世界・海外・国外の文学賞

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タト・ラヴィエラ

タト・ラヴィエラ

Tato Laviera

別名: Jesús Abraham Laviera Sánchez / Jesús Laviera Sanches / Tato
ペンネーム: タト家族や詩の活動で用いられた愛称

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-05-09 (プエルトリコ、サントゥルセ)
死没
2013-11-01 (アメリカ合衆国、ニューヨーク州マンハッタン) 63歳
国籍
プエルトリコ
言語
スペイン語, 英語, スパングリッシュ
宗教
カトリック
居住地歴
プエルトリコ・サントゥルセ(出生) → ニューヨーク市マンハッタン、ローワーイーストサイド(1960年以降) → イーストハーレム(Taino Towers、晩年の居住)

経歴

職業
詩人, 劇作家, コミュニティ活動家, 創作講師
活動期間
1970年〜2013年
所属
University of the Streets(ディレクター), Hispanic Drama Workshop(ディレクター), ラトガース大学(創作講師)
影響を受けた人物
フアン・ボリア, ヌーヨリカン運動の詩人(例:ミゲル・アルガリン)
影響を与えた人物
マルティン・エスパダ(影響を受けた可能性のあるプエルトリコ系詩人), ニコラサ・モールや以後のラティーノ詩人たち

学歴

カトリック系学校(米国)
期間: 1960年代 - 1968年頃
国: アメリカ合衆国
初等・中等教育。教師から名前の変更を勧められた経験がある。
コーネル大学
期間: 1968年前後(在籍)
国: アメリカ合衆国
在学したが学位は取得していない。
ブルックリン・カレッジ
期間: 1970年代(在籍)
国: アメリカ合衆国
在学したが学位は取得していない。

受賞歴

アメリカン・ブック・アワード
1982
対象作品: Enclave
主催: Before Columbus Foundation
結果: winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

La Carreta Made a U-Turn

1979年 80ページ

レネ・マルケスの『La Carreta』への応答として書かれた詩集。移民の家族が米国で再定住する経験と、祖国へ帰るという一方通行の物語を問い直す内容。

移民文化的アイデンティティ帰郷の神話

Enclave

1981年 64ページ

ニューヨークにおけるプエルトリコ人コミュニティを個人的な視点で描く詩集。地域の人々や日常の肖像を歌い上げる。

コミュニティ郷愁文化の継承

Mainstream Ethics—Ética Corriente

1988年 72ページ

ヒスパニックが米国社会の中で占める位置と言語・文化の価値を論じる詩作品。主流社会に対する帰属と抵抗をテーマにする。

文化的抵抗アイデンティティ言語

AmeRícan

1999年 120ページ

プエルトリコ系アメリカ人としての複合的な国籍意識を肯定する詩集。『AmeRícan』という造語を通じて島と本土の伝統の和解を描く。

二重国籍的アイデンティティ多文化主義誇り

Mixturao and Other Poems

2008年 96ページ

英語とスペイン語を自在に混ぜた詩集。ジェンダー、国境、民俗など多彩な主題を扱い、二言語文化の表現を祝う作品群。

言語の混成移民経験文化的疎外

全著作

  • La Carreta Made a U-Turn(1979)
  • Enclave(1981)
  • Mainstream Ethics—Ética Corriente(1988)
  • AmeRícan(1999)
  • Mixturao and Other Poems(2008)

作風・主題

文体
バイリンガル(英語・スペイン語/スパングリッシュ)口承的・音楽的(ボンバやプレンタのリズム)パフォーマティブな朗読重視
頻出モチーフ
二重の帰属意識言語と名前の問題移民・コミュニティの記憶

健康

  • 糖尿病
    成人期から晩年まで(2000年代に合併症が悪化)
    糖尿病の合併症により2004年に法的失明と診断され、その後の活動に影響。最終的に合併症による昏睡から死去。

評価・遺産

タト・ラヴィエラはヌーヨリカン詩の代表的存在として、米国におけるプエルトリコ系コミュニティの声を全国に届けた。バイリンガルな言語運用とパフォーマンス詩で知られ、学術・地域団体での業績と共にアーカイブ化されその遺産は保存されている。

記念館・博物館

  • Tato Laviera Theatre(改名された劇場) ニューヨーク州ニューヨーク市イーストハーレム(Taino Towers) 2014年開館

関連学会

  • ヌーヨリカン運動(文学的共同体)

資料所蔵先

  • Centro de Estudios Puertorriqueños(Hunter College)内のプエルトリコ・ダイアスポラ資料館所蔵

大衆文化への影響

  • ニューヨーク市の劇場名への顕彰、教科書やアンソロジーでの採録

引用

  • 詩の中で最も重要なのはタイトルだ。タイトルの言葉は究極の本質である。
    出典: インタビュー(William Luisとの対談等) (1992年)

豆知識

  • プエルトリコのサントゥルセ生まれで、9歳(文献によっては10歳)で家族と共にニューヨークへ移住した。
  • 1982年に『Enclave』でアメリカン・ブック・アワードを受賞した。
  • 2004年に糖尿病合併症で法的失明と診断された。
  • University of the StreetsのディレクターやHispanic Drama Workshopのディレクターを務めた。
  • 2013年、糖尿病関連の合併症によりマンハッタンで死去した。