世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ウトパル・クマール・バス

ウトパル・クマール・バス

Utpal Kumar Basu

ペンネーム: デイズ1990年代にコルカタのDoordarshanで放送された番組に関するユーモラスな批評で用いた筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1939-08-03 (バワニプール、カルカッタ(ベンガル管区、英領インド))
死没
2015-10-03 (コルカタ、西ベンガル州、インド) 76歳
国籍
インド
言語
ベンガル語, 英語
居住地歴
バハラムプール(ムルシダバード地区) → ディンハタ(クーチベハール地区) → ロンドン(イギリス) → コルカタ(西ベンガル州、インド)

経歴

職業
詩人, 作家, 短編作家, 教育者, 翻訳者, 文芸評論家
活動期間
1956年〜2015年
所属
アシュトーシュ・カレッジ(講師), ユニバーシティ・グラント・コミッション(プロジェクト・オフィサー), チトラバニ(Mass Communicationの指導に従事), セント・ザビエルズ・カレッジ(Mass Communication担当)
影響を受けた人物
アレン・ギンズバーグ, ハングリー世代(Hungry generation)運動
影響を与えた人物
若いベンガル詩人(リトルマガジン運動の詩人たち)

学歴

スコティッシュ・チャーチ・カレッジ(Scottish Church College)
国: インド
ここで執筆活動を始め、クリッティバス(Krittibas)グループと関わるようになった
プレシデンシー・カレッジ(University of Calcutta)
理学部 / 地質学科
学位: Master's (Geology)
国: インド
地質学の修士号を取得後、アシュトーシュ・カレッジで講師を務めた

受賞歴

アナンダ賞(Ananda Puraskar)
2006
対象作品: Sukh Duhkher Sathi(સુખદુઃખের সাথী)
主催: ABPグループ
結果: 受賞
ラビンドラ賞(Rabindra Puraskar)
2011
対象作品: Sukh Duhkher Sathi
主催: パシチム・バンガー・バングラ・アカデミー
結果: 受賞
サヒティヤ・アカデミー賞(Sahitya Akademi Award)
2014
対象作品: Piya Mana Bhabe(詩集)
主催: サヒティヤ・アカデミー
結果: 受賞
サヒティヤ・アカデミー翻訳賞(Sahitya Akademi Translation Prize)
2018
対象作品: カマラ・ダース詩集『Only The Soul Knows How To Sing』のベンガル語訳(事後受賞)
主催: サヒティヤ・アカデミー
結果: 受賞(事後)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Sukh-Duhkher Sathi

    『Sukh-Duhkher Sathi』は幸福と悲哀を対置しながら個人的記憶と社会的風景を織り交ぜる詩集である。都市と田園の断片、日常の細部、内面の省察を通じて近代生活の孤独や連帯を静かに描写する。比喩と余白を生かした自由詩が中心で、感覚的なイメージが豊富に用いられている。

    記憶都市生活幸福と悲哀近現代詩

作品

代表作

চৈত্রে রচিত কবিতা(チョイトレ・ロチト・コビタ)

1956年 詩集

最初の詩集。独自の語法と形式の実験が示され、若い詩人グループとの関わりが始まった作品。

神秘主義客観的観察日常のモチーフ

পুরী সিরিজ(プリー・シリーズ)

1964年 詩集(旅行詩)

旅行詩として知られる短い連作。詩的語法の革新が高く評価され、後続の詩人に影響を与えた。

場所性風景の記述

আবার পুরী সিরিজ(アバー・プリー・シリーズ)

1978年 詩集(旅行詩)

Puri Seriesの続編的作品。簡潔な形式で新たな言語の可能性を探る。

記憶観察

নরখাদক(ナルクハドク)

1970年 短編小説集

短編小説集。物語や人物像を通じて社会や人間の機微を描く作品群。

社会批評人間描写

Piya Mana Bhabe(পিয়া মানে ভেবে)

2014年 詩集

晩年の詩集で、深い成熟と簡潔な言語で人間や感情を描写した作品群。サヒティヤ・アカデミー賞を受賞。

成熟内省人間関係

全著作

  • চৈত্রে রচিত কবিতা(チョイトレ・ロチト・コビタ)
  • পুরী সিরিজ(プリー・シリーズ)
  • নরখাদক(ナルクハドク)
  • আবার পুরী সিরিজ(アバー・プリー・シリーズ)
  • লোচনদাস কারিগর(ロチョンダス・カリガル)
  • খন্ডবৈচিত্র্যের দিন(クハンドボイチトロル・ディン)
  • শ্রেষ্ট কবিতা(シュレシュト・コビタ)
  • ধূসর আতাগাছ(ドゥスル・アタガチ)
  • সলমা জরির কাজ(サルマ・ジョリール・カージ)
  • কহবতীর নাচ(コハボティール・ナチ)
  • নাইটস্কুল(ナイトスクール)
  • তুসু আমার চিন্তামনি(トゥス・アマル・チンタモニ)
  • মীনযুদ্ধ(ミーンユッダ)
  • বক্সিগঞ্জে পদ্মাপাড়ে(ボクシグンジェ・パドマパレ)
  • অন্নদাতা জোসেফ(アンナダタ・ジョセフ)
  • সুখদুঃখের সাথী(スフドゥッケル・サティ)
  • পিয়া মানে ভেবে(ピヤ・マネ・バベ)
  • বেলা একোনোর রোদ(ベラ・エガロタール・ロド)
  • বাবা ভয় করছে(ババ・ボイ・コルチェ)

作家による翻訳

  • カマラ・ダース詩集のベンガル語訳
  • アイヤッパ・パンニカルの作品翻訳
  • ミゾの詩歌集の翻訳(サヒティヤ・アカデミー向け編集)

作風・主題

文体
簡潔で客観的な観察を重視する文体神秘主義的要素を含むが叙情主義を避ける実験的な語法と形式の模索
頻出モチーフ
日常の物都市と風景記憶

健康

  • 長期の病気(詳細不明)
    晩年(死去前)
    療養と活動の制限があり、最終的に死去に至った

評価・遺産

ウトパル・クマール・バスはモダン・ベンガル詩における重要な先駆者とされる。旅行詩や実験的な語法で後進の詩人に大きな影響を与え、リトルマガジン運動や若い詩人たちのインスピレーションとなった。多数の賞を受賞し、ベンガル文学の重要な位置を占める。

関連学会

  • サヒティヤ・アカデミー(受賞機関)

引用

  • 「形式の進化は急速かつ連続的でなければならないが、概念はゆっくりと進化するかもしれない、百年に一度かもしれない。」(『ধূসর আতাগাছ』より)
    出典: 詩集・随筆『ধূসর আতাগাছ』 (1994年)

豆知識

  • 1960年代にアレン・ギンズバーグとコルカタで出会い、親交を持った。
  • 1964年から1977年まで約14年間ロンドンに滞在し、社会主義団体と関わった。
  • 妻サンタナは英文学の講師で、長年教育に携わった。妻は2018年に死去した。
  • 息子フィローズは英語の助教授として教鞭を取っている(MCKV Institute of Engineering, Howrah)。
  • 2006年アナンダ賞、2011年ラビンドラ賞、2014年サヒティヤ・アカデミー賞を受賞している。
  • 死後も翻訳作品で事後にサヒティヤ・アカデミー翻訳賞(2018年)を受賞。