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ロジェ・ヴリニー

ロジェ・ヴリニー

Roger Vrigny

プロフィール

性別
男性
生誕
1920-05-19 (パリ)
死没
1997-08-16 (リール) 77歳
国籍
フランス
言語
フランス語
居住地歴
パリ → ウィリ=オ=モン(養子の村/埋葬地)

経歴

職業
小説家, 劇作家, エッセイスト, ラジオ司会者, 教授
活動期間
1950年〜1997年
所属
La Compagnie du Miroir(創設者), France Culture(司会者/パーソナリティ), Prix Renaudot(審査員)
所属団体
ルノー賞審査員
影響を受けた人物
ロベール・マレ

受賞歴

フェミナ賞
1963
対象作品: ムーガンの夜(La Nuit de Mougins)
主催: フェミナ賞選考委員会
結果: 受賞
アカデミー・フランセーズ文学大賞(Grand prix de littérature)
1989
対象作品: 生涯業績
主催: アカデミー・フランセーズ
結果: 受賞
デュマ=ミリエ賞
1983
対象作品: 『気品ある感情』(Sentiments distingués)
主催: アカデミー・フランセーズ
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

アルバン(Arban)

1954年 小説

処女長編。劇から文壇へ移行した時期の作品で、個人の内面や人間関係の微細な描写が特徴。

転換期内面の探求人間関係

ロレーナ(Lauréna)

1956年 小説

1950年代の作品。人間関係や感情の機微を繊細に描くことに重点を置いた長編。

感情の微細さ人間関係

バルベガル(Barbégal)

1958年 小説

1950年代末の作品。地域や人物の関係性を通じて存在や記憶を探る短めの長編。

記憶場所性

ムーガンの夜(La Nuit de Mougins)

1963年 小説

ムーガンの一夜を舞台に、登場人物の孤独や記憶、人生の選択を静かに描いた作品。1963年にフェミナ賞を受賞。

孤独記憶決断

夕暮れ(Fin de journée)

1968年 小説

一日の終わりをめぐるモチーフを通じ、時間の経過と人間の内面を描写する作品。

時間内面

短い人生(La vie brève)

1972年 小説

短命や脆さを主題にした作品。人生の儚さと日常の細部に目を向ける作風が表れる。

儚さ日常

なぜこの喜びか?(Pourquoi cette joie ?)

1974年 随筆/小説

タイトルが示すように喜びや存在の理由を問う作品群。哲学的な視点を織り交ぜた文体が特徴。

喜び存在論

天使が通り過ぎる(Un ange passe)

1979年 小説

日常の中で起こる小さな奇跡や人間関係の機微を描く中期の作品。

日常の奇跡関係性

気品ある感情(Sentiments distingués)

1983年 小説/随想

洗練された感受性と倫理的な考察を伴う作品。1983年にデュマ=ミリエ賞を受賞。

倫理感受性

嵐の少年(Le Garçon d’orage)

1994年 小説

1990年代前半の作品。若者と嵐(比喩的・物理的)の中での成長や試練を描く。1996年にテレビドラマ化された。

成長試練自然と人間
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 嵐の少年(テレビドラマ版) / Jérôme Foulon (1996)

盗まれた瞬間(Instants dérobés)

1996年 エッセイ/日記抜粋

1972年から1991年までの日記の抜粋で構成された晩年の著作。私的な思索や日常の断片を収める。

私的思索日常の断片

全著作

  • 1954年: Arban
  • 1956年: Lauréna
  • 1958年: Barbégal
  • 1963年: La Nuit de Mougins
  • 1968年: Fin de journée
  • 1972年: La vie brève
  • 1974年: Pourquoi cette joie ?
  • 1979年: Un ange passe
  • 1983年: Sentiments distingués
  • 1994年: Le Garçon d’orage
  • 1996年: Instants dérobés
  • 1998年: Ciel de lit et autres nouvelles(共編)

翻案

  • 嵐の少年(テレビドラマ化、1996年)
  • (関連)ラ・メタモルフォーズ(テレビ作品、1983年)

作風・主題

文体
内省的で観察的な文体控えめで洗練された語り口日常の断片に注意を向ける筆致
頻出モチーフ
孤独記憶と過去人間関係の微細な感情時間の経過

評価・遺産

ロジェ・ヴリニーは20世紀フランス文学の静かな巨匠の一人と見なされる。ラジオ番組の長年の司会や文学賞受賞(フェミナ賞、アカデミー・フランセーズの文学大賞など)を通じて影響力を持ち、内面描写と倫理的考察を伴う作風で評価された。

大衆文化への影響

  • テレビドラマ化:『嵐の少年』(Le Garçon d’orage)、1996年

豆知識

  • 1950年に小劇団「La Compagnie du Miroir」を創設し、演劇活動から文壇へ移行した。
  • 1955年にORTFで放送された「Belles Lettres」や、1966年以降のFrance Cultureでの「Matinée littéraire」など、長年にわたりラジオ番組を担当した。
  • 1963年に『La Nuit de Mougins』でフェミナ賞を受賞、1989年にアカデミー・フランセーズの文学大賞を受賞した。
  • 晩年の著作『Instants dérobés』(1996年)は1972年から1991年までの日記の抜粋で構成される。
  • ウィリ=オ=モン(Wiry-au-Mont)に埋葬されている。