライとアレクサンドラ』 / Franklin J. Schaffner (1971)

『ピョートル大帝:その生涯と世界』

1980年 伝記・歴史

ピョートル大帝の生涯と統治を広範かつ詳細に描き、ロシア近代化の過程を描写した伝記。

改革と近代化権力の集中国際関係
映像化・舞台化
  • [テレビ(ミニシリーズ)] 『ピョートル大帝』 (1986)

『ロマノフ家:最終章』

1995年 歴史

冷戦後に公開された資料やDNA分析などの新情報を踏まえ、ニコライ2世らロマノフ家の最期とその後について報告する研究的著作。

歴史的検証科学と歴史(DNA)記録の再評価

『ドレッドノート:大戦への道』

1991年 軍事史・外交史

20世紀初頭の英独海軍競争とそれが第一次世界大戦勃発に与えた影響を外交史的観点から分析した著作。

軍拡競争外交と政策第一次世界大戦の起因

『鋼鉄の城:海上戦で勝利した国々』

2003年 軍事史

第一次世界大戦における海戦の役割と、海上戦略が戦争の帰趨に与えた影響を考察した研究。

海軍史戦略技術と戦争

『ジャーニー:血友病を抱える子の親として』

1975年 回想録・医療比較

著者夫妻が血友病の子を育てた経験を綴り、アメリカとフランスの医療制度の違いなども論じた共著。

家族医療制度比較障害と社会

『女帝カテリーナ:一人の女性の肖像』

2011年 伝記

ロシアの女帝カテリーナ2世の生涯を描いた伝記で、権力と私生活を織り交ぜながらその人物像を再構築する。

権力と改革女性と政治ロシア史

全著作

  • 『Nicholas and Alexandra』
  • 『Journey』
  • 『Peter the Great: His Life and World』
  • 『Last Courts of Europe: Royal Family Album, 1860–1914』
  • 『Dreadnought: Britain, Germany, and the Coming of the Great War』
  • 『The Romanovs: The Final Chapter』
  • 『Castles of Steel: Britain, Germany, and the Winning of the Great War at Sea』
  • 『Catherine the Great: Portrait of a Woman』

翻案

  • 映画『ニコライとアレクサンドラ』(1971年)
  • テレビ・ミニシリーズ『ピョートル大帝』(1986年)

作風・主題

文体
叙述的で詳細な資料に基づく伝記調学術的な裏付けと一般読者向けの可読性の両立
頻出モチーフ
ロマノフ家と皇室の人間的側面権力と家族の葛藤科学的検証(DNAなど)を用いた歴史再検討海軍・軍事力と国家間競争(20世紀前半)

健康

  • アルツハイマー病
    2010年代後半〜2019年
    晩年に認知機能の低下が進行し、活動や執筆への影響があったと報告されている。

評価・遺産

ロバート・K・マッシーはロマノフ家やロシア史に関する大衆的かつ学術的に影響力のある伝記作家として評価される。『ピョートル大帝』でピューリッツァー賞を受賞し、その作品はいくつか映像化もされた。戦史や外交史に関する著作も高く評価されている。

関連学会

  • The Authors Guild
  • American Academy of Achievement

大衆文化への影響

  • ニコライ2世を扱った著作が1971年の映画化作品の原作となる
  • 『ピョートル大帝』は1986年にテレビ・ミニシリーズ化され、エミー賞を受賞

豆知識

  • 息子が血友病を患っていたことがロマノフ家研究の動機の一つとなった。
  • 1950年代に米海軍で核標的担当として勤務していた経験がある。
  • 1987〜1991年にThe Authors Guild会長を務めた。
  • 2019年にアルツハイマー病合併症で死去した。