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ロベルト・サヴィアーノ

ロベルト・サヴィアーノ

Roberto Saviano

ペンネーム: ロベルト・エルコリーノ高校時代に週刊紙『Il Bolscevico』へ寄稿した際に使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1979-09-22 (ナポリ(イタリア))
国籍
イタリア
言語
イタリア語, 英語
宗教
ユダヤ系の家系
居住地歴
カゼルタ近郊(育った地域) → 保護下での転々とした居住(イタリア国内外) → ミラノ(名誉市民としての関係)

経歴

職業
作家, ジャーナリスト, 脚本家
活動期間
2000年〜
影響を受けた人物
ジュスティーノ・フォルトゥナート, ガエターノ・サルヴェミーニ, エリック・マラテスタ, ミハイル・バクーニン, ロッコ・スコテッラーロ, エルンスト・ユンガー, エズラ・パウンド, ルイ=フェルディナン・セリーヌ, カール・シュミット, ユリウス・エヴォラ

学歴

ナポリ大学フェデリコ2世(Università degli Studi di Napoli Federico II)
哲学部 / 哲学科
学位: Laurea(哲学)
国: イタリア
歴史学者フランチェスコ・バルバガッロのもとで学んだとされる

受賞歴

ヨーロッパ・ブック賞
2010
主催: European Book Prize運営団体
結果: 受賞
PEN/Pinter Prize
2011
主催: PEN
結果: 受賞
オロフ・パルメ賞
2011
主催: オロフ・パルメ基金
結果: 受賞(共受賞:リディア・カチョと)
名誉法学学位(honoris causa)
2011
主催: ジェノヴァ大学
結果: 授与
名誉会員(ブレラ美術アカデミー)
2009
主催: アカデミー・オブ・ファイン・アーツ・オブ・ブレラ
結果: 授与
278447 Saviano(小惑星命名)
2012
主催: マイナー・プラネット・センター
結果: 命名
Oxfam Novib/PEN 表現の自由賞
2019
主催: PEN International / Oxfam Novib
結果: 受賞
名誉市民(ミラノ)
2012
主催: ミラノ市
結果: 授与
名誉市民(フィレンツェ)
2013
主催: フィレンツェ市
結果: 授与

受賞・候補エディション

欧州書籍賞 1回登壇
  1. 受賞作: 美と地獄 (La bellezza e l'inferno / Beauty and the Inferno)

    社会の陰影と個人的体験を交えたエッセイ集。イタリア社会の不正や暴力、メディアや権力の問題を鋭く批評し、現代社会の矛盾を告発的に描き出す。

    ジャーナリズムイタリア社会組織犯罪社会批評

作品

代表作

ゴモラ(Gomorrah)

2006年 ノンフィクション/調査報道 352ページ

ナポリとカンパニア地域に巣食うカモッラの経済的・社会的実態を詳細に描き出し、組織犯罪と地域社会の関係を告発する調査報告的著作。

組織犯罪腐敗と経済南イタリアの社会構造環境被害
映像化・舞台化
  • [映画] ゴモラ(映画) / Matteo Garrone (2008)
  • [テレビドラマ] Gomorrah - La serie / Stefano Sollima, Francesca Comencini, Claudio Cupellini 等 (2014)
翻訳
  • ゴモラ(英語ほか多数)

ZeroZeroZero

2013年 ノンフィクション/国際犯罪の調査 432ページ

コカイン流通とその背後にある国際金融の仕組みを追い、麻薬取引が世界経済に与える影響を分析したルポルタージュ。

国際麻薬取引金融と資金洗浄グローバル経済
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] ZeroZeroZero(ドラマ) / Stefano Sollima, Janus Metz, Pablo Trapero 等 (2019)
翻訳
  • ZeroZeroZero(英語訳:Penguin Press)

ラ・パランツァ・デイ・バンビーニ(La paranza dei bambini)

2016年 フィクション(小説) 224ページ

ナポリの若いギャングたちを描いたフィクション。暴力と若者の生き様、犯罪が生む虚構の権力を描写する。

若年犯罪暴力地域社会の貧困
映像化・舞台化
  • [映画] Piranhas(映画) / Claudio Giovannesi (2019)
翻訳
  • 『ザ・ピラニアズ』など英語訳あり

全著作

  • Gomorra(2006)
  • ZeroZeroZero(2013)
  • La paranza dei bambini(2016)
  • Bacio feroce(2017)
  • その他エッセイ・短篇・コミック類

翻案

  • ゴモラ(映画・テレビシリーズ)、ZeroZeroZero(テレビシリーズ)、ピラニーズ(映画)

作家による翻訳

  • プラート・レヴィ『Se questo è un uomo』の朗読版(イタリア語、2013年)など

作品の翻訳

  • Gomorra → 英語ほか多数(Gomorrah)
  • ZeroZeroZero → 英語(ZeroZeroZero)
  • La paranza dei bambini → 英語(The Piranhas)

作風・主題

文体
ノンフィクションとフィクションの境界を曖昧にする語り口詳細で現地に根ざした描写調査報道的な事実記述と文学的表現の併用
頻出モチーフ
組織犯罪経済と腐敗南イタリアの風景と社会暴力と若者文化

評価・遺産

ロベルト・サヴィアーノは、カモッラなどの組織犯罪を暴露する作品で国際的な注目を浴び、表現の自由や市民的正義の象徴として評価される一方、脅迫や訴訟、盗用疑惑などの論争にも晒されている。彼の著作は映画・ドラマ化や翻訳を通じて広範な影響を持つ。

大衆文化への影響

  • Massive Attackやイタリアのラッパーらが作品や人物に言及する楽曲を発表
  • ゴモラを原作とする映画・テレビシリーズ、ビデオゲーム化
  • 小惑星278447に名前が付与

引用

  • 「読者こそが犯罪組織を困らせるのであって、私ではない。すべての新聞がそれについて語り続け、本が出版され、ドキュメンタリーが作られること──それが彼らが望まないことだ」
    出典: 『ゴモラ』より(発言) (2006年)

豆知識

  • 2006年以降、カモッラからの脅迫を受けて警察の保護下で生活している。
  • 小惑星278447に“Saviano”の名が付けられている。
  • 高校時代に『Il Bolscevico』へロベルト・エルコリーノの筆名で寄稿していた。