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サルマ・アル=ハッファール・アル=クズバリ

サルマ・アル=ハッファール・アル=クズバリ

Salma al-Haffar al-Kuzbari

別名: سلمى الحفار الكزبري

プロフィール

性別
女性
生誕
1923-05-01 (ダマスカス(シリア))
死没
2006-08-11 (ベイルート(レバノン)) 83歳
国籍
シリア
言語
アラビア語, フランス語, 英語, スペイン語
宗教
イスラム教
居住地歴
ダマスカス(シリア) → スペイン(在外勤務) → アルゼンチン(在外勤務) → チリ(在外勤務) → レバノン(晩年)

経歴

職業
作家, 翻訳者, 文芸評論家, 伝記作家, 詩人, 女性の権利活動家
活動期間
1940年〜2006年
影響を受けた人物
マイ・ジアーデ(研究対象), ニザール・カバーニ(交友関係、文学的交流)
影響を与えた人物
現代シリア女性作家(影響を与えた)

学歴

フランシスコ会私立学校(ダマスカス)
語学(アラビア語・英語・フランス語)
国: シリア
当時女子教育が稀であった時期に就学
ベイルート・セントジョセフ大学(通信教育)
政治学 / 政治学
国: レバノン
通信教育で政治学を学ぶが学位は取得せず

受賞歴

スペイン政府勲章
1964
主催: スペイン政府
結果: 受賞
パレルモ大学 地中海文学賞
1980
主催: パレルモ大学
結果: 受賞
キング・ファイサル賞(アラビア語・文学部門)
1995
対象作品: マイ・ジアーデに関する研究など
部門: 文学
主催: キング・ファイサル財団
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

セビリアの二つの眼

1965年 小説

スペイン・アンダルシアの文化と記憶を背景に、女性の内面と移動・郷愁を描いた作品。著者の在スペイン経験が色濃く反映されている。

記憶郷愁女性の内面アンダルシア

マイ・ジアーデと天才の悲劇

1961年 ノンフィクション(伝記・文芸評論)

レバノン・パレスチナ系の女性作家マイ・ジアーデの人生と作品を17年にわたって調査した大著。女性作家の伝記研究として高く評価される。

伝記フェミニズム手紙文献の研究

青い炎:カリール・ジブラーンのマイ・ジアーデへの恋文

1979年 ノンフィクション(文献編纂)

カリール・ジブラーンがマイ・ジアーデに宛てた手紙を編纂・解説した書。広く翻訳され、注目を集めた。

手紙愛と知性文献学

ルトフィー・アル=ハッファール 1885–1968

1995年 伝記

父ルトフィ・アル=ハッファールの生涯を綴った伝記。政治史と家族史を織り交ぜた作品。

伝記政治史家族史

全著作

  • 『ハラの日記』 (1950)
  • 『欠乏』 (短編集, 1952)
  • 『隅々』 (短編集, 1955)
  • 『セビリアの二つの眼』 (小説, 1965)
  • 『苦いオレンジ』 (小説, 1974)
  • 『青い炎』 (1979)
  • 『ルトフィー・アル=ハッファール 1885–1968』 (1995)

作風・主題

文体
女性の内面を繊細に描く叙情的かつ記述的な文体回想録的手法と史料研究を融合するエッセイ的文体
頻出モチーフ
記憶と郷愁アンダルシアとイベリア世界手紙と伝記女性の自己探求

評価・遺産

サルマ・アル=ハッファール・アル=クズバリは、女性の内面を中心に据えたシリア現代文学の先駆的作家であり、マイ・ジアーデ研究やアンダルシア研究で高く評価された。国際的な表彰も受け、アラブ世界の女性史・文学研究に重要な遺産を残した。

資料所蔵先

  • ブラウン大学図書館(Salmá al-Ḥaffār Kuzbarī papers)
  • Rhode Island アーカイブ(Salmá al-Ḥaffār Kuzbarī papers)

大衆文化への影響

  • シリアのアンダルシア表象に関する学術・大衆文化研究でしばしば引用される人物

豆知識

  • 1940年にダマスカスの雑誌『Al Ahad』で初めて発表。
  • 1945年、孤児支援の慈善団体Mabarat al Taleem wa al-Muwasaat(マバラ協会)を共同設立。
  • 父ルトフィ・アル=ハッファールは1939年にシリア首相を務めた。
  • フランス語とスペイン語でも詩作を行った。
  • 1995年、キング・ファイサル賞(アラビア語・文学)を受賞。