世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ソフィア・デ・メロ・ブレイナー・アンドレセン

ソフィア・デ・メロ・ブレイナー・アンドレセン

Sophia de Mello Breyner Andresen

プロフィール

性別
女性
生誕
1919-11-06 (ポルト、ポルトガル)
死没
2004-07-02 (リスボン、ポルトガル) 84歳
国籍
ポルトガル
言語
ポルトガル語
宗教
カトリック(ローマ・カトリック)
居住地歴
ポルト(生地、幼年期) → リスボン(晩年)

経歴

職業
作家, 詩人, 翻訳者
活動期間
1944年〜2004年
影響を受けた人物
フェルナンド・ペソア, ギリシャ古典(プラトン等), ピカソ(絵画からの影響)
影響を与えた人物
現代ポルトガル詩人たち, ミゲル・ソウサ・タヴァレス(息子、作家)

学歴

リスボン大学
古典文献学(Classical Philology) / 古典学
期間: 1936–1939
国: ポルトガル
在学したが学位は取得していない

受賞歴

カモンイス賞
1999
主催: カモンイス賞選考委員会(ポルトガル語文学の賞)
結果: 受賞
ポルトガル作家協会詩歌大賞
1964
対象作品: Livro Sexto
主催: ポルトガル作家協会
結果: 受賞
テイシェイラ・デ・パスコアエス賞
1977
対象作品: O Nome das Coisas
主催: テイシェイラ・デ・パスコアエス賞選考
結果: 受賞
国際批評家協会批評賞
1983
対象作品: 全作品
主催: 国際批評家協会
結果: 受賞
キング・ディニス賞(Casa de Mateus)
1989
対象作品: Ilhas
主催: Casa de Mateus Foundation
結果: 受賞
詩歌大賞(Inasset/Inapaおよびペンクラブ)
1990
対象作品: Ilhas
主催: Inasset/Inapa、ペンクラブ
結果: 受賞
カルメスト・グルベンキアン子ども文学大賞
1992
対象作品: 児童文学全体の業績
主催: カルメスト・グルベンキアン財団
結果: 受賞
Vida Literária(文学生活)賞
1994
主催: ポルトガル作家協会(Vida Literária)
結果: 受賞
ペトラルカ名誉楯(Petrarca)
1995
主催: イタリア刊行者協会
結果: 受賞
ルイス・ミゲル・ナヴァ財団賞
1998
対象作品: O Búzio de Cós e Outros Poemas
主催: ルイス・ミゲル・ナヴァ財団
結果: 受賞
マックス・ジャコブ詩賞
2001
主催: Max Jacob Prize committee
結果: 受賞
レイナ・ソフィア賞
2003
主催: Reina Sofia Prize committee
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯業績(詩作を中心)

    ソフィア・デ・メロ・ブレイネル・アンドレセンの受賞は、詩作を中心とする生涯業績を讃えるもの。海と自然の澄んだイメージ、倫理的なまなざし、児童文学や翻訳を含む幅広い活動が、ポルトガル現代詩の代表的な声を形づくった。

    海と自然を、澄んだ詩で結ぶ。

    自然児童文学翻訳倫理

作品

代表作

Poesia

1944年

初期詩集。幼年期の記憶や家、自然への観照が表れる作品群。

幼年期自然

O Dia do Mar

1947年

海を主題にした詩集。海の光景と人間の存在や時間について詠む。

時間自然

Livro Sexto

1962年

中期の代表作の一つ。形式の厳格さと象徴的表現が強まる詩篇を含む。

記憶自然

A Menina do Mar

1958年 児童文学(童話)

海を舞台にした児童向けの物語。自然や他者との関わりをやさしく描く。

成長想像力

Ilhas

1989年

後期の詩集。島や隔絶、時間に関する瞑想的な詩を含む。

孤立時間

O Búzio de Cós

1997年

晩年の作品集。海や記憶、存在に関する詩が集められている。

記憶存在

全著作

  • Poesia (1944)
  • O Dia do Mar (1947)
  • Coral (1950)
  • No Tempo Dividido (1954)
  • Mar Novo (1958)
  • Livro Sexto (1962)
  • Contos Exemplares (1962)
  • A Menina do Mar (1958)
  • O Nome das Coisas (1977)
  • Ilhas (1989)
  • O Búzio de Cós (1997)

翻案

  • ドキュメンタリー映画『Sophia de Mello Breyner Andresen』(1969)
  • 映画『Ma femme chamada Bicho』(1978) — アンドレセンに関する作品
  • 映画『Correspondências』(2016) — 詩人たちの書簡を扱った作品

作家による翻訳

  • ダンテの翻訳(ポルトガル語への翻訳)
  • シェイクスピアの翻訳(ポルトガル語への翻訳)

作品の翻訳

  • 『Marine Rose: Selected Poems』(英語訳、Ruth Fainlight訳, 1987)
  • 『Log Book: Selected Poems』(英語訳、Richard Zenith訳, 1997)
  • 『The Perfect Hour』(英語訳、Colin Rorrison & Margaret Jull Costa訳, 2015)

作風・主題

文体
語の厳格さと階級的(ヒエラティック)な響き象徴的、比喩的表現の豊かさ旋律的で儀式性を感じさせるリズム
頻出モチーフ
家や庭(室内の記憶)時間(分割された時間と絶対時間)古典古代(ギリシャ)正義と道徳

評価・遺産

20世紀ポルトガルを代表する詩人の一人。海や家、古典的価値を通じて正義や時間、記憶を詩的に探究し、児童文学や翻訳でも重要な業績を残した。1999年にカモンイス賞を受賞し、2014年に国民的栄誉として国民霊廟に改葬された。

記念館・博物館

  • アンドレセン邸(ポルト植物園) ポルト、ポルトガル
  • リスボン水族館の詩の常設展示 リスボン、ポルトガル 2005年開館

関連学会

  • ポルトガル作家協会(Associação Portuguesa de Escritores)

資料所蔵先

  • ポルトガル国立図書館(関連資料所蔵)

大衆文化への影響

  • 映画・ドキュメンタリー(1969年の短編ドキュメンタリーなど)や2016年の『Correspondências』などで取り上げられる

引用

  • 「詩は私の宇宙の理解であり、物事と関わる方法であり、現実への参加であり、声とイメージとの出会いである。」
    出典: インタビュー / エッセイ (1993年)
  • 「私は視覚的記憶が強く、家を一部屋一部屋、家具ごとに覚えている。」
    出典: インタビュー(1993) (1993年)

豆知識

  • 1999年にカモンイス賞を受賞した最初のポルトガル人女性である。
  • 2004年に死去。2014年に遺骸が国民霊廟(National Pantheon)に改葬された。
  • ダンテやシェイクスピアのポルトガル語翻訳を手掛けたことがある。
  • 息子の一人に作家・ジャーナリストのミゲル・ソウサ・タヴァレスがいる。